2018年07月11日
書評『わたしが正義について語るなら』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、やなせたかし様の「わたしが正義について語るなら」です
このような方にお勧めです
「子を持つ親 夢を追いかけている人 作家志望者」
著者の方のプロフィール
「1919年高知県生れ アンパンマン作者」
まとめ
ほぼすべての日本人が知っているアニメ「アンパンマン」
顔を食べてもらうことでお腹が空いて悲しんでいる者達の空腹を満たしてあげる正義のヒーロー
やなせたかしさんの正義、それを知ることで自分の中の正義の定義が成長する
正義とは何なのか?
私自身の正義とは…
???
出てこなくなってしまった
懐いていた正義感は、ある他者にとって悪に変わる
悪に変わらない正義とは何なのだろうか?
空腹で困らなくなれば肥満が襲い、肥満を恐れる者は運動をして無駄な出費をし家計を圧迫する。また、ある者は食事制限をする
もちろん極限状態の飢饉を味わったことがない私は空腹を満たす正義のヒーロー像は持ち合わせていない
正義のヒーローとは、やはりかっこよくなくてはいけないのだろうか?
しかしアンパンマンのように万人に平等に接することができる正義のヒーローはかっこよいとは言えないし羨ましがられることもない(裏の顔を無ければ表の顔もない)
人というものは、何かにあこがれを抱いて生きている
その対象となる像はテレビや映画などによって影響を受ける
映画やテレビアニメに登場するヒーローはほぼ全て、争いがテーマだ
つまり戦い、勝利し、そして相手は死ぬ
悪であるからこそ成敗しなければならない?
成敗方法は暴力で表現される
するとそのような正義のヒーローに憧れる子供たちは必ず悪役をつくる
そうして悪役を倒すことで正義感というものを味わう
しかしアンパンマンのようなごっこ遊びをしている子供は見たことがない
確かに「アンパーンチ!!」「アンキーック!!」と声を出して遊ぶ子はいるがストーリーを創り遊ぶことはない
空腹で困っている者に自分の顔の一部を与えて元気と食事を与え、意地悪をしているバイキンマンを懲らしめる(決して殺さない)、そんなごっこ遊びは見たことも聞いたこともない
正義感を振りかざすことで違いが生れ、その違いがいつの間にか膨れ上がり、戦争を引き起こしてきた
アンパンマン、このような正義のヒーロー像を世界が目指すのなら戦争で人が死ぬことは無くなるかもしれない
もうじき日本人として戦争を忘れないための夏が来る
読者の皆様どうでしょうか?アンパンマンを観て戦争について考えてみることにしませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
わたしが正義について語るなら (ポプラ新書) [ やなせたかし ] |
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
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