2016年09月05日
おススメ書籍:田代真一郎「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由
カテゴリをキャリアパスに分類したが、20代〜40代の社会人英語学習者にとっては非常に励みになる本をご紹介したい。
田代真一郎さんという方が書いた、『英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニアだった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』という書籍である。
ざっくりいうと、普通のサラリーマンが、50歳過ぎてから本格的にビジネス英語に取り組み始めて、定年後は同時通訳者になれたという、我々英語学習者からしたら夢のような物語である。
この本の主題のひとつとして、英語は仕事を通じて身に付ける、というものがある。
この本の著者は、若いころはまったく英語をやっていなかったが、自動車メーカーのエンジニアとして長年働いてきたことから、その分野での知識は、長けていた。
そのため、自分の専門分野についての英語会議などでは、イメージを持つことが出来たため、議論が可能であったというのである。
また、「自分の仕事のことが英語で言える、まずはそこを目指す。それが英語習得の正しい入口であり、一番の近道なのです。」とある。
自分の仕事を通じて英語の勉強をする、最も理にかなった英語勉強法であろう。
たとえば、私でいえば、私は経理マンであり、会計に関する英語については、他の英語学習者に関して断然理解できる自信がある。たとえTOEIC990点の人であったとしても会計に携わったことがない人間には、会計英語はチンプンカンプンであろう。
単純に通訳者になりたい、と思ってもジャンルを絞る必要があるということである。
極端に言えば、著書の方は自動車業界での国際会議の同時通訳は出来るとしても、メジャーリーグの日本人通訳者や映画翻訳者にはなれないであろう。
仮にビジネスパーソンの10%が英語を出来るとして(もっと少ないと思うが)、さらに会計分野に特化している人に絞れば1%にも満たないかもしれない。
そう考えると同時通訳者までとはいかないが、ひとつの分野で英語を極めれば、当該ビジネスの分野でかなり貴重な人材となり、自分の価値を高めることが出来るのは間違いない。
しかしながら、最も難しいのはいかに日ごろの仕事の中で英語を使う機会を作りだせるかであろう。
そのときに向かって、淡々と英語の勉強を日々行いつつ、転職で外資系などを目指していく必要があるのかもしれない。ちなみに著者はたまたま自社が外資系に買収されたことによって(もしくは資本提携だったかな?)英語の使う機会が増えたという。それは偶然的なものであるため、私たちは英語を生かした転職等で、そのときまで虎視眈々と英語の勉強を続けるしかない。
また、本の中で、著者が新幹線まで使い通訳者学校に通っていた話がある。
これもまた、非常に役立ったと言っている。
決して通訳者を目指していない人も、普通の英会話学校に行くなら通訳者学校に行くべきかもしれない。
私は3連休の短期講座で通訳者学校のK/Hシステムで学んだことがあるが、力の付き方は間違いなく通常の英会話学校より高いであろう。私も帰国したら、通訳者学校に行ってみたいものである。
この本は英語学習本ではなく、すべて日本語であるが、英語の勉強に疲れた方は是非参考にされたし。
英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニアだった私が、定年後に同時通訳者になれた理由
結論:やっぱり仕事の分野に特化した英語に注力するのが、上達の早道らしい。
(追記)
ニーズがある分野ほど、英語の学習がし易いと思う。例えば会計でいえば、USCPAをはじめとする会計英語の資格や、少ないものの会計英語に特化した書籍も販売されている。
一方でニーズが少ない分野ほど、学べる書籍等が少なく上達が困難になるであろう。そういった分野こそ、実務を通じて学ぶことが特に大切で、ある程度のレベルに達したときの付加価値が高いと思う。それだけ英語に関していえばライバルが少なくなるということである。
ALEX
田代真一郎さんという方が書いた、『英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニアだった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』という書籍である。
ざっくりいうと、普通のサラリーマンが、50歳過ぎてから本格的にビジネス英語に取り組み始めて、定年後は同時通訳者になれたという、我々英語学習者からしたら夢のような物語である。
この本の主題のひとつとして、英語は仕事を通じて身に付ける、というものがある。
この本の著者は、若いころはまったく英語をやっていなかったが、自動車メーカーのエンジニアとして長年働いてきたことから、その分野での知識は、長けていた。
そのため、自分の専門分野についての英語会議などでは、イメージを持つことが出来たため、議論が可能であったというのである。
また、「自分の仕事のことが英語で言える、まずはそこを目指す。それが英語習得の正しい入口であり、一番の近道なのです。」とある。
自分の仕事を通じて英語の勉強をする、最も理にかなった英語勉強法であろう。
たとえば、私でいえば、私は経理マンであり、会計に関する英語については、他の英語学習者に関して断然理解できる自信がある。たとえTOEIC990点の人であったとしても会計に携わったことがない人間には、会計英語はチンプンカンプンであろう。
単純に通訳者になりたい、と思ってもジャンルを絞る必要があるということである。
極端に言えば、著書の方は自動車業界での国際会議の同時通訳は出来るとしても、メジャーリーグの日本人通訳者や映画翻訳者にはなれないであろう。
仮にビジネスパーソンの10%が英語を出来るとして(もっと少ないと思うが)、さらに会計分野に特化している人に絞れば1%にも満たないかもしれない。
そう考えると同時通訳者までとはいかないが、ひとつの分野で英語を極めれば、当該ビジネスの分野でかなり貴重な人材となり、自分の価値を高めることが出来るのは間違いない。
しかしながら、最も難しいのはいかに日ごろの仕事の中で英語を使う機会を作りだせるかであろう。
そのときに向かって、淡々と英語の勉強を日々行いつつ、転職で外資系などを目指していく必要があるのかもしれない。ちなみに著者はたまたま自社が外資系に買収されたことによって(もしくは資本提携だったかな?)英語の使う機会が増えたという。それは偶然的なものであるため、私たちは英語を生かした転職等で、そのときまで虎視眈々と英語の勉強を続けるしかない。
また、本の中で、著者が新幹線まで使い通訳者学校に通っていた話がある。
これもまた、非常に役立ったと言っている。
決して通訳者を目指していない人も、普通の英会話学校に行くなら通訳者学校に行くべきかもしれない。
私は3連休の短期講座で通訳者学校のK/Hシステムで学んだことがあるが、力の付き方は間違いなく通常の英会話学校より高いであろう。私も帰国したら、通訳者学校に行ってみたいものである。
この本は英語学習本ではなく、すべて日本語であるが、英語の勉強に疲れた方は是非参考にされたし。
英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニアだった私が、定年後に同時通訳者になれた理由
結論:やっぱり仕事の分野に特化した英語に注力するのが、上達の早道らしい。
(追記)
ニーズがある分野ほど、英語の学習がし易いと思う。例えば会計でいえば、USCPAをはじめとする会計英語の資格や、少ないものの会計英語に特化した書籍も販売されている。
一方でニーズが少ない分野ほど、学べる書籍等が少なく上達が困難になるであろう。そういった分野こそ、実務を通じて学ぶことが特に大切で、ある程度のレベルに達したときの付加価値が高いと思う。それだけ英語に関していえばライバルが少なくなるということである。
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