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約-0.65℃/100m
多くの方はご存知だと思いますが、標高と気温の関係で重要になってくるのは上記の数字ですね。国際標準大気の定義では、標高が100m高くなると気温は約0.65℃(正確には0.649℃)下がるとされています(気温減率)。
なので、標高1000m(500m)だと標高0mのところより6.5℃(3.25℃)涼しいということになります。
<標高と気温の目安>
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*背景色の箇所はPCサイトのサイドバーに掲載中。
この数字から、標高が1000m以上あれば、猛暑日でもゴルフを楽しめそうです。
もう少し掘り下げると…
ちなみに、上記の内容が当てはまるのはあくまでも対流圏と呼ばれる高度11qまでの話で、その上の成層圏などでは、高度があがるにつれて気温が上昇・下降したり、一定だったりします。
それと、気温減率は湿度に影響を受け、湿度の違いでおよそ「-0.5℃〜-1.0℃/100m」の幅で変動します。
- 乾燥しているほうが気温減率は大きくなり(乾燥断熱減率=約-1.0℃/100m)
- 湿っていると気温減率は小さくなります(湿潤断熱減率=約-0.5℃/100m)
なので、最初に紹介した約-0.65℃/100mの気温減率は平均的な値という解釈が正しいようです(学校で習った気温減率は「-0.60℃/100m」だったような気がします)。
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