おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ダークサイダーズ」および「ダークサイダーズ2」のレビューです。
アメコミ調のキャラグラからただの無双系アクションと思い込み、大して期待していなかったのですが、それは大きなミステイク。
面白い……いや、面白いぞコレ……超面白い!
まぁ、大袈裟かと思いますが、私は非常に楽しめました。
逆三角マッチョなアメコミキャラなのですが、ストーリーはかなりシリアスで、それでいて非常にドラマチックでもあり、ストーリーや世界観へと強力に惹き込む力に溢れています。ただのお馬鹿な脳みそ筋肉だとか、勢いだけで突き進むストーリーだとか、そんな気配は微塵もなくて、聖書を題材にした重厚なストーリーであり、各キャラとも非常に個性があって、セリフやテンポもすごく良いんです。
そしてこの長所、良点は続く2にも受け継がれており、1、2通して非常に満足のいく作品でしたね。
アクション性に関しては1はややもっさり、2ではかなり機敏な動作へとシェイプアップされ、特に2では戦闘をする楽しみが半端なかったです。
残念ながら1では戦闘が単調になりがちで若干もっさり風味なのですが、前述のストーリーへの惹き込みが強力で、かつムービーを始め演出なども力が入っており、それらの求心力からダレることなく一気に進むことができました。
1と2シリーズの共通として、戦闘一辺倒ではないデザインも秀逸です。
収集要素やルート開拓のためにマップギミックや手持ちのギアなどを駆使して道を探すのですがこれがまた楽しかったです。特に2ではレベル制と共にハクスラの要素が加わっており、収集要素も強さに繋がるため非常に楽しかったです。
というか、1も十分に楽しいのですが、そんな中でももう少し煮詰められそう、というポイントをぐっと練り直して更に楽しくしたのが2であり、もはや文句のつけようがありません。いやぁ、あえて言うなら2は成長要素の弊害で強くし過ぎると相対的に敵が弱くなってしまうのが苦しいところですかね。
1はアクション、2はアクションRPGとジャンルが少し変更されていますが、遊び方は一緒なので、これは是非とも1、2の順で続けてプレイしていただきたいですね。
1が気に入れば必ずや2にもハマることでしょう。2の一番最初、デスが馬を駆って雪山を駆け抜けるあのシーンは、非常に印象的なBGMと相まってひどく感動しました。か〜ら〜のー、ウォーVSデスですよ(笑) 詳しくは避けますが1をプレイして感動しただけにあの演出は憎いですねぇ〜。
夢中になって遊べたゲームで、世界観を大事にしつつもアクションゲームとしても非常に面白い、稀有な作品ですよ。
知名度はそれほど高くないと思いますので、1は隠れた名作、そして2は隠れた傑作ですね! もったいない!
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