BSの某局は、ずっと猫関連の編成でした。
トルコのイスタンブールを舞台にしたドキュメンタリー「猫が教えてくれたこと」が面白かったです。
イスタンブールはボスポラス海峡をはさんでいるので、古来から多くの船舶が往来し、その船に乗船している猫(ネズミ捕獲要員として乗船)が寄港時に勝手に下船して、結果として世界各国の猫がたくさん暮らしています。都市開発が進められる中で、まだ残されているバザールや路地裏で暮らす猫と、その猫を世話する人々を描いたドキュメンタリー映画でした。
この映画に出てくる猫は、いわゆるノラネコとか地域猫と呼ばれる猫たちで、特定の家に飼われているわけではなく、自由に生活しています。
日本にもノラネコや地域猫はいますが、飼い猫は室内飼いが基本になってきたので、町中で猫を見かける機会がかなり減りました。
いずれはキツネやタヌキやイタチのように、ネコやイヌも野生動物としては市街地から姿を消すのだろうと思います。イスタンブールの猫たちも、やがて生活の版図を失い、その数を減らしていくのでしょう。
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