最近は、葉書以外は郵便局に出向いて郵便料金を支払うことにしている。
理由は、封書の場合、重量で料金が変わるからだ。
また、最近の郵便料金の価格が1円単位になっているので、切手を買うと端数が出てしまうことも理由の一つだ。
来月になると年賀状が発売される。
値上がりしているらしいが、具体的に幾らなのかが判らない。
普通の葉書の価格は判るのだが、年賀状は印刷やキャラクター商品はいくらになるのか判らない。
昨年は年賀状を出したが、2020年以降は年賀状を出していない。
父が2020年に亡くなったのを機に年賀状を出さなくなったのだ。
しかし、昨年は20枚ほど購入して、10人前後に年賀状を出した。
年賀状を出す理由は、自分が未だ生きていることを報せるためだ。
若い頃は数十枚の年賀状を、プリントゴッコという簡易印刷機でカラー印刷していた。
宛名はパソコンでインクジェットのプリンターで印刷した。
主に仕事関係の人に出していた。
今ではそういった関係の人は無く、存命確認の相手にしか出さない。
先日、年賀状終いという事がTVで報道されていた。
墓終いは4年前にしたが、年賀状終いは知らなかった。
今回の年賀状で最後にする旨を記載するらしい。
郵便で亡くなるサービスに電報というモノも無くなるらしい。
葉書、電報は何れ消滅すると思っていた。
年賀状は何処で印刷されるのか。
数年前に凸版印刷という企業で年賀葉書の印刷と発送の管理をする仕事をしたことがある。年賀状は総ての葉書に個別の番号が記載されている。
そしてその総てが何処に配送され、どの企業に渡っているかを管理する仕事だ。
郵便局の担当部門からテキストデータで年賀葉書のデータが送られてくる。
年賀葉書の固有番号と何処に送られるか、何時届くのかと言うデータが一回の処理で数千万件処理するのだ。
私が参入するまで、Excelでその仕事をやろうとしていた。
勿論、テキストデータから対象のデータを抽出するのだが、そうした事を行う技術が無かったようで、殆ど手つかずの状態だった。
そこで、私が呼ばれたのだ。
Accessというデータベースでも数千万件を一気に扱うことは出来ない。
VBSアプリで正規表現ツールを作成し、対象データのみを抽出して処理する事を試みた。
すると、一回の処理件数は数万件程度になったので、Accessで管理帳票を作成する事が出来た。
今はそんな管理をする事も必要ないかも知れない。
何故、葉書などの郵便物が減ったのか。
原因はスマートホンの普及だろう。
ガラパゴス携帯電話時代でも、郵便物の現象はあったが、スマートホンになると、人とのコミュニケーションが常にリアルタイムで行われる様になった。
企業でも契約書や請求書などの電子化が進み、郵送する書類が無くなっている。
時間差で届く葉書や封書などは、私生活でも仕事でも必要が無くなったのだ。
慣例廃止の波も大きい。
企業間での挨拶などが廃れて、年賀状や暑中見舞いなどが無くなったのだ。
日本郵政は郵便代お値上げで郵便事業を続けて行くつもりなのだろうが、値上げをした結果、更に郵便物は減ると思われる。
高い郵送料を支払って慣例を続けるメリットは今の社会には無い。
完全に郵便時御意が無くなるかは判らない。
しかし、ここ数年で郵便事業の大きな変革が予想される。
貯金事業は若しかしたら、民間の金融事業者に吸収されるかも知れない。
郵便事業も貨物事業の一部になり、郵便法自体が無くなる可能性もある。
今まで以上にデジタル化が進み、紙媒体での通信はほぼ皆無に成るかも知れない。
そうなると、FAXなども消えゆく運命かも知れない。
郵便事業は値上げをした今年が、大幅に衰退する切っ掛けの年になるかも知れない。
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