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2016年08月28日
「ポルシェが作ったメルセデス」 ベンツE500 ベンツ500E
皆様こんにちは! Mr.Tです^^
今回は私の大好きな124系のスペシャルモデルに触れたいと思います!
ベンツ500E(E500) MODEL YEARは1992〜1995年 総生産台数10479台
そもそも開発する事になったのは米国でW129の500SLが人気となりSLの4ドア版を販売してくれとの要望が強くなりミディアムクラスに500SLのエンジンを搭載する事にした。
その開発を当時不振だったポルシェに依頼しチューニングはポルシェのバイザッハ研究所が担当しています。
製造工程はメルセデスのジンデルフィンゲン工場でシャシーなど塗装をして貨物列車でポルシェのツッフェンハウゼン工場に運びエンジンや足回りの組み付け&調整をして再度メルセデスの工場に貨物列車で戻し残りの組み付けや検品を行うと言う今では二度と行われないであろう面倒と言うか複雑な製造を行っていました!
販売は1991年からですがモデルイヤーは1992年から1995年までで日本への正規輸入は1994年まで。
皮肉な事に製造する発端となった米国では販売不振でしたが日本では「ポルシェが作ったベンツ」として大きな評価を受け総生産台数10479台の内、日本には1184台が正規輸入されましたがそれ以上に並行輸入された車が多く総生産数の約3分の1は日本にあると言う状況になっていました。
またモデル末期の特別使用車E500リミテッドは並行輸入のみで500台限定となっております。
人気の500Eなんですが特にポルシェラインと呼ばれる92モデルが一際人気があります!
これは92モデルしかポルシェが製造に関わっていないと言われる事からこのような人気になったのですが、最近はこれを否定する証言や証拠がどんどん出てきています。
CAR GRAPHICの1995年4月号の中で当時のポルシェA.G会長のヴェンデリン・ヴェーデキングが1991年から1995年まで全てがポルシェで生産を行っていたと証言しています。
1日に12台と言う限りなくハンドメイドに近い少量生産体制で行っていたとの事です。
これにより92モデルだけじゃなく全台がポルシェラインなんだと言う流れが出来まして今では500Eフリークの間では常識のような感じになっています。
そもそも94モデルまでで1000台強しか正規輸入されてない訳ですから92モデルの正規物なんて何台輸入されてるのか分からない位に少ないですし今の相場も凄く高いです!
この手の車は特にコンディションによって大きく値段は左右されますが並行の10万Kmオーバーで150万超えとかありますからね。正規物で距離薄だと300万オーバーが何台もあります。
以前に当社でも92モデルのディーラー車を何度も販売しましたが数年前と比べるとかなり相場は上がってます。
ミディアムセダンのボディにV8DOHC32Vの4973CC、最大出力330PS、最大トルク50Kgと言う心臓部を積んでる訳ですから速くない訳がありません(笑)
ワイドフェンダーにしたり足回りをビルシュタイン、ブレーキをブレンボ(後期はATE)にするなど細部にも変更を加えてます。
カタログには「シルク&ファイアー」とあります。絹のような乗り心地に炎のような走りでしょうか!
まさに羊の皮を被った狼でモンスターセダンと言う形容詞がピッタリ合う車です^^
クオリティの大変に高いボディやエンジンなど素材を一流品のみで製造されたメルセデスはこの時代が最後であり現在のメルセデスでは到底敵わない程の剛性感や品質感があります。
特にプレミアムブランドにありがちですが古き良き時代と言いますかコストを度外視した物作りですよね。
現在はコストダウンが叫ばれてる中で大量生産&大量消費の時代ですから機械面が幾ら進化してても品質は上がりませんよ。
ですから逆に古き良き時代に作られた名車の価値が新たに見直され市場価値がどんどん上がっている傾向です。
車に限らず時計なんかもそうなんですがコストを度外視した物ってそう多くは生産出来ない事が多い訳ですから必然的に市場に出回る数も少なくなります。
その商品の価値が見直されると当然買われる方は増えます。しかし市場に数が少ない訳ですから需要と供給のバランスが取れなくなります。そうなると価格が高騰します。
ROLEXのデイトナなんかは良い例で6263も16520も定価の2倍以上の値段で今は取引きされてます。
500EやE500も同じような感じで数年前より明らかに価格は高騰してます。
元々の数が少ないのもありますしコンディションのいい個体が年々少なくなっていると言うのも価格の高騰に拍車をかける一つの要因です。
更にコンディションの良い個体は海外にどんどん流れていってしまっています。
500Eが多く存在する日本ですからコンディションの良いタマも多く存在する訳です。これはROLEXのデイトナにも言える事ですが海外のバイヤーが日本市場に目を付け良い物をどんどんかっさらって行ってます(笑)
これは悲しい話しです。各メーカーの歴史上の産物ともなるモデルを海外に持って行かれるのは残念です。
500Eに限って言えば当店でも良い個体があれば仕入れて来ますし責任持って維持して頂ける方にしかお売りしません(笑)手放す際は必ず当店に持って来て下さい^^
本当に良い個体に出会えるのはいつか分かりませんが出会った際には皆さんにお知らせします!
