昨日は虫友はっちゃんの虫部屋にお邪魔いたしました。
新築された虫部屋は外産カブトムシの幼虫や成虫で埋め尽くされておりました。
しかし、幼虫の数よりキノコバエの数が上回っているところは笑えません。
先日まで2台だった生ゴミ処理機が今では4台になっており、自作マット作りでフル稼働しておりました。
最近はメダカにも注力されており、種類と数が激増しておりました。
んん〜、増え方が恐ろしい〜
帰りにギアスギアスの幼虫を頂いてきました。
昔やってた幼虫が全て絶えたところでしたので、非常に嬉しかったです。
手持ちの飼育個体標本を並べてみました。
上の3体が元ギアスギアス、下の3体が元ポリオン
オークションでの入手品ですから出所は怪しいですが、私にはどれも一緒に見えます。
さて、このギアスギアスですが、皆さんご存知の通り、学名がころころ変わりました。
変わりましたというか、まだ変わっている途中と言うべきか。
ブリーダー目線でその変遷を辿ると...
→2007年ポリオン(バイーア州)生体入荷
→2008年ギアスギアス(ミナスジェライス州)生体入荷
→2014年ルンバッシャー(ミナスジェライス州)生体入荷
産地の地図はこちらになります。
現在生体が流通しているミナスジェライス州の元ギアスギアスは、
@ギアスギアス → Aギアスプランディー → Bギアスssp.
そしてバイーア州の元ポリオンは、
@ギアスポリオン → Aギアスプランディー → Bギアスssp.
そしてミナスジェライス州の元ルンバッシャーは、
@ルンバッシャー → Aギアスギアス → Bギアスギアス となっています。
@BEKUWA 9号 2003年12月26日発行
ABEKUWA 58号 2016年1月26日発行
BBEKUWA 70号 2019年2月22日発行
口が悪いですが、産地を分けて高く売りたい昆虫業者の思惑と、亜種分けして自分の名前を付けたい昆虫学者の思惑、どっちでも良いから名前をハッキリして欲しいブリーダーの思惑がこんがらがって錯綜しており、こんな混とんとしたカブトムシはギアスゾウカブトだけではないでしょうか。
本来なら記載文で亜種分けすべきなので、BEKUWAの記事で判断するのもどうかと思いますが、私ごときが深堀しても解決できる話でもなく、真実は現地の密林にしかないという、訳の分からない結論で終わらせておきます。
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