2018年05月02日
いばら姫 / クラッシャー
たった一人、年老いた魔法使いを祝いの場に呼ばなかったせいで、姫は不幸な呪いを受けた。「お前は15の年に糸車に指を刺されて命を落とすだろう」
そうして15の年、姫は呪いに罹ってしまう。他の魔法使いが「死ぬのではなく百年の眠りにつく」と祝いを告げたおかげで、命を落とす事は避けられたけれど――
「でも、どうして百年だったのかしら?」眠りから覚めた姫は可愛らしく首を傾げる。「出来ればもう百年、いいえ千年ぐらいは眠り続けていたかったのに」
現実世界は煩わしい事ばかり。夢の方がどれだけ幸せに過ごせたか。見知らぬ男に目覚めさせられ、妻にされるなんて真っ平御免。そうして姫は更なる眠りの呪いを求めて旅に出ました。
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