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2014年12月07日

山茶花・さざんか

サザンカの白い花、赤い花が開き、見事な景色をつくっていますよ、と事務局から写真が届きました。
サザンカ
サザンカ


サザンカは、ツバキ科ツバキ(カメリア)属の常緑小高木です。日本が原産地で、四国、九州から南西諸島の山中に自生します。 江戸時代に長崎の出島のオランダ商館に来ていた医師ツンベルクさんがヨーロッパに持ち帰り、西欧で広まったのですね。

だから学名はCamellia sasanqua 、英名もサザンカ(Sasanqua)です。

因みに、Camellia(カメリア)は、17世紀のチェコスロバキアの宣教師Kamell( カメル)さんの名にちなむものですね。品種改良も行われ、自生品の花は白色ですが、園芸品には、紅色、淡紅色、絞り、八重咲きなどいろいろあります。

ツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生していますが、ツバキ、サザンカ、チャは温帯に適応した珍しい種で、日本は自生地としては北限ですね。

事務局のある佐賀県の東北部にあたる脊振山―そこには短歌文学会(歌誌『姫由理』)の創始者である碇登志雄師の歌碑が建っていますね―の中腹一帯にわたって見られる山茶花の2200本の純林が、「サザンカ自生北限地帯」という名称で国の天然記念物に指定されています。

晩秋から初冬にかけて真っ白な花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませています。

その花言葉は「困難に打ち勝つ、ひたむきさ」。寒さに向かう季節に凛として花を開き、はらはらと散る姿、美しいですね。

脊振山地元の神埼郡吉野ヶ里町では、吉野ヶ里遺跡・吉野ヶ里歴史公園と併せ、サザンカが町の花木と指定し、道の駅「さざんか千坊館」「さざんかの湯」「コミュニティーバス・さざんか号」……と「脊振山麓の風を感じる『さざんかの里』」と謳って町興しに熱心です。
(参考:『広辞苑』『ブリタニカ百科事典』『植物短歌辞典』)『郷土の花』『季節の花300』『Wikipedia』『吉野ヶ里町HP』)

では、短歌を三首上げておきます。

窪田空穂『さざれ水』
この家の庭の山茶花ひそやかにこぼせるらしも路の上の花

碇 登志雄『神幸』
谷川の音は鈴ふる鈴冴えて山路に白し山茶花の花

碇 登志雄『神幸』
山茶花の花咲くころを画きつつ幹をなでをり天然記念の古木


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