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2017年06月15日

こういうのは積極的にほめるべきだと思う

キッコーマンが豆乳製品で行っているこのキャンペーン
https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/tounyu/dn2017/

内容だけを見るとなんてことないキャンペーンだけれど、応募しようとバーコードを集め出して、ちょっと感心してしまった。すっきりと一石三鳥。

tonyu01.jpg


【一鳥】
キャンペーンに応募できて、あわよくば景品が当たる。
これは普通。

【二鳥】
豆乳は体に良いらしいので、栄養面で期待できる部分がある。
(↓参考キッコーマンのサイト)
http://www.k-tounyu.jp/02_effect/index.html
まあ、これも普通。

【三鳥】
自然とごみの分別ができる!!これが良い。

飲んだ後、折りたたむと感謝される。
tonyu02.jpg
バーコードを集めなくてはならないので、必然的に洗う(洗わないと臭くなるし)。しかもバーコードが底にあるから、ちゃんと水で二回くらい洗い流してしまう。
tonyu03.jpg
切り取った後は、分別してゴミ箱へ。
tonyu04.jpg

パックジュースなんて、普段いちいち洗わないし、飲んだらそのままゴミ箱にぽんしてしまうのだけれど、キャンペーンに応募するついでに自然とごみの問題解決にもほんの少しだけ協力できる。あたりまえにやっている人からすれば「やっていないほうがおかしい」となるんだろうけれど。
自分と同じように感じて気持ち良くキャンペーンに応募できている人は少なくないと思う。あと、それをメーカーサイトが誇示していないところも良い。なかなか当たらないものだろうけれど、損をした気分にはならない。





うん、こういう取り組みは気づいた人が評価するべきだと思った。


2017年06月14日

エナジードリンク「BATTERY」を応援!

ステマはよろしくないので、直球で応援。

知り合いがフィンランド発のエナジードリンク「BATTERY」の仕入れ取引を始めて、ぼつぼついろんなところに営業をかけているらしく、よかったら応援してとサンプルを数本もらった。正直、味がどーたらはよくわからないのだけれど、たまに「MONSTER」でお世話になっているエナジードリンクで、この手の商品の一本あたりの単価は安くないので、ありがたくちょうだいした。

ので応援。

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感想(0件)




ちなみに、上記リンク先はその知り合いとは無関係(今はネット販売とかではなく、居酒屋の個人店に営業をかけて卸してもらったりとか細々と広める努力をしているみたい)。あくまで商品を応援。
今のところ、そこらへんの店で手に入れられるレベルにはなっていないので、ネットで買うくらいしかできないけれど、一応フィンランドでは一番売れているエナジードリンクとのことで、悪いものではなかろうと想像する。

営業って胡散臭いものも多いけれど、そんな玉石混交なイメージの中、ひたむきに頑張っている人は応援してあげたくなります。多少大げさとかあったとしてもね。
posted by ひえち豆 at 21:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2017年06月13日

石野卓球の「DJF400」

DJFシリーズは概ね良かった。ヘルだけは自分の好みではなかったけれど、クロード・ヤングの「DJF1100」なんかはかなり気に入って何度も聴いた。

「DJF125」ウェストバム ★★★★
「DJF250」カール・コックス ★★★★★
「DJF400」石野卓球 ★★★★★
「DJF750」ヘル ★★★★★
「DJF1100」クロード・ヤング ★★★★

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感想(0件)




中でも石野卓球の「DJF400」は傑作だと思う。電気グルーヴだけでなくて、石野卓球のソロ・アルバムやこういったDJ MIXシリーズもいくつか持っているけれど、「DJF400」ほど何度も聴いたものはない。しかも、これを聴くのは必ず夜で、電車や自転車等で移動していて、かつ一人の時だけだ。

聴き込むとわかることだけれど、素材として使われている作品のほとんどが無機質で、温もりを欠く音楽だ。なんというか、暗い空間にひとり放り出されて、次々と変わっていく不思議な景色を感じながら旅をしているような気分になる。そこには人間らしい人間は一人もいなくて、表情を持たない顔や、永久に煙を吐き出しては吸い込み続けるポンプや、突き出たり引っ込んだりを繰り返す細い丸太たち、その他いろいろな場面が入れ替わり立ち替わり自分の近くにやってきては去っていく。

