2008年06月17日
なるほど、急いで金利をあげることはしない、というわけか
UPDATE1: CPI上昇率は4%超える可能性あるが、2年後の目標達成に照準=英中銀
6月17日 19時15分
[ロンドン 17日 ロイター]
イングランド銀行(英中央銀行)は17日、英政府に宛てた書簡の中で、食品・燃料価格の急騰により、消費者物価指数(CPI)上昇率が年内に4%を上回る可能性があるが、中銀としてはCPI上昇率を2年以内に2%の目標に戻すことに照準を合わせていると述べた。
イングランド銀行は、国立統計局が同日発表した5月のCPI上昇率が前年比3.3%と、目標を1%ポイント以上上回ったことで政府への釈明を余儀なくされた。キング総裁は書簡の中で、金融政策委員会は成長減速と物価上昇の間で困難な舵取りを迫られていると説明した。
総裁は「上方リスクとしては、目標を上回るインフレ率が継続するリスクが、英景気減速の兆候に対し、これまで金融政策委が一段と積極的に対応していない理由を説明している」一方、「下方リスクとしては、(景気)減速が余りにも急激で、インフレが目標に戻るばかりでなく、目標以下に落ち込むリスクがある」と指摘した。
また、インフレ率を目標水準に戻すために必要となる今後の金利の軌跡は今のところ「不透明だ」と述べた。
総裁はCPI上昇率について、年末に4%を超える水準でピークを打った後に低下するが、2009年もしばらくは、引き続き目標を大きく上回って推移するとの見通しを示した。
※原文参照番号 urn:newsml:reuters.com:*:nBOE001444 (Xtra3000をご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば ID:nBOE001444 でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)
6月17日 19時15分
[ロンドン 17日 ロイター]
イングランド銀行(英中央銀行)は17日、英政府に宛てた書簡の中で、食品・燃料価格の急騰により、消費者物価指数(CPI)上昇率が年内に4%を上回る可能性があるが、中銀としてはCPI上昇率を2年以内に2%の目標に戻すことに照準を合わせていると述べた。
イングランド銀行は、国立統計局が同日発表した5月のCPI上昇率が前年比3.3%と、目標を1%ポイント以上上回ったことで政府への釈明を余儀なくされた。キング総裁は書簡の中で、金融政策委員会は成長減速と物価上昇の間で困難な舵取りを迫られていると説明した。
総裁は「上方リスクとしては、目標を上回るインフレ率が継続するリスクが、英景気減速の兆候に対し、これまで金融政策委が一段と積極的に対応していない理由を説明している」一方、「下方リスクとしては、(景気)減速が余りにも急激で、インフレが目標に戻るばかりでなく、目標以下に落ち込むリスクがある」と指摘した。
また、インフレ率を目標水準に戻すために必要となる今後の金利の軌跡は今のところ「不透明だ」と述べた。
総裁はCPI上昇率について、年末に4%を超える水準でピークを打った後に低下するが、2009年もしばらくは、引き続き目標を大きく上回って推移するとの見通しを示した。
※原文参照番号 urn:newsml:reuters.com:*:nBOE001444 (Xtra3000をご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば ID:nBOE001444 でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)