時計&競馬ブログはこちら・・https://fanblogs.jp/rolexblog/
ゲームブログはこちら・・https://fanblogs.jp/dqslblog/
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今回は私の大好きな124系のスペシャルモデルに触れたいと思います!
ベンツ500E(E500) MODEL YEARは1992〜1995年 総生産台数10479台
そもそも開発する事になったのは米国でW129の500SLが人気となりSLの4ドア版を販売してくれとの要望が強くなりミディアムクラスに500SLのエンジンを搭載する事にした。
その開発を当時不振だったポルシェに依頼しチューニングはポルシェのバイザッハ研究所が担当しています。
製造工程はメルセデスのジンデルフィンゲン工場でシャシーなど塗装をして貨物列車でポルシェのツッフェンハウゼン工場に運びエンジンや足回りの組み付け&調整をして再度メルセデスの工場に貨物列車で戻し残りの組み付けや検品を行うと言う今では二度と行われないであろう面倒と言うか複雑な製造を行っていました!
販売は1991年からですがモデルイヤーは1992年から1995年までで日本への正規輸入は1994年まで。
皮肉な事に製造する発端となった米国では販売不振でしたが日本では「ポルシェが作ったベンツ」として大きな評価を受け総生産台数10479台の内、日本には1184台が正規輸入されましたがそれ以上に並行輸入された車が多く総生産数の約3分の1は日本にあると言う状況になっていました。
またモデル末期の特別使用車E500リミテッドは並行輸入のみで500台限定となっております。
人気の500Eなんですが特にポルシェラインと呼ばれる92モデルが一際人気があります!
これは92モデルしかポルシェが製造に関わっていないと言われる事からこのような人気になったのですが、最近はこれを否定する証言や証拠がどんどん出てきています。
CAR GRAPHICの1995年4月号の中で当時のポルシェA.G会長のヴェンデリン・ヴェーデキングが1991年から1995年まで全てがポルシェで生産を行っていたと証言しています。
1日に12台と言う限りなくハンドメイドに近い少量生産体制で行っていたとの事です。
これにより92モデルだけじゃなく全台がポルシェラインなんだと言う流れが出来まして今では500Eフリークの間では常識のような感じになっています。
そもそも94モデルまでで1000台強しか正規輸入されてない訳ですから92モデルの正規物なんて何台輸入されてるのか分からない位に少ないですし今の相場も凄く高いです!
この手の車は特にコンディションによって大きく値段は左右されますが並行の10万Kmオーバーで150万超えとかありますからね。正規物で距離薄だと300万オーバーが何台もあります。
以前に当社でも92モデルのディーラー車を何度も販売しましたが数年前と比べるとかなり相場は上がってます。
ミディアムセダンのボディにV8DOHC32Vの4973CC、最大出力330PS、最大トルク50Kgと言う心臓部を積んでる訳ですから速くない訳がありません(笑)
ワイドフェンダーにしたり足回りをビルシュタイン、ブレーキをブレンボ(後期はATE)にするなど細部にも変更を加えてます。
カタログには「シルク&ファイアー」とあります。絹のような乗り心地に炎のような走りでしょうか!
まさに羊の皮を被った狼でモンスターセダンと言う形容詞がピッタリ合う車です^^
クオリティの大変に高いボディやエンジンなど素材を一流品のみで製造されたメルセデスはこの時代が最後であり現在のメルセデスでは到底敵わない程の剛性感や品質感があります。
特にプレミアムブランドにありがちですが古き良き時代と言いますかコストを度外視した物作りですよね。
現在はコストダウンが叫ばれてる中で大量生産&大量消費の時代ですから機械面が幾ら進化してても品質は上がりませんよ。
ですから逆に古き良き時代に作られた名車の価値が新たに見直され市場価値がどんどん上がっている傾向です。
車に限らず時計なんかもそうなんですがコストを度外視した物ってそう多くは生産出来ない事が多い訳ですから必然的に市場に出回る数も少なくなります。
その商品の価値が見直されると当然買われる方は増えます。しかし市場に数が少ない訳ですから需要と供給のバランスが取れなくなります。そうなると価格が高騰します。
ROLEXのデイトナなんかは良い例で6263も16520も定価の2倍以上の値段で今は取引きされてます。
500EやE500も同じような感じで数年前より明らかに価格は高騰してます。
元々の数が少ないのもありますしコンディションのいい個体が年々少なくなっていると言うのも価格の高騰に拍車をかける一つの要因です。
更にコンディションの良い個体は海外にどんどん流れていってしまっています。
500Eが多く存在する日本ですからコンディションの良いタマも多く存在する訳です。これはROLEXのデイトナにも言える事ですが海外のバイヤーが日本市場に目を付け良い物をどんどんかっさらって行ってます(笑)
これは悲しい話しです。各メーカーの歴史上の産物ともなるモデルを海外に持って行かれるのは残念です。
500Eに限って言えば当店でも良い個体があれば仕入れて来ますし責任持って維持して頂ける方にしかお売りしません(笑)手放す際は必ず当店に持って来て下さい^^
本当に良い個体に出会えるのはいつか分かりませんが出会った際には皆さんにお知らせします!
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