聴いているうちにパンドラの箱に閉じ込められたかのごとく、感情が外に出ようともがき出す。けれども箱は開かない。相変わらず場面は無機質に順番に切り替わっていくだけだ。始まったときは、不思議なことに心が躍っていたのに、このまま延々と重苦しい空間を漂っていなければならないのかという気分になってくる。心が少しずつ乾いてくる。

そして、ついに感情を呼び起こす作品がやってくる。パンドラの箱が開けられて、感情があふれ、雪崩れて景色を染める。頭の中はトランス状態のようにとろけていく。いつまでも浸っていたい、そんなつかの間のエクスタシーも、結局は場面の一つに過ぎない。途中から再び無機質な音が侵攻をはじめ、並行をたどり、最終的には飲み込まれてしまう。そのまま空っぽになった心とともに音楽は去っていく。

・・・とまあ、独りぼっちに酔いしれられるというのか、ある意味中二病な作品なのかもしれない。とにかく、聴くのはある「特別な」「動いている」「一人きりの」「夜」だ。知らない間にそのようなタイミングで聴くようになり、それ以外の場面で聴くことなどできないようになった。

当然、聴く人によって印象は異なるかもしれないけれど、共感してくれる人もいるのではないかと思う。石野卓球がどのような思いを込めて作ったのか、本当のところはわからないけれど、自分が感じたものに近いのではないかと思ったりもする。




posted by ひえち豆 at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2017年06月12日

電気グルーヴの「VOXXX」

電気グルーヴの数あるアルバムの中で、最もたくさん聴いたのが「VOXXX」だ。

いちばん売れたのは間違いなく「A」で、自分がいちばん初めに手にしたアルバムも「A」だ(なにしろ「Shangri-La」と「ポケット カウボーイ」から入ったのだから)。でも、「Shangri-La」も「ポケット カウボーイ」も「A」も、手にしたときにはすでに世に出てしまっている状態だった。まあ電気グルーヴが最も売れた時期にうまく引っかかったわけだ。そこから過去の電気グルーヴにさかのぼり、聴いてはハマり、聴いてはニヤけ、聴いては首をひねりをしてきて、初めて発売を待ち望んだのが「VOXXX」というわけだ。特に砂原良徳が抜けて、石野卓球とピエール瀧の二人になって最初のアルバムということで、どのようになるのかにも注目していた。当時はBBS(掲示板)の全盛期だったから、電気グルーヴの公式サイト(・・・だったと思う)のBBSを見て、同じように待ち望んでいる人に混じってコメントを投稿していた。

先だって発売されていたシングル「FLASHBACK DISCO」と「Nothing's Gonna Change」は今までのシングルにないくらい正統派なテクノ・ポップだったが、正直キレイ過ぎて物足りなさも感じていた。

「DRAGON」「VITAMIN」「A」で曲同士が切れ目なく繋がる感動を経験していたので、次のアルバムにも同じものを望む気持ちが大きくかったから、実際に聴いてその通りになっていることがわかったときの嬉しさといったらなかった。案の定、BBSにも同じ気持ちの書き込みがあった。過去のアルバムの曲で「Stingray」「ノイ ノイ ノイ」「パラシュート」あたりも好きだったから、砂原良徳のカラーがなくなったのは少し寂しかったが、反対に思いっきり電気グルーヴのルネサンスを感じることもでき、一発で気に入った。冒頭の「こんにちは、電気グルーヴです」が流れてきたときのニヤけは今でもはっきりと覚えている。

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感想(1件)




