2018年05月12日
書評『人間をお休みしてヤギになってみた結果』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、トーマス・トウェイツ様の「人間をお休みしてヤギになってみた結果」です
このような方にお勧めです
「仕事をさぼってふらふらしている人 動物愛護者 変身願望のある人」
著者の方のプロフィール
「2016年この本でイグノーベル賞を受賞 デザイナー」
まとめ
人間以外の動物の疑似体験ができるとしたら、あなたは何を選びますか?
勝手な予想ですが、「猫」あたりが圧倒的多数な気がします
それも野良猫(自由の象徴にも思えるためか)
疑似体験と書いていますが著者は、本当にヤギになろうと試みます
言語をなくそうと脳をいじろうとしたり、反芻動物であるヤギの胃の中にいる微生物たちを自分の胃に住まわせようとしてみたりします(仕事もしないで、でも結局はそれが収入に結び付くのですが)
私が何よりも印象に残るのが写真(カラー)
著者がヤギになりきっている写真ではなく、解剖の写真です
かなりグロテスクに感じる方が多いと思いますのでここに記しておきます
皮をはがしたヤギ、胃袋、内臓のどれもが本物です(しかもカラー写真)
私はこの写真たちがやはり一番印象に残りました
立ち読みをしないで本を買うことが多く、このページを開いた瞬間は衝撃的でした
ここまでヤギになりきろうとした著者の行動の表れが解剖の写真からも窺えます
著者の人脈の広さ、行動力の範囲の広さに羨ましさを覚えました
この著者は、これをするべく生れてきたのだと思うほどに渦が広がっていきます
ヤギになることの協力をお願いされた学者は鼻で笑うも、バカにした笑いではなく不思議な生き物に遭遇してその生き物が理解しがたい願いを言ってきたときに一度その願いを反芻しているときに出てしまう笑いをして、その願いをかなえるべく力を貸すのです
また、彼女も素晴らしいパートナーです
ヤギになる彼氏を認めるわけですが、一般的に自分のパートナーが安定的な収入もないのにヤギになるために毎日を生きていたら別れるのが相場でしょう
しかし別れることはせずに、温かく?見守っているのです
ここもまた羨ましすぎますね
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
人間をお休みしてヤギになってみた結果 (新潮文庫) [ トーマス・トウェイツ ] |
人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)【電子書籍】[ トーマス・トウェイツ ] |
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