2017年12月27日
書評『毒々生物の奇妙な進化』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、クリスティー・ウィルコックス様の「毒々生物の奇妙な進化」です
このような方にお勧めです
「科学者 アマゾンなど人のあまりいない地へ行く人 生き物好き ダイバー」
著者の方のプロフィール
「生物学者 細胞分子生物学の博士号取得 猛毒生物好き」
まとめ
この本を読んでいたり読んだことある人読みたい人達に是非お薦めしたい本があります
それが「自分体で実験したい 命がけの科学者列伝(近々書評アップ予定あり)」です
もしご興味がわきましたら読んでみてください
アルベート・カルメット
1896年に最初の抗毒素を作った人物である
コブラの毒素を馬に注射し、その後馬から血清を取り出し噛まれた人に使用する、こうして生まれたのが最初の抗毒素
今現在でもこのように抗毒素を作っているのだが、やはり副作用はどうしても出てきてしまう
同じ人間ではなく、馬から血栓を取り出すのだから仕方ないのかもしれない
その抗毒素を使って毒を消すことの方が命をなくすよりは全然いいのだろう
しかしやはり副作用が気になる
今現在世界では馬ではなく、ある人間の血液で毒を治す治療法を研究している
そのある人間とは、スティーヴ・ラドウィン
この人、科学者でもなければ医者でも、ましてや研究者でもない
なぜ彼がそのような研究対象になる血液を持っているのか
それは彼の日々の興味対象とその行動にある
スティーヴは爬虫類愛好家で特に蛇好きで、自分に毒を注射する男として知られている
9歳の時にヘビ園の園長との出会いが幼いころのスティーヴのその後の毒との付き合い方に大きな変化をもたらしていく
園長のハーストは、自身の活動で自家免疫という計画を遂行していた
自身の身を守る手段として当初は行っていたが、人でも同じように抗毒素がつくれるのか?という疑問を生んでいた
コブラの毒液を自身に注入して自家免疫実践を開始
その後、種類を増やし最終的には一回に2、30種類の毒液を混ぜて注射していた
ハーストは実際、信じられないような免疫を持っていたようだ
そして、自分の抗体には自信を持っていたので、地元で毒蛇に噛まれて命に危険のある人たちに自分の血を提供し数人の命を救った
ハーストの生き方に衝撃を覚えたスティーヴ少年は17歳になりハーストの後を追うことを決める
どのヘビで、どれだけの量を、どのくらいの頻度で注射すべきか、間もなくそれは思考から自身に注射をするという行動へと変化していく
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
毒々生物の奇妙な進化 [ クリスティー・ウィルコックス ] |
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
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