2024年11月02日
■粋な返し方の言葉 周りが和みます
こんにちは お越し頂き有り難うございます
大阪は天王寺
ジャンジャン横町という名の一角に
寄席劇場(こや)がありました
「新花月」という名前の劇場です
吉本興業さんの 劇場ではなく
松竹芸能さんが
ほかのところから 借りていたところらしいです、
とにかく 西成
通天閣のすぐ 近くです
日雇い労働者の方が多く
その日に 仕事にありつけなかった方が
1日 4000円ぐらいの 保証金をもらって
ぶらぶらしています。
甘党の店が多く
「ぜんざい屋」さんも多く
大きな餅が入って
100円 です
まだ消費税のつかなかった 時代です 100円です
美味しいぜんざいが。
そして 一回りした労働者の方が
「新花月」へお笑いを見に来ます
当然、やることがないので
いいだけ酒を飲んできて
客席に座り 1日中 寄席を楽しみます。
「お〜い、そのネタ
さっき見たぞ ほかのネタやってくれ」
「先月も同じネタやんか
勉強せーや」
酒の匂いが プンプンする 客席で
(ステージまで 匂ってきます)
漫才の相方が
いつの間にか お客さん相手の漫才に変わっています。
ある時、舞台で漫談家の方が
一生懸命ネタをやっていた所
客席から
「あ〜おもろないな 全然笑うところないわ〜」
1番前に 座っていたお客です
それを聞いた 漫談家の方が キレました
「お客さん 私も頑張ってやっているんですよ
偉そうなこというんでしたら
あんた舞台に上がってやってみなはれ
どれだけしんどいか!」
それを聞いたお客も
黙っていません
「お前な、それだけ言うんだったら
客席に降りて来て
お前の漫談聞いてみろ
どんだけしんどいか!」
いい時代でした。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12766532
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック