2018年10月23日
書評『海賊の文化史』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、海野弘様の「海賊の文化史」です
このような方にお勧めです
「船乗りとは違う海賊から見た歴史を知りたい人 ワンピース好き」
著者の方のプロフィール
「1939年東京生まれ 評論家 作家 著書多数(秘密結社の世界史 ヨーロッパの幻想美術 世界陰謀全史など)」
まとめ
海賊全盛期時代に自分がいたら、どのポジションにいたのだろうか
今まで考えたことはなった、漫画ワンピースを読んでいても、映画パイレーツオブカリビアンを観ていても、ただ物語に飲み込まれ観ることしかなかったが、そこはやっぱり文章のみの本の魅力、考えさせてくれること
歴史に名が残るほどの海賊になっていたのか?いやそれは無いな、階級的には下の方に位置していたのではないかと思う、むしろこの本にも紹介されている「ダンピア」に近い動機で海賊の仲間入りを果たしたに違いない、世界をこの目で見まくりたいと
そのためのし上ったりという願望は海賊に染まるに連れて出てくるが自分の命と時間を削ってまで続けていいものなのかを途中で迷いだし、何とかうまく海賊から足を払い、自分が心から気に入った島(海賊とは友好的な島)に移住して余生を過ごすかと思いきや、世界を旅したいという願望は消えずに移住した島から一艘の船をかっぱらい、航海の旅に出て嵐に巻き込まれ消息を絶つ…と思いきや幸運にも流れ着いた島が異国の日本。そこで巡り合った人物が自分をとてもよくしてくれ、徐々に日本に慣れ親しみ日本人女性と結婚をして子供をもうけ家族ができる。日本文化に染まりながら自分が旅してきたことを本にまとめながら余生を過ごし、日本で生涯を終える
後にその本は日本の航海の歴史に大きく貢献する
とかなんとか考えてみた、結局海賊での障害はまっとうせずに別の道を進もうと奮闘して生きていくのだと思う
皆さんも想像を膨らませてみてはどうだろうか?結構面白いはずだ、私は面白かったが
日本の海賊文化はきっとあったのかもしれないが歴史に残し語り継がれるようなモノではなかったのだとも読んでいて思った
海に囲まれた島国日本に海賊がはびこらなかった個人的最大の理由は、やっぱり武士が大きく関係するのかと思う
もちろん鎖国制度も関係したかもしれないがそんなもの海賊から見たら関係ないモノで終わっていた、それを超えて侵略しようとした海賊たちから日本を守ったのは志ある武士たちだったに違いない
その戦いを勝手に想像するだけでも面白い画が浮かんでくる
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
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