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2021年07月05日

もりのとびら 修理その2


悪戦苦闘の末、「もりのとびら」が復活しました。

結論から申し上げますと、上段のペルチェユニットを単独で動作するようにし、下段の方は既存を流用しました。
ペルチェユニット.jpg

切り離した上段側ペルチェユニットの回路図はこちらになります。
ヒートシンクは既設流用し、ペルチェ素子、ファンを新品に交換、サーモスイッチと安定化電源は新たに追加しました。
ペルチェ回路図.jpg

試行錯誤の結果このようにしたのですが、古い基盤から切り離せるのでこの方法がベストかと思います。

いろいろとペルチェ素子の事や制御方法を調べて分かったのですが、ペルチェ素子って熱くなる側のファンが最も重要で、これが故障あるいはフィルターが目詰まりしてファンによる冷却機能が果たせなくなるとペルチェ素子が焼けて故障してしまうんですね。ペルチェ素子にDC12Vかけると火傷するほど熱くなりますから当然のことかと思います。

新しいペルチェ素子は既設のペルチェ素子より厚みが薄くなるので、隙間を埋めるためにサーマルパットを購入し、ペルチェ素子の冷却側に貼り付けました。加熱側にはCPUグリースを塗ってます。

悪戦苦闘の過程も書こうかと思いましたが、長くなるしダメだった結果なので止めておきます。
世間には壊れたもりのとびらがいっぱいあると思いますが、意外に簡単な仕組みですので、困っておられる方はぜひ修理にチャレンジしてみてください。電気周りのことなので、感電にはご注意を。くれぐれも自己責任でお願いします。

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