以下、曲の簡単な解説っぽいもの

「地獄へ堕ちろ電気グルーヴ」
 冒頭の、いわゆる「つかみ」の役割を果たす曲(?)。これで一気に電気グルーヴの世界に引き込まれる。
「愛のクライネメロディー」
 正統派テクノ・ポップ。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とは正直あまり共通点が見あたらないように思う。パッヘルベルの有名な「カノン」と同じコードで書かれているという説も。あとで知ったことだけれど、「ウルトラリラックス」で石野卓球が曲を提供した篠原ともえがひそかにボーカルで参加しているようだ(エフェクトがかかってて正直わからない)。
「Nothing's Gonna Change」
 正統派テクノ・ポップ。ふわふわと夢の世界を飛んでいるような曲。「Nothing's Gonna Change」と歌っているのだけれど、1ヶ所だけ「Love is gonna change」と聞こえるところがあり、ちょっとドキッとする。
「FLASHBACK DISCO」
 正統派テクノ・ポップ。自然に体が踊り出しそうになる。こういう曲を聴くと、石野卓球は本当にうまいと思う。いわゆるリード・シングル。
「浪曲インベダー」
 ここらへんからおかしくなる。このアルバムのテーマ「スペース・インベーダー」の始まり始まり、という曲(?)。
「チキン・シー」
 こういうノリが電気グルーヴであり、何度か聴いているうちに笑いがこみ上げて、頭から離れなくなる。
「密林の猛虎打線」
 阪神ファンが聴いたら怒りそうな、いや、逆に笑いそうな曲(野次は愛だからね)。「ガンバレガンバレ」「きこえません!」「ガンバレガンバレ」「ごめんなさい!」。ちなみにこのアルバムが発売された年の阪神の順位は6位。
「インベーダーのテーマ」
 アルバムのヤマ場。前回も書いたけれど、こういうノリがボボボーボ・ボーボボの作者澤井啓夫の意味不明ギャグを彷彿とさせる。下手に洗練されていないところが本当に面白い。
「スッペスッペインベインベ」
 その名の通りの曲。それ以上でもそれ以下でもない。
「フラッシュバックJ-popカウントダウン」
 次の曲への繋ぎ。要するに「死者の書」はよく売れているわけだ。
「エジソン電」
 このアルバムのある意味目玉な曲。「この曲が好き!」という人は多分本物の電気グルーヴ・ファンだと思う。
「ジャンボタニシ」
 急に田舎くさい雰囲気に。聴いているとき、なぜかみんなのうたの「タニシちゃん」が思い浮かんで、混乱した。
「TKOテクノクイーン」
 正統派テクノ・ポップ。・・・と見せかけてそうでない部分も。
「TXLテクノクイーン」
 前曲の流れみたいなもの。曲を分ける理由は不明。
「レアクティオーン」
 クールダウンな曲。急に雰囲気が変わって、これはこれで面白い。
「ハロー! ミスターモンキーマジックオーケストラ」
 最後の混沌。こういう曲で終わらせるところは、いかにも電気グルーヴだ。

ちなみに、どうでもいいけれど、もちろん初回限定盤で持っています。お金のない学生時代だったけれど、無理して買って本当に良かったな〜。





posted by ひえち豆 at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2017年06月10日

アンパンマンの英語がちょっと面白かった

聞き取りやすい英語のアンパンマン。



アンパンマンがムカついてバイキンマン殴っただけな内容に、ちょっと笑ってしまった。











2017年06月08日

電気グルーヴについて

「Shangri-La」「ポケット カウボーイ」との出会いからずっと電気グルーヴのファンだ。

テクノ音楽が自分に合っていたというのも大きいけれども、電気グルーヴの良さはとにかく好きなように突っ走りながら進化を続けていることだと思う。正統派なテクノ、一般ウケを狙ったような曲から、澤井啓夫(漫画「ボボボーボ・ボーボボ」の作者ですね)系統のバカ丸出しで意味不明のノリ、ただの悪口や不謹慎ネタ、下ネタ全開の曲まで幅広い。

正統派:「新幹線」「バロン ダンス」「ブラジルのカウボーイ」「FLASHBACK DISCO」等
キレイ:「ポポ」「N.O.」「虹」「Shangri-La」等
澤井啓夫系統:「カフェ de 鬼」「俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ」「富士山」「お正月」「ノイ ノイ ノイ」「誰だ!」「ガリガリ君」「エジソン電」等
悪口・下ネタ:「オールナイトロング」(人生)「電気ビリビリ」「MUD EBIS」「SNAKEFINGER」等

