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2014年08月20日

藪蘭・やぶらん

やぶらん

事務局の庭に咲いている藪蘭(やぶらん)です。日本名は、藪に生えて、葉の状態が蘭ににているところから「藪蘭」です。

でも、植物の分類上は、ランの仲間ではなくユリの仲間、ユリ科ヤブラン属の常緑多年草ですよね。

丁度夏の今、淡紫色の花を咲かせています。

では、短歌を二首あげておきます。(『植物短歌辞典』より)

岡 麓(『朝雲』) 
庭草につよしとききしやぶらんも山ぜんまいも夏は萎るる
 
土屋文明(『山谷集』)
蔓草のあわただしくも霜枯れて藪蘭がただ青青と伸ぶ


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2014年08月18日

野萱草・のかんぞう

ノカンゾウ
今日、事務局の庭に野萱草(のかんぞう)が咲いたと、写真が届きました。

七月下旬に、「忘れ草」の項で「ユリ科ワスレグサ属の多年草」のうち八重咲きの藪萱草(やぶかんぞう)については記しました。今回咲いたのは一重咲きの野萱草(のかんぞう)です。今日が初花の第一輪で、これから次々と咲いていくはずです。

では短歌を二首あげておきます。

高田浪吉(『川波』)
萱草の花かつがつに咲きいづる草野のいきれはげしかりけり

峯村国一(『耕余集』)
くれなゐの萱草咲きてくさむらにこもる声あり野の昼の風


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2014年08月17日

ばんまつり(蕃茉莉)

ばんまつり
盂蘭盆を迎えたふる里からの便り、蕃茉莉の写真が届きました。

ブラジル南部からパラグアイ、アルゼンチンにかけて分布しているナス科ブルンフェルシア属の常緑低木です。わが国へは明治時代の終わりに渡来しています。芳香のある花を咲かせ、咲き始めは紫色、しだいに淡くなり、そして白色へと変化します。因みに、ジャスミンはモクセイ科ですね。

日本名「蕃茉莉」の蕃は外国の意味、マツリはジャスミンの茉莉で、「舶来のジャスミン」の意味であると牧野植物図鑑にあります。

一方、英名は Yesterday-Today-and-Tomorrow あるいはKiss-me-quick となっています。なかなか味のある英名ですね。

碇  弘毅(『姫由理』2014)
ちちははの在りし日しのぶ盂蘭盆の庭に幽けしばんまつりの花


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2014年08月16日

白詰草(しろつめくさ)……クローバー

シロツメクサ

マメ科の多年草でヨーロッパ原産、徳川時代に渡来し野生化したものです。和名は初めオランダげんげ、あとに詰草、さらに白詰草になっています。通常、クローバーの名で通っていますね。

昔、オランダ人がガラス(ぎやまん)器を箱に入れて送るとき、この枯草を詰め物として長崎に船載した折り、枯草に種子のあるのを見た同地の好事家(こうずか)がこれを蒔いたのがその来歴とされています。

白ツメクサを詠んだ短歌を2首掲げます(『植物短歌辞典』より)。

木俣 修
(『みちのく』)
クローヴァのいきれて暑き野の果に牧舎の赤き屋根ひかり見ゆ

高田浪吉(『川波』)
道にして人に踏まるるクローバの伸びがてにして花の咲きをり


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2014年08月15日

茶柱

茶柱

今朝は茶柱が立ちました。

子どものとき祖母から「これは縁起がいい。何か良い事があるよ」と言われて、嬉しく思った覚えがあります。何かいいことがありそうですね。はて、茶柱が立ったときは、ひとには言わずに、お茶といっしょに飲み干した方がよかったかしら。

茶柱の縁起を担ぐのは今も変わらない日本の文化?「茶柱の必ず立つお茶」なども売られているようですね。

昭和27年(1952)上梓の歌集に「茶柱の縁起思はねど」朝ごとにいれてくれる乙女の気持ちがうれしい、と詠まれた短歌を一首あげておきます。

碇 登志雄(『神幸』)
茶柱の縁起思はねど朝ごとに掬みくれし乙女の情うれしく


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2014年08月12日

ト~マトって♪

南米ペルー原産のナス科の野菜。わが国へは江戸時代初期に鑑賞用として入ってきていて、「唐柿」(からがき)と呼ばれていたという。本格的に食用として使われはじめたのは、明治時代以降です。(ブリタニカ百科辞典)

明治初め生まれの大祖父母たちは、畑にできたトマトを赤茄子(あかなす)と呼んでいて、食卓では御飯のおかずとして砂糖をつけたり、ソースをかけたりして食べていたそうですがく〜(落胆した顔)(父の談)

