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posted by fanblog

2014年11月17日

トイストーリー1について

この作品の面白いところは、明確な敵が出てこず、勧善懲悪が主軸のストーリーでないところです。

ウッディ達が危険に晒されるという意味では、シドが敵役にあたりますが、シドははっきりとした「悪」ではなく、「おもちゃを大切に遊ばない子ども」の域を出ることはありません。

なので主人公のウッディは、シドを懲らしめる「ヒーロー」ではあるんですが、ヒーローの活躍する輝かしい部分よりも、ウッディの人間臭くて短所もあるキャラクターが活きています

分かりやすい勧善懲悪なストーリーでなく、主人公自身が欠点をさらけ出し、失敗しながら成長(おもちゃですが・・・)していく姿が、とても好きです。

ウッディは、アンディの一番のお気に入りの座を奪われたことに焼きもちを焼き、新しいお気に入りであるバズを狭い隙間に落とそうと画策しますが失敗して、バズは窓から外に落ちてしまいます。
そのことが他のおもちゃ達にばれ、ウッディはおもちゃ仲間から半ば追放されたような状況に陥ります。

ウッディが焼きもちを焼いて意地悪しようとする姿は、まるで人間の子どものようです。

子ども達はこの姿に共感し、ウッディを自分自身に重ねて観ているのではないでしょうか。

しかしウッディは、仲間が窮地に陥ると素晴らしい指揮力を発揮して、危機を切り抜けます。

その姿は大人の様に頼もしくて、物凄くカッコイイです。
子どもっぽくて大人のように頼もしいウッディは、本当に魅力的なキャラクターだと思います。

トイストーリー1は、このウッディの魅力が大きく出ている作品だと思います。

ウッディが焼きもちを焼く相手バズや、スリンキーやポテトヘッドなど、しっかりと各々の考えを持ったおもちゃたちが、ストーリーの土台をしっかりと支えています。

主人公でありながら完璧でない、そんな人間くさいウッディが大好きです。

何度観ても面白い作品のひとつです。

お勧めです!!







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