2017年06月12日
電気グルーヴの「VOXXX」
電気グルーヴの数あるアルバムの中で、最もたくさん聴いたのが「VOXXX」だ。
いちばん売れたのは間違いなく「A」で、自分がいちばん初めに手にしたアルバムも「A」だ(なにしろ「Shangri-La」と「ポケット カウボーイ」から入ったのだから)。でも、「Shangri-La」も「ポケット カウボーイ」も「A」も、手にしたときにはすでに世に出てしまっている状態だった。まあ電気グルーヴが最も売れた時期にうまく引っかかったわけだ。そこから過去の電気グルーヴにさかのぼり、聴いてはハマり、聴いてはニヤけ、聴いては首をひねりをしてきて、初めて発売を待ち望んだのが「VOXXX」というわけだ。特に砂原良徳が抜けて、石野卓球とピエール瀧の二人になって最初のアルバムということで、どのようになるのかにも注目していた。当時はBBS(掲示板)の全盛期だったから、電気グルーヴの公式サイト(・・・だったと思う)のBBSを見て、同じように待ち望んでいる人に混じってコメントを投稿していた。
先だって発売されていたシングル「FLASHBACK DISCO」と「Nothing's Gonna Change」は今までのシングルにないくらい正統派なテクノ・ポップだったが、正直キレイ過ぎて物足りなさも感じていた。
「DRAGON」「VITAMIN」「A」で曲同士が切れ目なく繋がる感動を経験していたので、次のアルバムにも同じものを望む気持ちが大きくかったから、実際に聴いてその通りになっていることがわかったときの嬉しさといったらなかった。案の定、BBSにも同じ気持ちの書き込みがあった。過去のアルバムの曲で「Stingray」「ノイ ノイ ノイ」「パラシュート」あたりも好きだったから、砂原良徳のカラーがなくなったのは少し寂しかったが、反対に思いっきり電気グルーヴのルネサンスを感じることもでき、一発で気に入った。冒頭の「こんにちは、電気グルーヴです」が流れてきたときのニヤけは今でもはっきりと覚えている。
以下、曲の簡単な解説っぽいもの
「地獄へ堕ちろ電気グルーヴ」
冒頭の、いわゆる「つかみ」の役割を果たす曲(?)。これで一気に電気グルーヴの世界に引き込まれる。
「愛のクライネメロディー」
正統派テクノ・ポップ。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とは正直あまり共通点が見あたらないように思う。パッヘルベルの有名な「カノン」と同じコードで書かれているという説も。あとで知ったことだけれど、「ウルトラリラックス」で石野卓球が曲を提供した篠原ともえがひそかにボーカルで参加しているようだ(エフェクトがかかってて正直わからない)。
「Nothing's Gonna Change」
正統派テクノ・ポップ。ふわふわと夢の世界を飛んでいるような曲。「Nothing's Gonna Change」と歌っているのだけれど、1ヶ所だけ「Love is gonna change」と聞こえるところがあり、ちょっとドキッとする。
「FLASHBACK DISCO」
正統派テクノ・ポップ。自然に体が踊り出しそうになる。こういう曲を聴くと、石野卓球は本当にうまいと思う。いわゆるリード・シングル。
「浪曲インベダー」
ここらへんからおかしくなる。このアルバムのテーマ「スペース・インベーダー」の始まり始まり、という曲(?)。
「チキン・シー」
こういうノリが電気グルーヴであり、何度か聴いているうちに笑いがこみ上げて、頭から離れなくなる。
「密林の猛虎打線」
阪神ファンが聴いたら怒りそうな、いや、逆に笑いそうな曲(野次は愛だからね)。「ガンバレガンバレ」「きこえません!」「ガンバレガンバレ」「ごめんなさい!」。ちなみにこのアルバムが発売された年の阪神の順位は6位。
「インベーダーのテーマ」
アルバムのヤマ場。前回も書いたけれど、こういうノリがボボボーボ・ボーボボの作者澤井啓夫の意味不明ギャグを彷彿とさせる。下手に洗練されていないところが本当に面白い。
「スッペスッペインベインベ」
その名の通りの曲。それ以上でもそれ以下でもない。
「フラッシュバックJ-popカウントダウン」
次の曲への繋ぎ。要するに「死者の書」はよく売れているわけだ。
「エジソン電」
このアルバムのある意味目玉な曲。「この曲が好き!」という人は多分本物の電気グルーヴ・ファンだと思う。
「ジャンボタニシ」
急に田舎くさい雰囲気に。聴いているとき、なぜかみんなのうたの「タニシちゃん」が思い浮かんで、混乱した。
「TKOテクノクイーン」
正統派テクノ・ポップ。・・・と見せかけてそうでない部分も。
「TXLテクノクイーン」
前曲の流れみたいなもの。曲を分ける理由は不明。
「レアクティオーン」
クールダウンな曲。急に雰囲気が変わって、これはこれで面白い。
「ハロー! ミスターモンキーマジックオーケストラ」
最後の混沌。こういう曲で終わらせるところは、いかにも電気グルーヴだ。
ちなみに、どうでもいいけれど、もちろん初回限定盤で持っています。お金のない学生時代だったけれど、無理して買って本当に良かったな〜。