初期から見ると、滅茶苦茶・混沌(「人生」時代〜「電気グルーヴ」デビュー当時)→その中でも強烈な個性が一部に受ける(アルバム「FLASH PAPA」〜「KARATEKA」くらいまで)。音楽が少しずつ洗練されてきて、かつチャレンジングな内容のため、ファン層が広まっていく→一時期は音楽が洗練され過ぎてきて、かつてのバカ・意味不明・混沌さがぐっと抑えられてしまう。そのため耳当たりは良く、どちらかと言えば一般受けに近い音楽となっていき、ファン層が広がる(アルバム「VITAMIN」〜「A」くらいまで)→砂原良徳脱退後、かつてのバカ・意味不明色を取り戻し、初期の電気グルーヴ・ファンを喜ばせる(アルバム「VOXXX」〜)。だいたいこんな感じだ。

万人受けはしない(むしろ一部からはものすごく嫌われていると思う)し、パフォーマンス面でのハチャメチャな部分は自分も一部引いてしまうところがあるのだけれど、音楽のレベルは相当高く、内容が濃い。坂本龍一や久石譲のようなビッグ・ネームとは異なり、いわゆる「高尚な音楽」でないため、キレイ過ぎないところに親しみやすさを感じているファンも多いと思う(自分も、坂本龍一や久石譲は苦手ではないけれど、電気グルーヴほどのめり込んで聴くことはない)。

ワイヤレス スピーカー に遊び心を!





なお、石野卓球については、ソロ活動も特筆に値する。バリバリのテクノで、電気グルーヴで見せる滅茶苦茶なノリはほとんど見られない、かなり「まっとうな」音楽。でもそこには音楽へのこだわりや石野卓球らしさが色濃く表れており、電気グルーヴとは別の意味でファンになれる。



posted by ひえち豆 at 08:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2017年06月04日

美空ひばりだけは「別格」

正直、演歌や歌謡曲はあまり聴くジャンルではない。北島三郎は「与作」、石川さゆりは「津軽海峡・冬景色」、島倉千代子は「人生いろいろ」…と、その人の代表作くらいは知っているものがある程度だ。

でも、美空ひばりだけは別格で、そらで言える代表曲だけでも「川の流れのように」を筆頭に「東京キッド」「お祭りマンボ」「愛燦燦」「一本の鉛筆」「悲しい酒」…とニワカ程度に知っている。そして、後にも先にもこの人の上をいく演歌・歌謡曲の歌い手はいないだろうな、と思う。そのくらい完成されている。

歌がうまい人はたくさんいる。でも、演歌がうまく歌える人は限られている。演歌をうまく歌える人もまあたくさんいる。その中で演歌の一流がいる。でも、演歌の一流でさえ「歌をうたう」を超えるところまで来るとなると、かなり厳しい。美空ひばりの場合、歌をうたうことは日本人が日本語を話すごとくあたりまえのことのように思われるからすごい。日本人に対して日本語が流暢だと言うのがおかしいように、美空ひばりに対して歌がうまいというのは違和感がある。要するにその域まで来てしまっているのだ。

演歌、歌謡曲だけでなくジャズまでこなす。「恋人よ我れに帰れ」「スターダスト」を聴くと「これが『リンゴ追分』を歌っているのと同じ人か」とため息が出る。エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイに混じって流れても何の違和感も抱きそうにない。

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感想(21件)



美空ひばりを聴くとき、そこには「歌は任せておけばよい」という安堵感がある。今のポピュラー・ミュージックのような刺激を求めるものとはちょっと違うけれども、穏やかな波の音に耳を澄ませるように、歌に身を任せることができる。

posted by ひえち豆 at 07:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

【映画】"The Sound of Music"(サウンド・オブ・ミュージック)より有名な曲が多いミュージカルはない

第38回アカデミー賞で「作品賞」他5部門を受賞、ノミネートも最多10部門を記録した「サウンド・オブ・ミュージック」。映画自体の魅力はもちろんのこと、注目すべきは使用されている音楽が飛び抜けて優れており、またそのほとんどが有名であることだと思う。

"The Sound of Music"「サウンド・オブ・ミュージック」
"Maria"「マリア」
"I Have Confidence in Me"「自信を持って」
"Sixteen Going on Seventeen"「もうすぐ17才」
"My Favorite Things"「私のお気に入り」
"Do-Re-Mi"「ドレミの歌」
"Edelweiss"「エーデルワイス」
"Lonely Goatherd"「ひとりぼっちの羊飼い」
"So Long, Farewell"「さようなら、ごきげんよう」
"Climb Ev'ry Mountain"「すべての山に登れ」
"Something Good"「なにかいいこと」

