2018年02月21日
書評『クラシック音楽とは何か』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、岡田暁生様の「クラシック音楽とは何か」です
このような方にお勧めです
「クラシック音楽に興味のある人 クラシック音楽の魅力を知りたい人 BGM好き」
著者の方のプロフィール
「1960年京都生まれ 音楽学者 京都大学人文科学研究助教授 著書多数(ピアニストになりたい!19世紀もう一つの音楽史 オペラの運命など)」
まとめ
その扉を開くには、まず知識が必要であり、そして生の経験や体験が必要だと思われるため中々その世界への興味が行動へと繋がらない世界は世の中沢山ある
その中でも代表的な世界とでもいえるのが「クラシック音楽」ではないだろうか
音楽ジャンルは多くある
例えばジャズやブルースなどは、割とかっこよさが存在しているため聞きやすいのではないだろうか
そして、周りとも話しやすいし知ったかぶりをしても恥ずかしくないような音楽のジャンルだと私は思う
しかし「クラシック」は知ったかぶりをすると恥をかきそうな気がして(いや実際恥をかくのだろうが)、周りの人にクラシック音楽を聴いているとは胸を張ってはいうことはできないほどのハードルが私には見えている
この本を読んでも、その考え方は薄れることはないが楽しみ方やどう行動したらクラシック音楽により触れられるかを知るいいきっかけをこの本は私に与えてくれた
私がクラシック音楽を聴くタイミングは、読書中かコラムや書評を書いているときがほとんど
今現在の私が思うにクラシック音楽を聴く利点は、今目の前の集中に支障をきたさないことだと思う
他のジャンルの音楽は割と集中力を妨げたり、別の行動をとらせようと誘ってくる(踊らせたり、悲しくなったり、切なくなったり、歌いたくなったり)
ただただ今目の前の身に集中する、しかし体を極端に動かしたりするような作業には向いていないようにも思う
例えば、力仕事などがそうだろう
現場で作業をしながらのクラシック音楽は私にとっては力むことができない音楽となってしまう
クラシック音楽のように読書などで聞くジャンルがもう一つある
それは「雅楽」だが、今回の書評には関係ないのでこれについては別の機会で
クラシック音楽は間違いなくコンサートホールで実際にその空間、時間、音に縛られて聞くことが大切だと思うのだが、なかなかその一歩が踏み出せない
ならば、本から知識をいただきながらいずれはコンサートホールでの生演奏という順番にしようと思いながら本を読み進める
クラシック音楽といえばその長さが一つの特徴のように思う
生演奏ではその長さゆえに眠りについている人すらいる、そのような映像を見たことがある
なぜこんなにも長いのか?ほかの音楽ジャンルにはないその長さに違和感は感じられないが不思議感はある
いくつか理由はあるだろうが、私個人的に最も理解できた理由が
「クラシック音楽が反映した時代の人々が暇だったから」
なんだか単純だが納得はできる
もし今現代にクラシック音楽をはやらせるとしたら、今よりも衣食住に対する欲望を極端に少なくして、暇な時間を作り出さなければならないだろう
しかしクラシック音楽を愛する人がすべて暇な人ということは誤解だろうからここで注意しておく
クラシック音楽を愛する人たちの中にはきっと「常日頃忙しく、せめて音楽を聴くときは暇という時間を味わってみたい」そんな思いでクラシックを聴きにコンサートホールへと足を運ぶ人もいるだろう
実際コンサート中で眠る人も多いそうで、しかし「ここぞ」という瞬間に差し掛かるとなぜだか目が覚める人が大半だそうだ
それはきっとクラシックを愛しているからこその瞬間的な体の反応なのだと思う
私もいつの日かうんざりするほど長いゲルマン系の音楽をコンサートホールで聴きに行き、生演奏を聴きながら時には読書をし(読書はしてよいのかはわからないが)、睡魔が訪れればそのまま眠りにつき、また目覚め読書をし、の繰り返しをしてみたいと思い描いてしまう
この本をきっかけとして、クラシック音楽への興味がさらに沸き上がったことを最後に書いておきます
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
クラシック音楽とは何か【電子書籍】[ 岡田暁生 ] |
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