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2017年05月23日

エコール・フレネ訪問C  〜 自立した子どもたち 〜 南フランス、ヴァンスにて

2007年5月10日 南フランス、ヴァンスにて、エコール・フレネ訪問1日目午前

カルメン学級とブリジット学級の間には、この学校の歴史をあらわす表示がたくさんされていた。設立者のセレスタン・フレネや当時の子どもたちの写真など、、、

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「セレスタン・フレネ(1896〜1966)が第一次世界大戦に遭遇していなかったら、フレネ教育は誕生しなかったかもしれない。」

「世界の自由学校〜子どもを生かす新しい教育〜」堀真一郎編著
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には、このように書かれている。以下、さらに引用、、、

従軍し、戦傷を負い、南フランスに帰ってバル・シュール・ルーの小学校教師となったフレネは、知的習慣のほとんどない子どもたちにさんざん手を焼く。毒ガスでのどをやられ、大きな声が出せない。体力もすっかり弱ってしまった。大きな声と体力によって子どもたちを威圧することは不可能であった。
 そこで苦心のすえ、印刷機を教室に持ち込み、自由作文を取り入れ、子どもたちの「自由な発想」をかきたてるさまざまな「技術」を編み出していくことになったのである。
 第二次世界大戦の時にはレジスタンスに加わったフレネ。その生涯自体が、「自由」を求め続ける闘いの歴史なのであった。

「丘の上の自由教室の子どもたち」  文:村上義雄  より

今、フィンランドや日本をはじめ、世界中で注目されている「フレネ教育」もその誕生には、しっかりと歴史的背景があるのだなと納得してしまった。

さて、続けてブリジット学級(6〜8歳)に入らせてもらうと、、、

1人の男の子を中心にして、自由作文の「発表」「聞き」「批判」、、、の授業中だった。

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自分の作文を発表する子も堂々としているし、それを聞く方も、リラックスしながら、しかししっかり聞き、そして意見を言っている。
やはり、先生は、時々、言葉の修正をしたり、子どもたちの質問に答えたり、、、やはり黒子役に徹しておられる。

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見ていて、「受身」でいる子はほとんどいない(おとなしい感じの子はいるが)1人1人がより自立している、、、そんな印象を受けた。

そして、私は学校全体の環境も見せてもらいたいと外に出た。

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みんなが集まる集会の広場や、立派な石のアーチ、、、、運動場、プール、サッカー場もある。

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そして、パパフレネの木♪

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ずっと変わらずにそこにあった。

そして、どこからか子どもたちの元気な声が聞こえてきたので、その方向に行ってみると、、、

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森の中に、とてもおもしろそうな場所があり、、、私は、子どもの頃、兄弟や幼馴染と遊んだ「秘密基地」を思い出した。

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日本では、最近こういった場所がどんどんなくなっている、、、

子どもたちは、生き生きとしている・笑

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先生たちは子ども達を見守っている。これも授業の一環らしい(^^)

次にのぞかせてもらったのは、ミレイユ学級(4〜6歳)
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それぞれに、自分に合ったことをやっている。
粘土、円、立体、、、すべて実物を用意していある。

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それから自由作文、、、体はちっちゃなのに、やってることは次の学級での子どもたちと同じ、自立している。この年齢からの習慣が、「当たり前」をつくっていくのかという気がする。

時は過ぎ、給食の時間に、、、みんなでいただく、、、
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ちなみに、食堂の壁にも、子ども達の芸術作品が、、、

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午後からは、サッカーの時間だった・笑

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いいな〜、私もやりたい!(←元女子サッカークラブ)

(つづく)

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2017年05月20日

南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問B 〜 子どもの力を信じて 〜

2007年5月10日 エコール・フレネ訪問1日目午前

この日は、本当にいいお天気で、青い空に、白い校舎が、ひときわキレイに見えた。

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 白壁のこじんまりとした教室・・・
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その入り口から右と左に教室があり、右がカルメン学級(8〜13歳)、左がブリジット学級(6〜8歳)で、それぞれ20人ずつが静かに学習中だった。
 
 Yさんは、まず右の方に入っていき、代表をつとめるカルメン先生に挨拶し、私を紹介してくれた。

印象としては、目の輝きが強い、落ち着いた静かな、しかし揺るぎない意思の強さを感じた。

 1985年に書かれた「世界の自由学校」で、フレネ学校について書いてあり、その時のカルメン先生は32歳。
 約30年間、この学校で教師をされているということだった。

