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2017年08月16日

「カーズ クロスロード」を観ました。

お久しぶりです。
4月から仕事をし、目の回る毎日・・・。
色々書きたい事はありますが、まずは夏休み、子供たちと見に行った映画のことを書こうと思います!

ネタバレ含みますので、これから観ようと思っている方は注意してくださいね。

さて、カーズと言えば、「2」が8歳長男が2歳半の時に見に行った初めての映画で、このシリーズは思い出深いものがあります。

結論からいいますと、カーズ3である「カーズ クロスロード」は「じわじわくる名作」だと感じました。
理由は、下記に書いていきたいと思います。(わかりやすいので「3」と書きますね)

「1」から振り返りますが、「1」はマックィーンが主役の話です。
天才新人レーサーのマックィーンは、「なんでも一人でやれる」と、驕り高ぶっており、本当の友達が一人もいない。そんな中、偶然ラジエータースプリングスという町に迷い込み、素朴な町の住人たちや、、親友と言ってくれるメーター、マックィーンが尊敬する伝説のレーサー、ハドソン・ホーネットに出会い、友情や思いやり、信頼する心を得ていく。

「2」は、お調子者だけどキレ者?なメーターが主役の話です。
ここでは、マックィーンは完全にわき役。内容やスパイの面々は007そのもの(笑)車のスパイアクション映画として楽しめます。

そして「3」ですが、予告などからわかる通り、今回は「無敵だったマックィーンが落ちぶれる話」です。お、重い・・・。
トイストーリーの「3」では、アンディが大人になってウッディたちオモチャの存在意義が揺らぐ話で、こちらもかなり重かったです。でも、彼らは「オモチャ」なので、それでもどこか他人事で観ていられました。
しかし、マックィーンの話は、そのまま人間にスライドできる話なので、その分とてもリアルに感じられました。


天才レーシングカーのマックィーンは、レースでは常に1位。
しかしある時、次世代高性能マシンの登場で、レースで勝てなくなります。
次世代マシンたちは、練習方法も機械を使う最先端なスタイル。
タイヤを泥で汚して練習するスタイルは、古いとされてしまいます。
マックィーンは、性能も、練習スタイルも、全て時代遅れになってしまいます。
長年お世話になったスポンサーは、マックィーンに最新の練習施設を建てる代わりに廃業し、新しいスポンサーは勝てないマックィーンを切り捨てようとします。

過去の栄光から一転、とても辛い状況です。

マックィーンのトレーナーとして、クルーズという女性の車が登場します。
クルーズは、マックィーンを尊敬しながらも、まるでリハビリか新人扱いのようなカリキュラムを与えます。
当然反発するマックィーン。
衝突するマックィーンとクルーズですが、クルーズがかつてレーサーを目指していたと知ることで、二人の溝は埋まっていきます。

そして、「3」の話の肝とも言える、マックィーンの引退か存続かを賭けた大事なレース。
序盤、マックィーンの走りは、やはり芳しくありませんでした。

話は逸れますが、
マックィーンはもともと、自分勝手で自己中心的な面があります。
天才レーサーとしてちやほやされていた時なんかは、周りに感謝もせず、協力もせず、他の車を見下していました。
「1」で成長した彼ですが、「3」では、心の余裕の無さからクルーズに八つ当たりをしてしまうといった「マックィーンの駄目なところ」が再び露わになります。
でも、マックィーンは「真の優しさ」をちゃんと持っています。
「1」のラストのシーンでは、「デビュー戦でピストンカップ優勝の快挙」を捨てて、キングという先輩レーサーを助けました。

マックィーンは、土壇場で自分を投げうって相手を助けることのできる、素晴らしい車なのです。

話は戻って、「3」でも、「1」のラストと同じことが起きました。

マックィーンは、レースを序盤のうちにクルーズに譲って、クルーズにレーサーデビューのチャンスを与えたのです。

そのレースは、ただのレースではありません。
マックィーンの、レーサー生命を賭けた大事な一戦なのです。
マックィーンは、負けたら次の日から泥除けのセールスマンになれと、スポンサーから言われています。
彼は、レーサーとしての活躍の場を、永久に失ってしまうのです。

そんな中、マックィーンはクルーズにレースを譲り、クルーチーフとしてクルーズに指示を出し、彼女の才能を引き出して、レースで優勝させてしまいます。

「1」の、ハドソン・ホーネットの立場に、彼は立ったのです。

クルーズが優勝したことによって、マックィーンも1位扱いとなり、引退は免れるのですが、これは後からわかった事です。
マックィーンの、他人の為に自分にとって大切なものを捨てられる強さと潔さが引き寄せた、幸運に過ぎません。

マックィーンは、走るしか能の無い(笑)本当に地味なヒーローです。
ウッディみたいにカッコよくみんなをまとめて窮地を乗り切るなんてできない人(車)なんですが、
すごくカッコいいのです。

今回のキーパーソンであったクルーズが、マックィーンの不調に隠れて天才レーサーの片鱗を抑えてくれていたおかげで、最後のレーサーとして覚醒するシーンが際立って良かったです。
それまでが、テンションの抑えられた観る側にとっても少ししんどい展開だったので、しんどさが一気に解消されたラストはとても気持ちのいいものでした。

何より、マックィーンが自信を失うことなく次の道(クルーチーフ)に進み、なおかつレーサーとしての地位も諦めずに済んだということが、嬉しかったです。
この暗くて難しいテーマを、よくここまで上手に着地させたなあと思います。

補足ですが、ハドソン・ホーネットが、郷里に送った手紙に、マックィーンの活躍を嬉しそうに綴ったというエピソードは、涙が出ました。
ハドソン・ホーネットこと「ドック」は、温かいけど不愛想なキャラだったので、そんな知られざる一面を見られて、彼への愛着が深まりました。
故人なのが惜しいです。

それから、カーズに出てくる女性陣について一言。
「2」のホリィはともかく、恋人のサリーとクルーズ・・・。
わざと悪態をついてけしかけることは得意なようですが、もっと可愛くて優しいセリフを聞いてみたかったです。
なんであんなに口が悪くて強気なの?
車だから?

ともあれ、「カーズ クロスロード」は、派手な展開はないものの、じわじわくる面白さと、感動でした。
大人が見ても深いです!
ちなみに8歳長男は面白かったと言っていました。
6歳長女と、3歳次男は、正直微妙だったかもしれません。

でも、私は大好きな作品です。
長くなってしまいました。
読んで頂いた方、ありがとうございました。














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