おはようございます。あるへです。
本日はこちら「キングダムハーツ 0.2 バースバイスリープ -フラグメンタリー パッセージ-」のレビューです。Kingdom Hearts HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグに収録された作品の一つになります。
待望の最新作3へ向けて、2の時代から使用ハードを一つ飛ばしての進化はどれほどのものだろうか。その感動を一足先に体験できる、そんなデモンストレーション的な意味合いが非常に強い作品で、ゲームとしては「嘘だろ、もう終わりかよ?」と思ってしまうくらいに短いものでした。私個人としてはそれで助かるんですけどね(笑)
ただ、主にグラフィック部分の進化が思った以上に凄まじく、嫌でも3への期待を高めてくれます。3が生まれつつある中での新しい作品として、当時楽しみにしていた人たちからしてみれば、内容は薄く、やり込みも薄く、がっかりさせる部分もあるかもしれませんが、デモンストレーションとして見れば、最初に述べたように「このグラフィックで3が遊べるのか!」という期待感、わくわくは抑えようがなく、大成功していると見えます。
マップの作り込みの細かさ、広さ、なのに軽快に歩ける軽さ、ロードも早めですがこれは3ではどうなることか(若干カクツク場合もある)。
特に意識されてたのは光への拘りかな。
マップの内外に散りばめられた宝石の煌めきや闇の深淵ステージの最奥から照らす光に炙られた地面の様子など、更には魔法ファイガやサンダガなどの爆発や雷光に至るまで、非常に美しい光を感じました。いやすげぇっす。
他にもさりげなく前髪をいじらせて、こんなこともできるよ、とか、アップにして素材の質感やより細かな表情を見せてたり。
ゲームのボリュームに関する不満としては、短くて助かる一方、このバンドル作品集キンハー2.8に関してはDSソフト一本分のリマスター作品と、あとは本作と映像作品のみなので、前回のキンハー1.5バンドルに比べてずいぶんとスリムだなとは思います。それでいて値段はそれほど変わらなかった気もするし、ちょっとどうなの、という意味では不満ですね。
前作までとはがらりと変わって映像が非常にリアルになったのは、素直に嬉しい反面ファンタジックな見た目を持つ多くのディズニーキャラクターや、あまりリアルではない鎧などを着込むキャラクターたちとミスマッチが起こっている気もします。浮いているというか。チグハグというか。ほどなく気にならなくなりますけどね。
というかそれがスクエニですよね。キンハーシリーズ自体、身振りが劇っぽくて大袈裟ですしね。
あ、一つだけ。
実績だけ見ると一番難しそうなのが「難易度プラウドかクリティカルでクリアする」っていうやつで、今回は楽できそうな気配がしますけど、罠ですからね(笑)
ゲーム内チャレンジの中にクリティカルモードでクリアするっていうのがあって、それを達成しないと全チャレンジ制覇の方の実績が解除できないので、結局今回も神経を尖らせることになります。
とはいえ一周は非常に短いですし、武器やアビリティなどの複雑なこともなんにもないので、戦い方を覚えて一つ一つ突破していくだけです。
難易度クリティカルはクリアさえすればいいので、他の実績は低難易度で終わらせましょう。その意味ではノーダメージで特定のボスを倒す方がよっぽどきつかったです。
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