2018年07月15日
書評『雁』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、森鴎外様の「雁」です
このような方にお勧めです
「愛の告白をしようかと迷っている人 恋愛に対して後ろ向きな人」
著者の方のプロフィール
「1862年島根生れ 作家 本名は森林太郎」
まとめ
森鴎外=もりおうがい
恥ずかしながらこの本を手に取るまで、森鴎外=もりうがい
そう読んでいた
鴎=う‥と、この書評に書く以外は今まで誰にもそのことを知らせていなかった
しかしもしかしたらわつぃと同じような読み方をしていた人がいるかもしれない、そう考え私の恥ずかしすぎる間違いを発表して森鴎外の雁について書きたいと思う
何よりも私が印象に残ったのは未造
ひょんなことがキッカケで成金道へと進んでいき、お金には困らない生活を送る
妻と子供を持ち、妾すら手に入れその妾のために一軒家を借りる
そんな金持ち未造ではあるが、締めるところはしっかりと、いや締めすぎなくらいお金を使わない
締めまくっている所というのは自分の家族である、妻と子供に対して
こんなにもお金に対して成功者である未造なのにもかかわらず妻と子供に対してのお金の締め方がぶっ飛んでいる
そしてそれに対して大きな反発行動を示さない妻がまた不思議でならない
雁を執筆中の夫と妻との関係性、この時代は常識だったのだろうか
現代でももしかしたら、妻に食べる物では苦労はさせないにしても身に付ける物や旅行などで少しの贅沢も味合わせない夫がいるかもしれないがこのような関係性は長くはもたずに妻から離婚が言い渡されるだろう
時代の世間体の常識、恐ろしい
今の時代の世間体の常識を疑いもせずに従うことは生きやすいかもしれないがそれは大きな勘違いかもしれない
未造の妻はきっと世間的に夫に従うのが常識と心得ていたのだろう
夫である未造は良質な物を着、良質な物を身に付けている
しかしその妻である私と子供はそれを許されない
それでも離婚という文字は出ずに我慢という文字に思考は埋め尽くされる
そんなある日夫に妾の噂を聞いてしまう、そして我慢という文字から疑惑に変わり、心の内に秘めてあった思いが未造にぶつけられていく
未造危うし!!
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
雁改版 (岩波文庫) [ 森鴎外 ] |
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