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2016年06月07日

長女は覚えていた

2歳になった次男くんが左側で、私が真ん中、長女が右側。

我が家の寝る時の配置です。

夫は長女の隣です。

長男は、布団の向きを変えて少し離れて寝ています。

最近は、長女に子守歌を歌ってあげることができていませんでした。

次男くんに授乳していたり、卒乳後は専ら次男くんの好きなアンパンマンを歌っていたからです。

そんな日々の中、次男くんが長女よりも先に寝てしまうという夜がありました。

その夜は長女が珍しくぐずっていたので、

「何か、お歌を歌おうか。」

と私が言うと、長女は暗闇の中で頷いていました。

「何を歌おう?」

と、私は長女に聞きました。

すぐに、長女に歌ってあげる歌が思いつかなかった為です。

しかし長女の方はすぐにこう答えました。

「ゆりかごがいい。」


と。

ゆりかごとは「ゆりかごの歌」という子守歌です。

長女は、寝かしつけでこの歌が一番好きでした。

この歌を歌うと、長女は寝つきが良かったのを覚えています。

私は、すぐに思い出せなかったことを、長女に申し訳なく思いました。

暗闇の中で歌い始めると、懐かしくて涙が出ました。

泣いていることを長女に気づかれないように、声が震えないように気を遣いました。

やがて長女は寝入り、私は歌うのを止め、その寝息を聞いていました。

私が忘れてしまっていても、長女の中で持っていてくれた「記憶」。

共有した時間の記憶を分かち合えて、私の中と違う場所でその記憶が生きていてくれたことに、子育ての喜びを感じました。




長女のことを、心から愛おしいと思った夜でした。









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