犬の噛み癖
犬の噛み癖を治す方法
犬が人や物を噛む癖を治したい
犬を飼っているなら1度は経験がある人が多い愛犬の噛み癖。 手や足を噛まれて痛い思いをしたり、飛びついた拍子に洋服に噛みついて破かれてしまった、おもちゃやベッドの噛み壊し、家具や建具が噛まれてボロボロ、といった悩みは多くの飼い主が抱えています。
特に心配なのは人への噛み癖ですね。 今は大丈夫でもいつか人を怪我をさせてしまうのでは・・・
いくら愛犬がかわいいからといって噛み癖をそのままにしておくわけにはいきません。
犬にそのつもりがなくとも、人を噛むことは立派な攻撃行動です。
他人に怪我をさせてしまってからでは遅いのです。また、噛み壊しについても、いつまでもそのままにしておくのは良くありません。
犬はもともと噛む動物ですが、きちんとしつけをしてあげれば、噛み癖を治すことができます。 もしあなたの愛犬に噛み癖の傾向が表れたなら治してあげることが大切です。
噛まれた人が犬に痛いことを伝える
一番てっとり早い噛み癖のしつけ方法は、犬に噛むと痛いということを認識させる治し方です。つまり、犬に噛まれた瞬間に「痛い!」と大きな声で言いましょう。
すると、犬は突然の大声にびっくりして噛むのをやめてしまいます。犬からしたら、人に悪いことをしたと思い、噛み癖が治るわけではなく、噛むことによってびっくりすることが起きるからやめようということです。
このとき、太く低い声の方が犬にはよく聴こえます。
きゃあきゃあとした高い声だと、犬は言葉の意味がわかりませんので、むしろ噛まれた人が喜んでいるのかと勘違いをして、興奮してさらに噛む原因を作ってしまうことがあります。
犬を叱るときは、特に女性は意識して太い声を出すようにしましょう。
■子犬の噛み癖には無視も効果的
また、子犬の場合は、構ってほしいから人の手を噛んだりすることがありますので、そういった場合には、そっぽを向き犬のことを一切無視しましょう。
この治し方は成犬にも効果的で、犬を叱ったりしたくない人にはおすすめ室内であれば、犬をそのままにして飼い主や家族は別室に行ってしまうのでも構いません。
このとき注意しなければならないのは、ドタバタと行動しないことです。犬を興奮させないよう静かに立ち去り、犬を部屋に独りぼっちにするのです。
犬は、「噛むとつまらなくなる」ということを学習し、噛まなくなります。のしつけ方法です。このほかにも、噛み癖の治し方には、様々なしつけ方法があります。
■飼い主には一貫した態度が必要
成犬になってから犬を家族に迎えても必要なしつけはできますが、子犬のときから飼っているのにしつけができていなかったり噛み癖がついているときは成犬になってからのしつけ直しは難しいのです。
犬は頭の良い動物ですから、同じ飼い主がこれまで許していたことを急にダメだと言うようになると混乱して別の問題行動が出たり、反抗してくることもあります。
犬の反抗とは、取り残された部屋でいつまでも吠え続ける、物をこわすといった、飼い主が嫌がることを繰り返します。
犬にしてみれば反抗というよりは、飼い主の気を引きたい気持ちでいっぱいで、叱られてもいいから傍に来てほしい、相手にしてほしいということなのですが、これでは噛み癖は治らないので、子犬のときから噛むことを仕方なくであっても容認してきた場合はあまり効果がありません。
そうでないならこの治し方は成犬にも効果的で、犬を叱ったりしたくない人にはおすすめのしつけ方法です。このほかにも、噛み癖の治し方には、様々なしつけ方法があります
物を使用したしつけ方法
このしつけ方法も噛み癖には大変効果的な治し方です。天罰式のしつけ方法と呼ばれるこの方法は、吠え癖等にも使用させるしつけ方法ですが、その方法は、空き缶とおはじきを用意します。
おはじきがない場合は、ビー玉等でも代用出来ます。空き缶の中におはじきを入れ、ガムテープ等でおはじきが出てこないようにふさぎます。犬が物を噛み始めたらすぐに犬の近くに空き缶を投げつけましょう。
