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2018年05月08日

書評『イノック・アーデン』

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こんにちわ小谷中広之です
小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております

今回のご紹介する本は、テニスン様の「イノック・アーデン」です

このような方にお勧めです
「家族の将来を想うからこそ仕事一筋に生きてしまう父親 母子家庭の息子」
著者の方のプロフィール
「1809年生まれの詩人」

まとめ
戻ってこない旦那
妻は待ち続ける…
何の連絡もない生活がただただ続く
そんな状態での心の支えは子供たちだけかもしれない
それは妻だけに限ったことではない
待つ側もつらいが待たせる側もつらい
イノックは妻の辛さとは違った辛さがある、というか待っている
それは計り知れない辛さだ
私がイノックであるならばどのような行動をとってしまうか
遺してきた家族の新たな形を見たときにそれは爆発的に自分を崩壊するかもしれない
希望は絶望に
思い描いてきた家族の像は蜃気楼に変わり果ててしまった
しかし新たな家族を壊すことになってしまうかもしれない衝動をよくぞイノックは止めることができたと感心する
私ならせめて、せめて、不審者扱いされることを覚悟の上で子供たちを抱きしめるかもしれないが、それをしてしまえば私の存在は妻に気づかれ、妻の心は大きく揺さぶられ、その揺さぶられが大きすぎるため心が崩壊するかもし入れない
その葛藤が子供たちを抱きしめようとする衝動が行動に変わる前に躊躇させてくれる
妻の心が崩壊することは望んではいない
今、目の前の新たな家族を破壊する権利は私にはない
イノックもそうだったのかもしれない
だからこそイノックはその場から立ち去ることができた
仕事一筋で生きることも素晴らしいが、その間にも家族のことを想っているとしっかりと行動で示すことも忘れてはいけない世の父親
家族の大切さを痛感する物語だ


ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです

この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。

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