2016年08月15日
ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)の マギアナ」を観ました
我が家の恒例行事になりつつある夏のポケモン映画です。
初の人造ポケモンが登場するということで、結構期待していました。
ネタバレ含みますので、ご注意くださいね。
感想は、中粒だった、というものです。(つまり普通だった、ということ・・・)
ちなみに、去年の映画の超魔人フーパは、大粒で文句ナシ!だったのですが。
まず、内容は普通に面白かったです。
無骨で乱暴で不器用な、ボルケニオン。
可憐で儚げで優しい、マギアナ。
この2体のポケモンを中心にしたストーリーで、主軸は「狙われるマギアナ、救出を試みるボルケニオン」です。
マギアナは自身の動力である「ソウルハート」というパーツが、物凄いパワーを秘めているため(飛行石みたいな)に、それを武力に利用したい悪者に狙われるのです。(ムスカみたいな)
ボルケニオンは、元々人間に酷い目に遭わされたポケモンを、人間から遠ざけた地に匿う活動をしており、マギアナもその対象であったようです。
ボルケニオンはマギアナの事が特に大切だったみたいで、救出の為なら命も惜しまない覚悟でした。
でも、何でそこまでマギアナに入れ込むの?と思いました。
後半に出会いのシーンはありましたが、結局腑に落ちる説明はありませんでした。
ポケモン同士の恋・・・?だった・・・のか?一目惚れ?
そう思えなくも・・・ないけど・・・もう少し、「ボルケニオンとマギアナの絆」の説明が欲しかったです。
大きくカテゴリを考えてみると、「粗暴なならず者キャラと、可憐なお嬢様キャラの恋愛劇」のようにも見えました。
で、大概ならず者キャラはお嬢様キャラと過ごすうちに、思いやりを覚えたり、泥棒をやめたりと、「改善方向」に進むのですが、ボルケニオンはもともといい奴なので、キャラクターの変化は大してありませんでした。
しいて言えば、「人間嫌いだったボルケニオンが、サトシたちは最終的に受け入れた」くらいでしょうか。
まあこれは「大きな変化」かもしれませんが・・・それじゃ正直物足りないです。
それに、どうしてボルケニオンがポケモン保護活動をしているのかという説明もありませんでした。
(かつて自分も信頼していた人間に裏切られた過去があるとか、マギアナより前に、人間に仲間のポケモンを奪われた過去があるとか《だから今度こそマギアナは守りたい、みたいな》、ボルケニオンの原動力となる理由が欲しいと思いました)
いいキャラクターなのに、掘り下げが浅かったため、残念に思いました。
マギアナも同じで、もうひと越え、キャラクターのカラーが欲しかったです。
最後に、マギアナの心が復活したのも、何が理由でそうなったのかわからなかったし。
(ボルケニオンの作った霧で、出会いのシーンの記憶を揺り起こされたとか、そういう描写もなく、急に復活したので唐突な印象を受けました)
ボルケニオンとマギアナ、もうこれって愛だよね!!!くらいの熱さが欲しかったです!
それから、見せ場のポケモンバトルですが、今回は何だか小物ポケモン(メガ進化してますが)がごちゃごちゃと戦っていた印象で、前回の伝説VS伝説のバトルよりどうしても見劣りしてしまいました。
基本のバトル展開なら、どこかに焦点を当てて、どこかというかカッコいいサトシのバトルをもっと見たかったです。
一番不満な点は、今回はサトシの活躍が少なかったことです。
人間嫌いのボルケニオンと、サトシのやりとりは面白かったのですが、最後に息の合った連携プレイで劣勢からの突破口を開くとか、そういう盛り上がりが欲しかったです。
サトシ「行くぜッ!ボルケニオン!」
ボルケニオン「・・・おうッ!」
もしくは
ボルケニオン「うるせぇ命令すんな!てめぇこそオレについて来いッ!」
↓
盛り上がるBGM
みたいな。
ボルケニオンのセリフに「ポケモンは嘘はつかねぇが、人間は嘘をつく!」というセリフがあり、その大分後にサトシのボルケニオンに言った「嘘つくなよ・・・。」というセリフがありますが、
ボルケニオンのセリフがちゃんと伏線になっていないというモヤモヤ。
「嘘つくなよ・・・。」
じゃなくて
「嘘つくなよ・・・。ポケモンは嘘つかないって、言ってたじゃないか!」
とか言って、分かりやすく伏線を回収して欲しかったです。
最後にも、「サトシは正直者だった」みたいなシーンがありましたが、ここはボルケニオンに
「人間にも、嘘つかねぇ奴がいるって事は、覚えといてやるよ。フン!」
くらい言って欲しかったです。
王子や王女、悪者などのサブキャラや舞台設定、ストーリーの主軸は良かっただけに、キャラクターや心理描写の掘り下げの浅さがモヤモヤしてしまい、とても勿体なく思いました。
子供たちも楽しめていました。が、フーパの方が、興奮していたように思いました。
ちなみに、ロケット団はとっても良かったです。
ラブリーチャーミーなかたき役☆でした。
我が家の夏休み映画視聴でした。
![](https://www27.a8.net/svt/bgt?aid=141116870773&wid=003&eno=01&mid=s00000012028001400000&mc=1)
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=2C0MH2+CS84XU+2KT4+8C2GX)
初の人造ポケモンが登場するということで、結構期待していました。
ネタバレ含みますので、ご注意くださいね。
感想は、中粒だった、というものです。(つまり普通だった、ということ・・・)
ちなみに、去年の映画の超魔人フーパは、大粒で文句ナシ!だったのですが。
まず、内容は普通に面白かったです。
無骨で乱暴で不器用な、ボルケニオン。
可憐で儚げで優しい、マギアナ。
この2体のポケモンを中心にしたストーリーで、主軸は「狙われるマギアナ、救出を試みるボルケニオン」です。
マギアナは自身の動力である「ソウルハート」というパーツが、物凄いパワーを秘めているため(飛行石みたいな)に、それを武力に利用したい悪者に狙われるのです。(ムスカみたいな)
ボルケニオンは、元々人間に酷い目に遭わされたポケモンを、人間から遠ざけた地に匿う活動をしており、マギアナもその対象であったようです。
ボルケニオンはマギアナの事が特に大切だったみたいで、救出の為なら命も惜しまない覚悟でした。
でも、何でそこまでマギアナに入れ込むの?と思いました。
後半に出会いのシーンはありましたが、結局腑に落ちる説明はありませんでした。
ポケモン同士の恋・・・?だった・・・のか?一目惚れ?
