横山ホットブラザーズ師
とにかく
芸人さんにも
広く慕われていた師匠でした
初め東京で
殿さまキングスという
師匠に付いていたのですが
どうしてもお笑いが好きで
ある大阪の
芸人さんを通して
横山ホットブラザーズ師を
紹介してもらいました
もちろん
殿さまキングスの
長田あつし師匠の
了解を頂いてのことですが。
とにかく
ホットブラザーズ師は
弟子をとらない
主義でしたので
3ヶ月 劇場に通い
師匠のお世話
そして
親の承諾を得て
見習いとして
置かせて頂きました。
まずはこの業界の
この世界のルールから
弟子の初日
師匠が舞台から
降りてくる前に
お盆に3人分の
おしぼりと
冷たいお茶を用意して待機
舞台から師匠が
降りてくるのと同時に
頭を下げて
「師匠、お疲れ様でした！」
いきなり激怒！
「お前はなんて失礼な人間なんだ！」
失礼？ 意味がわかりませんでした
「俺とお前は同等か？
この世界で俺たちは先輩だろ
お疲れ様で ございましたや！」
へー聞いていたけど
厳しい‥
「ここは色々な芸人さんが
見えるんや
常識的な言葉が出せないなら
俺が恥をかくし、舞台なんか上がれるか！」
とにかく何も教えてくれません
人を嫌な思いをさせないとか
怒らせないように
考えろと言う事です
1人で舞台に立ったら
横で誰もホーローしてくれないよ
全部 自分の責任だよ
仕事も来ないよ‥
という事でしょうね
初日で 破門です
なんとかお許しをえて
継続させて頂きましたが
それから 何回
破門だ！と言われた
事でしょう
それ以降
綱渡りのような
一人ぼっちの弟子修行は
続きます。