2018年08月08日
書評『クマにあったらどうするか』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、片山龍峯様の「クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人 柿崎等」です
このような方にお勧めです
「山を知らなきゃいけない人(特に登山や山に山菜取りや釣り、キノコ狩りやもみじ狩りに行く人など)」
著者の方のプロフィール
「1942年東京生まれ ディレクター アイヌ語に関する研究者」
まとめ
山を知らなきゃいけない人達へ
この本を読んだからといって山をすべて知れるわけではないが、山には多くの生き物が生活している
どんな生き物だって同じだと思うが自分の生活している場所に無断で知らない者が入ってくれば冷静ではいられない
冷静ではなくなった感情は、その場から逃げろ!!という指示を出すかもしれない
山の中で人間が急に入ってきたときにそのような行動をすると考えられる野生動物は、ウサギ、鳥、鹿、アナグマ、タヌキ辺りが直ぐに思いつく、しかしこれらの野生動物たちもいざとなればこちらに牙をむき出しに立ち向かってくるかもしれないため、決してなめてはいけない
なめるもなにもむしろこちらが恐怖に包み込まれてしまう、そんな山の野生動物の代表である熊についてアイヌ民族最後の狩人の方の体験談とその恩恵ともいえる知恵を知ることができるのがこの本だ
少し話は戻るが冷静ではなくなった感情は、ほかにどのような行動に繋がるか
熊の生活圏内にいつの間にか足を踏み入れている事すら考えず、山菜取りなどに夢中になり気づいたときにはクマがもうすぐ近くに!!そんなときの熊の冷静ではなくなった感情は逃げるという選択肢ではなく、目の前のソレと戦うという選択をとることに違いないと思っておいた方がいい(というよりも多くの人は思っているに違いないが、それでも年間多くの人が犠牲になっている)
戦う選択肢をとったといっても直ぐに襲ってくるわけではないそうだ、やはり熊も人間を見て恐怖になり、しばらくこちらの様子をうかがう
このうかがわれている時に我々であってしまった人間はどのような行動をすればいいのか
まず絶対にやってはいけないのが出会った瞬間にすぐに逃げ出すこと
熊は逃げる者を追いかける習性があるため決して逃げてはいけない
ではどうするのか?アイヌ民族の知恵がそれを教えてくれる
しかし襲ってこない熊ばかりではない。突然襲ってくるクマもいる。そのすぐに襲ってくるクマは過去に人間を食べたことのある熊か、人間の食べ物(誰かが過去に与えたか、襲った時にリュックの中から食べたか、人間が捨てたゴミの中にまだ食べられるものがあったか)の味を覚えてしまったか
要はもう人間を恐れてなんかいない、人間は自分よりも弱いと判断しきっている熊たちが直ぐに襲ってくるそうだ
そんな時はどうするか?…アイヌ民族の知恵がそれを教えてくれる
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人姉崎等 (ちくま文庫) [ 姉崎等 ] |
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