こんにちは お越し頂き有り難うございます
大阪でもの凄く頑張っている 女芸人さんの話し
コップが空中に浮く!凄いネタ 日本で僕しかやりませんョ ばかバカしくて |
道頓堀の角座の楽屋で
「おはようございます
お兄さん」
17歳ぐらいの 可愛い
細身の女の子に
挨拶されました。
「今度○○師匠に弟子いりしました
○○です
宜しくお願いします」
女優になったらいいぐらいの
女の子。
「頑張ろうな、お互いに」
それから ジャンジャン横町の
新花月の劇場で
時々
出番が一緒になる時も増えて
「兄さん 兄さん」って
追いかけてくることが あったので
ぜんざいとか ご飯とか
食べさせてあげたことが ありました。
やはり 後輩に慕われることは
男でも 女の子でも 嬉しいものです
いつも兄さんに おごってもらったり
大切にして頂いて 有り難うございます
ぺこりと笑顔で頭を下げる
可愛い子でした
お兄さんにいつか
お礼するからね
それからだいぶ たったある日
またまた 新花月劇場で
同じ出番になりました。
新花月の楽屋は1つしかありません
そこで 漫才さんとか 落語の師匠が
休んだり 化粧をしたり 食事したりします
女性の芸人さんも 男性に混じって着替えもします。
「兄さん兄さん
ちょっとこっちに来て」
部屋の隅の方で 呼んでいる
「どうしたん?」
「これから私、着替えるから
私の方を見て 両手を 横にあげて
かくしていてね」
僕がやるの? 他に頼める女の人いないの?
「いい兄さん
動かないでよ、私の方だけ
見ててョ」
「わかった‥」
着物の帯を解いた
着物の前を広げた
長襦袢も広げた
2つの大きな白い
かたまりが見えた!
(何もつけていないの?)
でっかぁーい!
細いのに 大きーい!
全部見させて もらった!
「兄さん有り難う」
「こっちこそ 有り難う」
(なんで僕はお礼を言ったんでしょうか)
これがお礼の仕方だったの?
あなたの‥
今では 大阪で凄い看板芸人になっている
○○ちゃん
長い事 会っていないけど
あの時の事 覚えているかな
会う機会があったら聞いて見ようと
思います
お金が無い 時代で 苦しかったけど
意外な 楽しい想い出も たくさんありました。
できれば 楽屋は男女別に 作って欲しいです