この際、人に投げられたと犬にばれたら意味がありませんので、犬の死角から空き缶を投げつけるようにします。犬は、物を噛むと大きな音がして不快だからやめようと認識し、徐々に噛み癖が改善されていきます。
床に投げ落としたときに大きな音が出るのですが、フローリングに傷がつく心配や、マンションでは下の階の部屋に迷惑をかけるおそれがあるようなら、空き缶ではなくペットボトルにビー玉を数個入れたものでも構いません。
このしつけ方法は、犬自身がしつけをされている感覚はないため、自然に噛み癖が改善される可能性があります。
おもちゃ等でストレス発散させる
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そもそも噛み癖は、犬がストレスを溜めていて、それを人や物にぶつけている可能性があります。そのため、外で思い切り一緒に遊んであげて、ストレス解消をすることも、噛み癖の治し方として効果的です。
■おもちゃを噛むことでストレス解消
最近は犬が噛むことを想定して作られたおもちゃもたくさんあります。 そのようなおもちゃを与え、犬がそれを噛むことでストレス発散になり、人を噛まなくなる可能性もあります。
ただし、力の強い中型犬以上では噛み壊しにも注意が必要です。与えっぱなしにしていると、いくら犬が噛むことを想定しているおもちゃでも破損してしまいます。
壊れた破片を犬が飲み込むと犬の胃腸にトラブルが起きる原因になりますし、噛み壊すことに犬が達成感を覚え快感に思うようになるとますます噛み癖を招いてしまいます。
与える時間は1回5分以内にして、犬がもっと遊びたいと思っているうちに取り上げ、何度も遊ばせてあげた方が効果的です。
また、与える前にはそのつど破損がないか、破損しそうな部分はないかを確認し、遊んでいるときも目を離さないようにすることが安全に遊ぶ上では大切です。
■飼い主さんとおもちゃを引っぱりっこでエネルギー発散
おもちゃを犬に与えて噛ませるのではなく、飼い主さんがおもちゃを持って犬を誘い、犬がおもちゃに噛みいたら引っぱりっこをして遊びます。
犬は大好きな飼い主と一緒に遊べるので心が満たされますし、引っぱりっこは力が必要なためエネルギーの発散ができ、散歩や運動をしたのと同じぐらいの効果があります。
ただし、犬にもおもちゃに対して好みがあるため気に入らないとせっかく与えてもそのおもちゃで遊んでくれない場合もあるので注意が必要です。
また、犬が興奮して間違って人の手を噛んでしまったときには、しっかりと叱り、興奮しないようにするしつけも必要です。
お酢を使用した噛み癖の治し方
上記のしつけ方法を実践してもなかなか噛み癖が改善されない場合、お酢を使用した噛み癖の治し方を試してみましょう。お酢と水の割合を1:100くらいに薄め、いつも噛んでいる場所にスプレーをします。 犬は人間よりも嗅覚が優れている動物です。 そのため100倍に薄めていてもお酢の臭いを感じ取り敏感に反応します。 犬がその場所を噛むと、嫌な味がし、すぐに噛むのをやめてしまいます。このお酢を使用した噛み癖の治し方が、しつけ方法としては一番効果的かもしれませんが、お酢を強くすると、犬には刺激が強すぎますので、お酢と水との割合には気をつけましょう。
犬用のガムを使用した噛み癖の治し方
犬に噛み癖がついてしまう原因として、歯に違和感があるためそれを紛らわそうと物を噛み、それが噛み癖になってしまっている可能性があります。 そのため、犬用の歯磨きガムや骨等を与え、歯の違和感を取り除いてあげる必要があります。物を噛むとストレス解消にもなりますし、家具を噛まれるよりも断然良いので、一石二鳥の噛み癖の治し方といえます。 犬によっては違和感がなくなれば噛み癖が自然になくなる子もいれば、違和感がなくなっても噛み癖がそのままになってしまう子もいます。 もしいつまでも噛み癖がなくならないようなら上に記載したような治し方を試してみるのがいいでしょう。
愛犬「花」は甘えた時の生噛みがたまにあります。
タグ:犬の噛み癖
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