アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2017年11月07日

仮面の王 / パラディン

331.png
私が奉公で訪れたのは、とても不思議な国。何万もの「掟」を守り、皆が仮面を被って生活している。その国で孤独に生きる私を救ってくれたのは、ある一人の少年だった。

彼は、掟によって話す事の出来ない私と友達になってくれた。私の顔……火傷跡を見て気味悪がらないでくれた。私にとっての王子様。今では国の王様になってしまったけれど……

彼から想いを告白されたあの日は、私の宝物だ。普段は物怖じしない彼の声が、少し恥じらいを帯びていた。頷く私がどんな気持ちだったのか、仮面で彼には見えなかっただろうけど。

彼との結婚前夜。明日、私が声を出すことを許されたら、最初に彼へ伝える言葉はもう決めてある。言葉の意味を思い返す私の傍らで、彼がかわいらしい寝息を立てた。
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9949536
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
黒の書さんの画像
黒の書
プロフィール
リンク集
キャラクター別
コラボ
ジョブ別
タグ絞り込み
検索
例:ハーフナイトメア、マグロ、
オルタナティブ、― Mizugi ―、和装
QRコード
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。