2018年07月11日
かぐや姫 / 傲獅のブレイカー
古き神々と人が交わった時代。荒れた国に君臨せし誉れ高き若き王は、人と神の間に立ち人々を導いた。その王、「獅子王」と呼ばれ、よく国を治め、深く民より愛された。
時の神官は凶事の兆しを発見。急ぎ王に注進する。王が魔払いの儀式を行うも凶兆は消えず。王は再三に渡る神官の諫言を顧みず、領地拡大を掲げ隣国へと進軍を開始。勝利を収める。
獅子王の傲慢さは止まらない。強引な治世。終わうない戦。疲弊する兵士と民。諌めた神官を王は処罰し、首を晒す。神官の処刑を皮切りに兵と民は決起し、城へと攻め込んだ。
王の首が飛んだ瞬間、獅子のような異形の影が王から出ていったという記録が残されている。やがて国は滅び、彼は後世「愚王」と呼ばれた。今はただ僅かな遺跡が残るばかりである。
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