2018年11月12日
書評『短くて恐ろしいフィルの時代』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、ジョージ・ソーダーズ様の「短くて恐ろしいフィルの時代」です
このような方にお勧めです
「絵描き 抽象的登場人物の物語好き」
著者の方のプロフィール
「1958年生まれ マッカーサー賞やグッゲンハイム賞などの受賞歴有 小説家志望の若者に最も文体をまねされる小説家」
まとめ
https://fanblogs.jp/happiness8everybody/archive/418/0?1540344657
以前上記で紹介したエイモス・チェツオーラの書「やし酒飲み」のような抽象的な登場人物が印象に残る物語を探していたところ、代官山にある蔦屋書店の書店員さんに伺ったところ、今回の本を紹介していただいた
「短くて恐ろしいフィルの時代」以外にももう一冊紹介していただいた本を購入したがその本はまだ読んでいないので、読み終えたら書評にアップする
やはり抽象的な人物が登場する物語を読んでいるとその登場人物たちを絵にかいて表したくなる
頭の中でその登場人物たちを思い描きながら読み進められることも、「やし酒飲み」や「短くて恐ろしいフィルの時代」の個人的な特徴の一つ
まぁ何よりもフィルだろう、脳が自分の体の外に出てしまっていても思考は衰えずむしろ冴えわたっていく
著者「ジョージ・ソーダーズ」もまた我々生物のように脳を登場させているが、執筆中に脳以外の何か別のモノを取り入れようとは思わなかったのだろうか
登場人物たちは皆、思考や行動などはおおよそ我々人間と同じである
それはやはり我々と同じような脳を持っているからに違いないがそこを別の何かで代用していると、もっとおかしな物語になっていったに違いない
例えばパスカルで有名な、我々は考える葦である、という言葉の中に出てくる「葦」を登場人物たちのいわば脳に変えると、人間社会の目よりも自然社会の目で物語は描かれていただろう
そして私はその物語をイメージして楽しむ
物語の中で登場する大統領(いずれ元が付くが)の消息が知りたいと思う人は多いのではないか、私は知りたい、まぁ知ることは出来ないだろうが
しかし思う、終盤に登場してくる創造主をあのような行動へと導いたきっかけを創った張本人は元大統領ではないかと
元が付いた大統領は自国で自ら命を絶つ、その時に自分の命と引き換えに創造主へと何かお願いをする
その願いこそがあのような終盤を迎えさせたのではないか
元大統領は常々過去に思いをはせていた、その思いを願いに宿し、自分の命と引き換えに創造主へと送ったのだ
この物語には様々な名前を持つ人物たちが登場するため少々頭が混乱する読者もいるかもしれない、が読み終えて思うには、字数も多くなく割と早く読み終えることが出来るため、小説初心者にもお勧めできるかもしれない!?と思うが皆さんはどうお考えだろうか?
しかしもうこの本は絶版本であるため新品を手に入れることは難しいかもしれないが、中古ならばネットを使えば割と手に入ると思う
運よく私は新品を手に入れることが出来た、絶版と聞いてしまっているためかいつものように読みながら落書きをすることなく読み終えた
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8245763
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック