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2018年12月19日

船の事故について(走錨)




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お疲れさんです(* ̄ー ̄)

あともう少しで燃料食料補給で丘にあがれる…

楽しみは今のところそれくらいですかね…

沖でバリバリ電波が入ればそんなに長期も苦じゃないんですが
(-""-;)

天気も冬型になり

12月3日に出たから…熊ノ灘の凪な日は3日くらいですわ

僕が休暇中は全然時化なかったらしいです

船乗りでも凪男、時化男が結構いるもんで

アタシゎ時化男です(T-T)ゴメンネ

7ヶ月半の愛娘も下の歯が3本、上の歯も1本頭を出してきたみたいで

いっちょまえに歯ぎしりするそうです( ^∀^)

電波が悪いから動画もテレビ電話も出来んで…

嫁から送られてくる画像を1枚一生懸命30分くらいかけてイライラしながらダウンロードしてますよ( ´_ゝ`)





さて…今回は「船の事故」走錨について話しましょうか

船の事故…

ミナサマはどんなに事を考えますか?

衝突や乗り揚げですかね( ・ε・)

記憶に新しい船の事故は…

関空の連絡橋に走錨した船が激突したあの事故ですかね
(〃´o`)=3

あれは100%船乗りのミスです。

いろいろ擁護する意見も世間では飛び交っていましたが

僕が最初に事故を聞いたときは

「バカや…」

これしか思い付かなかったです( ´_ゝ`)

他の船乗りさんに意見を聞いても口を揃えて船員が100%悪いと言うでしょう。




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「走錨」とは?

アンカーで停泊(錨泊)している船が

風や波、潮流の影響で錨ごと一緒に流されることです。

錨泊は
錨の重さや姿勢、ツメの刺さり具合
アンカーチェーンの重さや海底との接触状態
で船が流されないように止めてるんです

ですから
海底に錨のツメの引っ掛かり具合
アンカーチェーンの長さ
底質による摩擦抵抗
(泥◎ 砂利、砂地△ 岩場、珊瑚×)

これにより船をつなぎ止める力を「把駐力」(はちゅうりょく)と言います

この把駐力を船が流される力が超えるとズルズルと船が流されるんですね〜

一度走錨しだしたら把駐力は戻りません

車などや重いモノを人力で動かすとき

動きだすまでめっちゃ力がいるけど

動き出したら結構軽い力で動かせますよね

あれと同じで船事態に一定方向へ慣性がついてしまったら

錨や錨鎖で停めるのはムリです(ヾノ・∀・`)




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ですからアンカーを全て揚げてチェーンを長めに打ち直すか

両舷2つのアンカーを打ち直し双錨泊とするか

アンカー事態を諦める

これしか方法は無いです。

確か関空の事故…あのときは台風でしたね

位置をみたらド素人的な場所にアンカー打って停泊してました

台風の進路を予測して、風がどう吹き始めて、どっち回りで過ぎていくのか

まずそこを船長は判断しなければいけません。

アンカーは最低でも
水深の3倍+2節の長さとか
アンカーを水深の3倍で2丁打つか

これでも推奨されている長さには足りないですけど…

最低これくらいは打ちます。

それに…
風が10メートル以上吹き出したらブリッジに守錨当直を1人置いて見張りをさせるとか

それでなくとも船員さんに

「トイレで起きた時にでも一回ブリッジに上がってみとけよ〜」

くらいは言っとくもんです。

て言うか…

船長なら台風で風がビュービュー吹き出したら船が気になって寝れないでしょ(-""-;)

走錨しだしてかなり時間が経って連絡橋に衝突してますから

誰も見張りをしていなかったのは明白です。

普通ド素人でも

「あれっ?位置変わってね?走錨してね?」

外をみればだいたい気付きます。





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避難港の選定というのは、経験による知識がモノを言いますから

間違うこともありますし、間違って苦い経験を積まないとなかなか覚えません。

それは仕方ないでしょう。

ですが…台風で「走錨を見逃す」のはただの「怠慢」でしかないのです

走錨を発見したらまずは
@全員叩き起こしてエンジンをかける!!

A油圧でアンカーを巻き揚げられるか確認させる。
B巻き上げ可能なら全て巻き上げて
アンカー2丁+長めに打ち直すか
アンカーを諦めて沖に出て「つかせ」る

B油圧で巻き揚げ不可能なら
エンジンをフルアヘッドで船をのぼらせてアンカーチェーンをたるませて揚げていく

Cそれでも巻き上げ不可能なら…
(オモテに波が乗り上げて作業が危険な場合とか)
巻き上げを諦めて、風や波が収まるまでエンジンで耐え、それから巻き揚げる

Dいろいろ試しても完全にお手上げ状態なら保安部に連絡

走錨すると緊急事態だから忙しいんですよ( ;∀;)

ですから…
できる限り計算し、予測して最初から走錨しないように判断しとかないといけませんねぇ

以上です。

お疲れ様でした(´・ω・`)ノ



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