「もうすぐ17才」「私のお気に入り」「ドレミの歌」「エーデルワイス」はとりわけ有名で、この4曲のすべてを知らない日本人を探すほうが難しいだろう。





自分自身、どの曲にも愛着があり、実際声に出して歌うのも楽しい。同じジュリー・アンドリュース主演で、こちらはアカデミー賞主演女優賞を受賞している"Mary Poppins"(メリー・ポピンズ)とともに、映画は何度も繰り返し見た。子どものころに見た印象と大人になってから見る印象は異なるけれども、何度見ても面白いし、色褪せることがない。自分も小さいころから見せてもらっていたので、子どもには小さいころから何度も見せてあげたいと思う。
posted by ひえち豆 at 06:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年06月01日

人の良いところと悪いところについて

他人の良いところは気づかないと見えにくい。他人の悪いところは気づきやすく見えやすい。

そして悪いところというのは、実は悪いのではなく弱いところであることがほとんどだ。目が悪い、足腰が悪い、手癖が悪い、稼ぎが悪い、趣味が悪い。

逆に良いというのは優れているということになる。目が良い、愛想が良い、声が良い、センスが良い、仕事ぶりが良い。

人の悪いところを見て、それを馬鹿にすることはたやすいし、気分が良くなる。なぜ気分が良くなるのかと言えば、自分は、その点に関しては良い(優れている)と相対的に考えることができるからだ。
でも、人の悪いところに気づきやすくなるということは、自分の悪いところにも気づきやすくなるということで、結果、不幸な考えに陥りがちだ。

これも逆にいうと、人の良いところばかり見るのも考えものだということになる。それは相対的に自分の悪い(弱い)ところが見えてしまうということに繋がるから。

【フレッツ光で音楽放送を楽しもう!】

離れていても、いつでも一緒。【Furboドッグカメラ】


人の悪いところを話すときに、それは弱いところだからと許すことができれば、自分の悪いところも相対的に許すことができる。許すためには人の良いところも気づくようにすればいい。そうすれば自分の良いところにも気づけるようになる。

2017年05月27日

【音楽コレ最強】ゲルギエフ/ロンドン響盤のラヴェル「ボレロ」

ラヴェルの「ボレロ」が人を惹きつけてやまないのはなぜか。
普通、音楽というのは緩急があって、緊張感を楽しむところと解放感に浸るところの連続であることがおおいのだけれど、この曲は最初から最後まで緊張感しかない。パーカッションをやっていた人間として、スネア・ドラムの苦悩が直に伝わってくる曲でもある。

録音数も相当あって、自分がちゃんと聴いたのは、カラヤン/ベルリンフィル盤やムーティ/ウィーンフィル盤、マゼール/N響盤、そしてタイトルのゲルギエフ/ロンドン響盤くらいのものだけれど、このゲルギエフ/ロンドン響盤は、ほかを大きく引き離して圧倒する名演だと思う。この作品の理想形と言っても過言ではない。誉め言葉を並べるよりも、まずは一度見てほしい。



最初から最後までずっと統制がとれていて、誰も自分勝手に乱すことがない。ppppからffffまでバランス良くセンス良く仕上がっている。ゲルギエフのすごさはもちろんだけれど、こういう紳士な演奏はイギリスの交響楽団ならではなのかもしれない(蛇足だけれど、ヘンデルの「王宮の花火の音楽」のマッケラス/イギリス室内管弦楽団盤も同じような理由で好きだ)。

クラシック好きには収集家が少なくないと思う。自分もそのうちの一人だ(と自負している)。ベートーヴェンの交響曲第九番『合唱付き』ばかりを300パターンくらい集めた人もいるらしいが、比べることで、とっておきの一枚がわかるようになる。同じ演奏なんだけれど、演奏家によってこんなにも印象が変わるのかというのを思い知らされるのは本当に楽しい。





だから、ラヴェルの「ボレロ」を聴く人(曲を知っている人は多いと思うので)は、上に挙げたものでもいいし、そうでなくてもいいので、ぜひ数種類聴いてほしい。有名な指揮者であれば必ずと言っていいほど録音が残っていると思う。なお、ゲルギエフ盤はApple Musicでも映像で見られます(2017年5月現在)。

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