昭和の時代に整備され、現在も利用されていますが、自治体によってはあまりお金をかけてメンテをしていないところもあるので、ごく自然な山道になりつつある箇所も多いようです。すべてが繋がって1本の道になっているわけではなく、主に山の中を途切れ途切れに東京から大阪まで続いている「自然歩道」です。
ということで、某日、友人に誘われてA県内の春日井コースを歩いてきました。
JR中央本線の定光寺駅のすぐ近くがスタートで、山を2つ3つ越えて、また同じ道を引き返してきました。
いちばん高い山(弥勒山)でも437mなので、たいしたことないだろうと甘く考えていたら、けっこうハードな低山縦走ルートで、往復で6時間ほどかかりました。
東海自然歩道 春日井コースの入り口 なんとなく異界への入口感がある。 今回の装備は、アンダーアーマーの長袖Tシャツにワークマンの作業ズボン(仕事用)、靴はアシックスのトレーニングシューズ。リュックは自転車ライド用のデイパック。両サイドに500mlのペットボトルを入れました。 |
「東海自然歩道」と聞くと、なんか木立の中をのんびり散策するイメージがありますが、コースによっては単なる「登山」になるので注意してください。途中に喫茶店もコンビニも自販機もありません。かろうじてトイレが1箇所ありました。飲み物や行動食はあらかじめ用意して自分で担いで行きます。飲み水をどれぐらい消費するかを計算しておかないと、後半で脱水に襲われます。
弥勒山の山頂には展望台があって、空気が澄んでいると伊勢湾まで見えるそうです。
管理人ご一行は、ここでお昼を食べて、さらにもう少し先まで進んで引き返しました。
ということは、弥勒山を2回登っているわけです。往復ルートなので、累計で8つぐらい小高い山や峠を越えました。管理人は長く歩くと膝が痛くなる人なので(だから自転車に乗るのです)、途中でヤバくなって手ごろな木の枝を拾って杖代わりにして歩きました。けっこう役に立つんです、杖は。
山頂からのパノラマです。 久しぶりにパノラマモードに挑戦しました。 |
行きと帰りに出会った猫兄弟。トイレのある休憩スポットを拠点に生活しているらしい。
近くに神社があって、その管理人も住んでいるようなので、飼い猫かもしれない。
帰りに行動食のおすそ分けをしたけど、なんかお口に合わなかった様子。でも人懐こい。疲れていても猫がいると元気が出るよ。
当日は天気も良かったので、ほかにも散策している人たちがいました。トレイルランニングの趣味の人は、黙々と走り去っていきました。本格的な登山まではやらないけど、山道を歩いてみたいという方は東海自然歩道に挑戦してみてください。アドバイスとしては、水と虫よけは絶対忘れるな、でしょうか。
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