病院SEにゃんとの「システムエンジニアの仕事ってこんなもん」

地方の小さな病院システムエンジニア兼病棟事務として働いています、にゃんとです。

今回は、「システムを使う人と作る人の橋渡しってむずかしいね？」についてちょっと書こうと思います。


あくまでうちの病院では…としてお読みください。


院内で意見や不満、要望などを取りまとめていると時々感じることがあります。

「それくらい我慢して使えよ…」


また、システム開発業者と話をしていて時々こう思うこともあります。

「一方的にシステムの使い方に制限を加えるなよ…」


前者の場合は特に『操作感』や『見やすさ』で気に入らない所があると、医師や職員から言われます。

例えば、

「この画面から自分はすぐこっちの画面に行きたいんだけど、ここ押してここ押さないといけないんだよね。」

とか、

「ここの表で自分が見たいのはこれとこれの比較なんだけど、今のままじゃ見にくいんだよね」

とか。


確かに患者さんの治療に関わってくるので、ユーザーが使いやすいのはもちろんです。

しかし一方で『操作感』や『見やすさ』は、個人の感覚によるものが大きいのも事実。

また、システムの改善要望に関する内容（タダで直すか費用が発生するかなど）も含めて見積もりを貰い、契約を交わしているのです。

システムの明らかな不具合であれば業者に修正を依頼しますが、個人的な感覚でシステムに修正を求めることはできませんよ。

でもこういう人に限って「使う側が使いやすいようにするのが当然だろっ！！」って言います。

何であなた一人だけが使いやすいようにしなきゃないんですか〜？




代わって後者の場合は特にシステムの仕組み上、修正が困難な場合にシステム開発業者から言われます。

例えばうちであったのが、次のような事でした。

オーダリングシステムにある機能の一つとして、「関連文書管理機能」というものがあります。

これは診療情報提供書などの様式をシステムに登録しておけば、いざ作成する時には氏名や生年月日、年齢などの情報があらかじめ入った状態で文書を作り始めることができるというものです。

基本便利なのですが、うちの使っているシステムには一つ不具合があって、

「関連文書管理機能を使ってワードで文書を作っている時に別のワードデータを開くと、データ保存の時に中身が別のデータと入れ替わってしまう」

のです。

ありえないっす。完全な不具合っす。

んでも業者さんは「直すの難しいので、気を付けて使ってください。この機能を使っている時には田野の文書を編集しないでください。」と。

こんなの簡単に起こり得るじゃないですか〜。

そしてみんなに「気を付けてねっ」って無理じゃないっすか〜。。

もちろん業者には「不具合なので直してください！！」と言いましたが…

もうちょっとストレスが溜まんない感じで仕事できないでしょうかね〜？


以上今回も愚痴でした。

でも基本仕事は楽しいんですよ？

ではまた次回。

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