いちばん売れたのは間違いなく「A」で、自分がいちばん初めに手にしたアルバムも「A」だ(なにしろ「Shangri-La」と「ポケット カウボーイ」から入ったのだから)。でも、「Shangri-La」も「ポケット カウボーイ」も「A」も、手にしたときにはすでに世に出てしまっている状態だった。まあ電気グルーヴが最も売れた時期にうまく引っかかったわけだ。そこから過去の電気グルーヴにさかのぼり、聴いてはハマり、聴いてはニヤけ、聴いては首をひねりをしてきて、初めて発売を待ち望んだのが「VOXXX」というわけだ。特に砂原良徳が抜けて、石野卓球とピエール瀧の二人になって最初のアルバムということで、どのようになるのかにも注目していた。当時はBBS(掲示板)の全盛期だったから、電気グルーヴの公式サイト(・・・だったと思う)のBBSを見て、同じように待ち望んでいる人に混じってコメントを投稿していた。
先だって発売されていたシングル「FLASHBACK DISCO」と「Nothing's Gonna Change」は今までのシングルにないくらい正統派なテクノ・ポップだったが、正直キレイ過ぎて物足りなさも感じていた。
「DRAGON」「VITAMIN」「A」で曲同士が切れ目なく繋がる感動を経験していたので、次のアルバムにも同じものを望む気持ちが大きくかったから、実際に聴いてその通りになっていることがわかったときの嬉しさといったらなかった。案の定、BBSにも同じ気持ちの書き込みがあった。過去のアルバムの曲で「Stingray」「ノイ ノイ ノイ」「パラシュート」あたりも好きだったから、砂原良徳のカラーがなくなったのは少し寂しかったが、反対に思いっきり電気グルーヴのルネサンスを感じることもでき、一発で気に入った。冒頭の「こんにちは、電気グルーヴです」が流れてきたときのニヤけは今でもはっきりと覚えている。
価格:2,517円 |
以下、曲の簡単な解説っぽいもの
「地獄へ堕ちろ電気グルーヴ」
冒頭の、いわゆる「つかみ」の役割を果たす曲(?)。これで一気に電気グルーヴの世界に引き込まれる。
「愛のクライネメロディー」
正統派テクノ・ポップ。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とは正直あまり共通点が見あたらないように思う。パッヘルベルの有名な「カノン」と同じコードで書かれているという説も。あとで知ったことだけれど、「ウルトラリラックス」で石野卓球が曲を提供した篠原ともえがひそかにボーカルで参加しているようだ(エフェクトがかかってて正直わからない)。
「Nothing's Gonna Change」
正統派テクノ・ポップ。ふわふわと夢の世界を飛んでいるような曲。「Nothing's Gonna Change」と歌っているのだけれど、1ヶ所だけ「Love is gonna change」と聞こえるところがあり、ちょっとドキッとする。
「FLASHBACK DISCO」
正統派テクノ・ポップ。自然に体が踊り出しそうになる。こういう曲を聴くと、石野卓球は本当にうまいと思う。いわゆるリード・シングル。
「浪曲インベダー」
ここらへんからおかしくなる。このアルバムのテーマ「スペース・インベーダー」の始まり始まり、という曲(?)。
「チキン・シー」
こういうノリが電気グルーヴであり、何度か聴いているうちに笑いがこみ上げて、頭から離れなくなる。
「密林の猛虎打線」
阪神ファンが聴いたら怒りそうな、いや、逆に笑いそうな曲(野次は愛だからね)。「ガンバレガンバレ」「きこえません!」「ガンバレガンバレ」「ごめんなさい!」。ちなみにこのアルバムが発売された年の阪神の順位は6位。
「インベーダーのテーマ」
アルバムのヤマ場。前回も書いたけれど、こういうノリがボボボーボ・ボーボボの作者澤井啓夫の意味不明ギャグを彷彿とさせる。下手に洗練されていないところが本当に面白い。
「スッペスッペインベインベ」
その名の通りの曲。それ以上でもそれ以下でもない。
「フラッシュバックJ-popカウントダウン」
次の曲への繋ぎ。要するに「死者の書」はよく売れているわけだ。
「エジソン電」
このアルバムのある意味目玉な曲。「この曲が好き!」という人は多分本物の電気グルーヴ・ファンだと思う。
「ジャンボタニシ」
急に田舎くさい雰囲気に。聴いているとき、なぜかみんなのうたの「タニシちゃん」が思い浮かんで、混乱した。
「TKOテクノクイーン」
正統派テクノ・ポップ。・・・と見せかけてそうでない部分も。
「TXLテクノクイーン」
前曲の流れみたいなもの。曲を分ける理由は不明。
「レアクティオーン」
クールダウンな曲。急に雰囲気が変わって、これはこれで面白い。
「ハロー! ミスターモンキーマジックオーケストラ」
最後の混沌。こういう曲で終わらせるところは、いかにも電気グルーヴだ。
ちなみに、どうでもいいけれど、もちろん初回限定盤で持っています。お金のない学生時代だったけれど、無理して買って本当に良かったな〜。
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