低温種の虫用に、ワインセラーを改造した「もりのとびら」を10年以上使い続けていました。
もともとは虫友のひめじさんが使っていたものを譲り受けたので、実際はもっと古い製造年月かと思います。
今年の初めころからだったか、内部の底に水が溜まるようになってきて扉を開閉するたびに水が床に流れ落ちてくるようになりました。
こちらは庫内の写真になります。
冷えているので気にせず使っていたのですが、良く見ると庫内に2個あるファンの内、1個が停止していることが分かりました。
調べるとファンのコネクタ部分が腐食して通電不良になっていたことが原因のようです。
内部に水が溜まるような状態で使い続けたので、腐食してしまったのかな?
ここでもりのとびらの仕組みを簡単に説明すると、中型のペルチェ式ワインセラーを改造したもので、通常ワインセラーだと18度以下にしか設定できないものを昆虫飼育用に18度以上も設定できるようにしたものです。ペルチェユニットは2台実装されており、これは通常のペルチェ式保冷庫などに使われているものと同じで、ペルチェ素子、ヒートシンク、ファン、サーモスイッチで構成されています。
BEKUWA23号2007年春号の広告ですが、三階松きのこ農城さんで販売されていました。
現在は販売中止で、修理も引き受けてもらえません。
名板
回路図
調べると非常に単純な構成であることが分かりました。
裏のカバーを取り外して冷却ユニットを更に詳しく調べるとファンが故障した方の1台のペルチェが故障し、冷却していないことも分かりました。
裏面の様子
機能的にはペルチェユニット1台でも冷却能力はあるのですが、盛夏には能力不足が心配になるので、壊れたペルチェも交換することにしました。
壊れたペルチェ(型式不明)
と、ここまでは良かったのですが、修理するところで泥沼にはまってしまい、現在進行形。。。
つづく
【このカテゴリーの最新記事】
ご質問頂いたので回答をお送りいたします。
>庫内側のファンが回らないのですが、品番等を教えていただけませんか??
ファンの型式は最新記事のその2に記載しています。
ただ、ファンのコネクタ形状が違いますので、コネクタのつなぎ直しが必要です。
赤と黒の2線だけ使ってください。
>あと、ペルチェが動いているかどのように確認すればよいでしょうか??
単1電池を繋いでもらえば10秒ほどで確認できます。
確認だけならプラスマイナス間違えても大丈夫です。