今は多くの栽培品種があり、事務局の菜園にはミニトマトの「アイコ」が植えられ、赤く熟れたものから順次収穫しているとのことです。それでも篭いっぱいになったと満喫の様子です。
トマト


では、短歌を二首上げます。(植物短歌辞典)

斎藤茂吉(『つゆじも』)
さ庭べにトマトを植ゑて幽かなる花咲きたるをよろこぶ吾は

北原白秋(『桐の花』)
驚きて猫の熟視(みつ)むる赤トマトわが投げつけしその赤トマト

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2014年08月11日

まんねんろう……ロー​ズマリーのこと

ローズマリー

ローズマリーは、シソ科マンネンロウ属の常緑性低木で、原産地は地中海沿岸地方。

古くから集中力や記憶力を高めるハーブとして利用されています。また、抗菌作用や酸化防止があるとされ、食物に合わせると長持ちするそうです。肉料理から魚料理まで、多くの料理で大活躍するハーブの一つです。

事務局にも一株……いや今、五株ほどに増えていますね。

ローズマリーの和名は、マンネンロウ、万年蝋です、でも、ローズマリーを常用していますよね。

ローズマリーといえば、サイモンとガーファンクルが歌う「スカボロー・フェア」・英国の伝統的バラードに繰り返し出てきますね。

スカーバラの市へ行くのかい?
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、そこに住むある人によろしく言ってくれ、
彼女はかつての恋人だったから。


ローズマリー

ここでローズマリーを含む四種類の香草が繰り返し歌われるのは、魔除けの効果があることから織り込まれているとされています。

古代ギリシャ時代から、ローズマリーは、聖なるハーブとし脳と記憶を強化するのに最も効能なハーブだとされてきただけに神秘ささえを感じます。

碇  弘毅(『姫由理』2014)
朝光にローズマリーの匂ふあを花いろふかき「トスカーナ・ブルー」
猛暑日の午後を涼しく小休止ローズマリー仄かにスムージー飲む


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2014年08月09日

クマゼミ・熊蝉

クマゼミ

蝉の鳴き声がひそやかになってきましたね。暦の上で立秋をむかえたせいでしょうか。

クマゼミ(熊蝉)は、半翅目セミ科クマゼミ属の昆虫ですね。名の由来は、体が大きく黒色である事から熊に例えたものですね。朝、樹幹でシャーシャーワシワシワシと鳴いています。事務局のある佐賀県鳥栖地方では「くまんちょ」とか「わしわし」、と呼んでいたと聞きます。
 
鎌田 秀子(『姫由理』2013)
定まらぬ今日の天気の気まぐれに蝉ひたすらの声も途絶ゆる


笹本千恵子(『国民文学』1995)
『セミの自然誌』読みゐる夫に手折りきぬ抜殻とまる桃の一枝


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2014年08月07日

イペ・ブラジル国花……サッカーチームのユニフォームの色

イペ
旧聞になりますが、福岡県久留米市で見かけた花として写真が届きました。

名は「イッペー」「イペ」のようで、ブラジルの国花と言うことでした。

ネットで調べてみました。

浜松フラワーパークの管理課 徳増様のご案内によりますと・・・
桜が咲いたら、今度はこの花。ブラジル人にとっては日本の桜を楽しむのと同じ感覚なのでしょうか?

ブラジルの国花キバナイペ(Tabebuia chrysotricha)ノウゼンカズラ科)が見ごろを迎えてます。コロンビアからブラジルにかけて分布する10m以上にもなる高木なので、黄色の花がとっても良く目立ちます。

神戸にはブラジル移民100周年記念に植栽されているイペが短歌に詠まれています。

保田 ひで(『2013年版現代万葉集』)醒むるがの黄の色に咲く「イペ」の花 移民ゆかりの神戸の街に
黄なる花あざやかに咲く街角に「ブラジル国花イペ」と掲げて

イペ


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2014年08月06日

雨にも負けず

睡蓮

台風12号が九州西方海上を北上しているせいで雨続きの事務局です。

そのさなか、泉水の睡蓮が三輪目、四輪目を開花させています。台風の雨にも負けず悠悠と、と言うのでしょうか、ちゃっかりと、というのでしょうか。雨の中を美しい姿です。

では、短歌を……。(『短歌植物辞典』より)
 
川田 順
樹がくれの蒼池の面に浮き出でて冷たく明かる睡蓮の花

大悟法利雄(第一歌集
睡蓮の一つ咲きたりいま一つ見ゆる蕾も明日は咲くらむ


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