2014年11月11日
庭の杜鵑草(ほとどきす)
九月初めに一輪、二輪と咲き始めた杜鵑草が今盛りを迎え、庭に咲き乱れています……、と事務局から写真が届きました。
前回も書きましたように、ユリ科の多年草で山地に自生。和名の由来は、秋に開く花に、白色に紫色の斑点の散在していて、その模様が鳥のホトトギスの腹の斑紋に似ているところからです。
短歌三首上げておきます。
鹿児島寿蔵(『新冬』)
引きずり出し見れば油点草(ほととぎす)はいまぞ萌ゆかむれる落葉いちいちとりぬ
碇 弘毅(『姫由理』2008)
杜鵑草の分株貰ひて行きしひと花は何時かと尋ねにきたり
花の季は今かと見遣れば杜鵑草濃き紫の花芽いだけり
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