アフィリエイト広告を利用しています

2024年07月17日

 1045 異様な音





人工的に作られた防波堤に叩きつける波は、30メートルものしぶきをあげ、音も想像出来るかと思いますが、大自然の熾烈な戦いは、えぐれた岩の横腹に、下からしゃくり上げる時、しぶきは粉末状に、前方へ飛び散るだけ。
搾り出れる音も、これまた想像も出来ない、炸裂、唸り声の異様な合体音。
巨大な鯨が、押し潰され、もがき苦しみ、訳の分からない、悲痛の叫び声を出している様にも聞こえます。
「ドキューン」 「ドズーン」、言葉では表現のしようがありません。
そして台風通過後、一面に油を流し込んだような穏やかな水平線。
嵐の前の静けさ、という諺がありますが、嵐の後の静けさの方が、はるかに静かです。
なぜ、あれだけ熾烈な戦いをするのか?
静かにしていればいいのに・・・
なぜ無意味な戦いをするのか?
普段は遊園地であり、色とりどりの熱帯魚達が見せてくれる、アニメの世界。
穏やかで、母のように優しい海が、何んで異様な音を出し、激しく、恐ろしい海に変わるのだろうか?
激しさと静寂さが目の前に繰り広げられる時、静と動、鬼の顔と母の顔。
この相反する変化に疑問を感じ、この二つの顔の持つ意味が、どうしても理解出来ませんでした。
しかし後日、過酷な試練を味わった時、自分なりの答えが出せたのです。
本当に苦しい時にとれる方法は、背を向けるか、前へ進むか、この二つしかないはずだ。
背を向ける事は簡単ですが、しゃにむに前へ進むしかない。「これしかない!」と、自身に確認出来た時、二つの顔に対し、自分なりの結論が出ました。
そうです。二つの顔には、何ら意味がなく、ただ、「これしかない!」
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12631104
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール
面白エッセイさんの画像
面白エッセイ
プロフィール