2012年07月11日
スパイスは、薬
インドの家庭には、台所に必ずスパイスボックスがそろってます。
これで主婦は食事を作るからです。
しかし、このスパイスボックスは、いざとなると、薬草ボックスに早変わりします。
食欲が低下したときは、クミンと塩、ヨーグルト、米を混ぜると食欲増進薬に早変わりします。
アーユルヴェーダの優れた点は、すべての植物や食品の作用を、ドーシャという体内エネルギーへの作用の観点から理解して使っている事です。
スパイスやハーブ、果物、野菜が、身体のバランスにどのように影響するかを理解して、正しい使い方をすることで、副作用なく安全に活用できるのです。
アーユルヴェーダの古典(チャラカ・サンヒター)に、
「正しい食物をとることが人間を健康に発育させる唯一の方法です。また、正しくない食物を取ることが病気の原因です」とあります。
つまり、食物は、身体だけではなく心や人格にも影響するものであり、医薬と同等だというものです。
これが、アーユルヴェーダの医食同源の原理です。
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