医療従事者が１０年早く昇進した話

　政府は２４日、新型コロナウイルスワクチンの年代別接種率を初めて公表した。５０代で少なくとも１回打ったのは２２日時点で７４・７％なのに対し、１０代では３７・３％と年齢が下がるほど接種率も下がる傾向があることが明らかになった。

　河野太郎行政改革担当相は記者会見で「２０代、３０代で１回目接種を終えたのはおおむね５割となり、若い世代も順調に進んでいる」と述べた。

　公表資料によると、１回の接種を終えた２０代は４７・４％、３０代は５１・６％、４０代は６２・３％、６０〜６４歳は８２・２％だった。

　先行して始まった６５歳以上は、おおむね希望者への接種が完了したとみられ、１回接種は９１・０％、２回完了は８９・５％に達した。

　このほかにシステムへの未入力分が約１千万回分あるといい、河野氏は実際には１回接種が２０代で５４％、３０代で５８％ぐらいに達すると推測している。データは近く、首相官邸のウェブサイトで公表する予定。