そう思えなくも・・・ないけど・・・もう少し、「ボルケニオンとマギアナの絆」の説明が欲しかったです。
大きくカテゴリを考えてみると、「粗暴なならず者キャラと、可憐なお嬢様キャラの恋愛劇」のようにも見えました。
で、大概ならず者キャラはお嬢様キャラと過ごすうちに、思いやりを覚えたり、泥棒をやめたりと、「改善方向」に進むのですが、ボルケニオンはもともといい奴なので、キャラクターの変化は大してありませんでした。
しいて言えば、「人間嫌いだったボルケニオンが、サトシたちは最終的に受け入れた」くらいでしょうか。
まあこれは「大きな変化」かもしれませんが・・・それじゃ正直物足りないです。
それに、どうしてボルケニオンがポケモン保護活動をしているのかという説明もありませんでした。
(かつて自分も信頼していた人間に裏切られた過去があるとか、マギアナより前に、人間に仲間のポケモンを奪われた過去があるとか《だから今度こそマギアナは守りたい、みたいな》、ボルケニオンの原動力となる理由が欲しいと思いました)
いいキャラクターなのに、掘り下げが浅かったため、残念に思いました。
マギアナも同じで、もうひと越え、キャラクターのカラーが欲しかったです。
最後に、マギアナの心が復活したのも、何が理由でそうなったのかわからなかったし。
(ボルケニオンの作った霧で、出会いのシーンの記憶を揺り起こされたとか、そういう描写もなく、急に復活したので唐突な印象を受けました)
ボルケニオンとマギアナ、もうこれって愛だよね!!!くらいの熱さが欲しかったです!
それから、見せ場のポケモンバトルですが、今回は何だか小物ポケモン(メガ進化してますが)がごちゃごちゃと戦っていた印象で、前回の伝説VS伝説のバトルよりどうしても見劣りしてしまいました。
基本のバトル展開なら、どこかに焦点を当てて、どこかというかカッコいいサトシのバトルをもっと見たかったです。
一番不満な点は、今回はサトシの活躍が少なかったことです。
人間嫌いのボルケニオンと、サトシのやりとりは面白かったのですが、最後に息の合った連携プレイで劣勢からの突破口を開くとか、そういう盛り上がりが欲しかったです。
サトシ「行くぜッ!ボルケニオン!」
ボルケニオン「・・・おうッ!」
もしくは
ボルケニオン「うるせぇ命令すんな!てめぇこそオレについて来いッ!」
↓
盛り上がるBGM
みたいな。
ボルケニオンのセリフに「ポケモンは嘘はつかねぇが、人間は嘘をつく!」というセリフがあり、その大分後にサトシのボルケニオンに言った「嘘つくなよ・・・。」というセリフがありますが、
ボルケニオンのセリフがちゃんと伏線になっていないというモヤモヤ。
「嘘つくなよ・・・。」
じゃなくて
「嘘つくなよ・・・。ポケモンは嘘つかないって、言ってたじゃないか!」
とか言って、分かりやすく伏線を回収して欲しかったです。
最後にも、「サトシは正直者だった」みたいなシーンがありましたが、ここはボルケニオンに
「人間にも、嘘つかねぇ奴がいるって事は、覚えといてやるよ。フン!」
くらい言って欲しかったです。
王子や王女、悪者などのサブキャラや舞台設定、ストーリーの主軸は良かっただけに、キャラクターや心理描写の掘り下げの浅さがモヤモヤしてしまい、とても勿体なく思いました。
子供たちも楽しめていました。が、フーパの方が、興奮していたように思いました。
ちなみに、ロケット団はとっても良かったです。
ラブリーチャーミーなかたき役☆でした。
我が家の夏休み映画視聴でした。
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=2C0MH2+CS84XU+2KT4+8C2GX)
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