2017年12月15日
書評『加害者家族』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、鈴木伸元様の「加害者家族」です
このような方にお勧めです
「ワイドショー好き 噂話好き 子を持つ親」
著者の方のプロフィール
「報道番組ディレクター」
まとめ
今日の21時からフジテレビ系にて再放送が決まった番組『ザ・ノンフィクション 人殺しの息子と呼ばれて…』
初回の放送があったことすら知らなかった
そして再放送があることをネットで知ることに
今日12月15日の21時から放送されるので普段はテレビを見ない自分ですが録画をして後々時間を作って見ることにする
録画の理由としては、就寝時間に重なるため
全ての内容や事情や心情などが重なることはないのかもしれないが「加害者家族」という一冊も皆様の目が触れていただきたいと思う
とても胸が苦しくなる内容の本
読書をしていると眠くなる時が多く、そんなときは素直に一度仮眠して読書を再開しているが、正直この本は眠気なんか現れない
それほど読んでいて胸が苦しくなる
加害者家族
そんな呼ばれ方をすることなんか思いもよらずにある日突然電話やネット、雑誌や突然の警察の訪問なりで知らされる
「あなたの身内(夫、妻、子供、父親、母親、兄弟、祖父、祖母、従妹、義理の兄弟や親)が殺人事件の容疑者として逮捕されました」と
このことは、絶対的に自分の家族に限ってはそんなことは起こらない、と思っている家族に起きている
加害者家族の現実に起きている世間(近所、学校関係、そしてマスコミなど)からの行為に対しての加害者家族の心情を苦しく受け止めてしまう
子供たちが将来加害者にならないなんて言いきれないし、もちろん被害者となるかもしれない
いや、もしかしたら両親が…そんなことを考えずにはいられないほど苦しい
被害者家族のことももちろん紹介されてはいるが、やはりこの本の主は残された加害者家族だ
ある加害者家族の妻はこう言っている「私と息子が大変な思いをして生活をしていることを、刑務所の中で暮らしている夫はわからないでしょうね。刑務所の方が守られているんですよ」と
また重大な事件を起こした加害者家族が自殺を選択するケースは少なくないという
読んでいて思うが自殺を選択してしまう加害者家族の方の特徴は、自身の子供が重大な事件を起こした場合が多い気がする
それも特に父親が自殺を選択するように思える
母親はそれでもその子の母親であり、お腹を痛めて産んだ最愛の子であるため、なんとか更生して社会復帰をして被害者家族の皆様に少しでも罪の償いができるようにサポートしてあげる役割を担う責任があるため自殺を選択するケースは父親に比べればないように感じられる
夫が重大な罪を犯した場合、子供がいる家族構成であればなおさら、妻は自殺を選択するケースは無に等しいのではないだろうか
それは、自分(妻)が自殺をしてしまえばこの子にもっと重く責任がのしかかってしまうなどその子の将来を考えて踏みとどまるのではないだろうか
書評を打ち込んでいてもやはり胸が苦しくなってくる
そして、どのように子育てをしていくかを改めて考えさせてくれる一冊である
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
加害者家族【電子書籍】[ 鈴木伸元 ] |
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