2017年12月25日
書評『人間失格』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、太宰治様の「人間失格」です
このような方にお勧めです
「遊び人 自信家 エネルギッシュと呼ばれる人 他人の不幸は蜜の味好き」
著者の方のプロフィール
「1909年青森生れ 小説家」
まとめ
自身読書歴初の太宰小説
様々な作品を残している太宰ですが、たまたま読んでみようと思ったのがこの本「人間失格」
読んでいくうちにどんどんのめり込んでいってしまい、電車内では中々読むのに苦労をしました
というのも、電車内で読んでいたら夢中になりすぎていちいち反応(相槌をうったり、声を出したり、眉間にしわを寄せたり)してしまう自分がいたからです
その反応を意識的に抑えながら読んだので一回読んで、もう一度読みたくなり一日で二回も読んでしまいました
それほどに私にとっては印象深い太宰治の「人間失格」
「人間失格」に関しては多数書評がありますが、毎回そうですが他の人の書評は一切見ていないので完全個人的感想となります(もちろん他者の人の書評を見るのもまた、書評の表現力を高めるとはわかっていますが、純粋に個人のみの感想を書いていきたいと思っています)
不幸をしょい込むことで女性から持てやすくなるというのなら、不幸をしょい込むことを選ぶだろうか
不幸が男としての魅力を上げるというのなら、不幸を受け入れるだろうか
そして不幸である男が、不幸をしょっている男が全く女性から見向きもされないというのならそれこそ最も不幸ではないだろうか
そんなことを考えながら読んでいってしまう
この主人公、もし本気で竹一という男に言われた気になる予言のうち「女に惚れられる」道ではない方に本気で進んでいたらどうなっていたのか
それでもやはり女には相変わらずモテるのかもしれないがそれを本人なりに受け流していけば、もしかしたら親友と呼べるような心から自分をさらけ出せるような信用できる男友達ができたかもしれない
その親友達と自分の進むべき道を突き進んで開花させることができていれば太宰はまた別の道で世界的に有名になっていたに違いない
もしかしたらこの竹一が主人公にとっての親友となりえたのかもしれないが
心から許せる親友、この大切な存在を改めて実感する
そして勝手に思うが、この太宰の性癖はどのようなものだったのか?
それは単純にS?M?ということや、避妊具はつけていたのか?、自慰行為はしていたのか?対象は何だったのか?などと
最終的に自殺をして人生を終わらせてしまうほどの人間であり、そして素晴らしい作品を世に残すほどの表現力、女性にもてまくる雰囲気、他者に心を開けない心の持ち主が変態でないわけではないと勝手に想像している
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
人間失格改版 (新潮文庫) [ 太宰治 ] |
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