 子ども達は、日本人のお客さんには慣れている様子で、特に珍しがることもなく、みんな自然体だった。

 写真を撮る許可をいただき、さっそくそのままカルメン学級(8歳〜13歳)の授業を見学させてもらうことになった。

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 教室のはしで、それぞれ自分で決めた学習計画に沿って学習する子ども達を見ていて、日本の小学校で担任をしていた頃のことをふっと思い出す。

 例えば算数の時間、1枚のプリントを配って

「はい、名前を書いて始めてください」

と言って、ものの5分もしないうちに全部終わって持ってくる子から、30分かけても、なかなか終わらない子まで、それぞれみんな色々だった。

終わった子は、さらにもう一つ用意したプリントに取り組んだり、学級文庫の本を読んだり・・・手持ちぶさたな子もいた。

 一斉授業をしていても、理解する程度は、みんなそれぞれ・・・。
特に高学年になると、塾に行っている子が多くなり、その差は広がるばかり。

 昔は、放課後にのんびり話しでもしながらフォローしてあげることもできたようだが、様々な事件のせいで、集団下校が当たり前となり、それもできなくなった。

 そんなことを思い出しながら、あちこちに置いてあるボックスやファイルからカードやプリントを取り出しては、それに向かう様子を見ていた。
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 カルメン先生は、それぞれ違うことをしている子ども達の表情に、細かく気配りをしていて、ちょっと動作の止まっている子なんかにしっかりと声かけをしていく。

 課題が終わると、計画表には色がぬられていく。

ちなみに PLAN DE TRAVAIL とあるのがカルメン学級の学習計画表だった。

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上から作文・詩・書き取り
つづり方
算数の問題と答え
重さ・長さ・量
研究発表の準備
それに図工や、集会で何を聞いたかのメモまであった。
低学年は、少しだけ違うようだった。

 一番印象的だったのは、子ども達の自然な集中力だった。カルメン先生は何も指示はしない。大声を出す必要も無い。

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 子ども達はそれぞれに、自分が為すべきことを知っているのだった。
分からないことがあれば、つづりなら黒板に書き、計算なら先生や友達に聞く。

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初めて勉強することであっても、まずは自分の頭で考える。誰かに教えてもらうのは、その後だった。 

 おしゃべりをし過ぎてうるさくなることもなかった。
教室内は、心地よい静けさに包まれていた。

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(つづく)

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2017年05月19日

南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問A 〜 子どもの力を生かす教育 〜

自由学校、フリースクール、オルタナティブスクール、デモクラティックスクール、、、

これらは、既存の教育とは違う、新しい教育の形として、注目されてきた。

それぞれに違いはあるものの、共通しているのは、

教師ではなく、あくまで子どもが主役であり、その自由意思が尊重される、、、ということだった。

 今回の旅の訪問先に関しては、「まずは自分の目で確かめたい」という思いが強かったため、先入観をもたないようあまり詳しい書籍などは読まなかったし、準備に追われてその時間もなかった。

 しかし、この学校に関しては、フレネ教育研究会の田中先生のオススメで、「テレビ寺子屋スペシャル シリーズ・世界の学校」のフランス編として事前に見ることができた。(かなり昔の番組でテレビ局の厚意でDVD化できたそう)

学校現場を離れたばかりだった私は「自由学校の中でも、公立学校で応用しやすいタイプの学校だな」というのが最初の印象だった。(なんて現実的な感想・笑)

 数年前に経済的理由により廃校になりかけたのがきっかけで、存続を求める運動が起こり、それまでは私立だったのが、国立の実験学校として認可されることになったという経緯があり、フランスの中でも珍しいタイプの学校といえる。

 それはさておき、どんな特徴を持っているかというと・・・

@一つの教科書を使ってみんなで同時に学習する一斉授業ではなく、それぞれが違うことを学習する個別の形態である、という点。

 といって、まったく好き放題に勉強するのではなく、教室のあちらこちらに学習用のボックスやファイルがあり、その中に記号のついたカードやプリントがきちんと系統立てて、並べられている。
 子ども達は、それぞれのペースに従って自分で一日の計画をたて、自分で学習する。先生達はそれをサポートしている。
 日本の公立学校でかなり重要視されている評価は、なんと自分で行い、また友達が意見することもある。

A「言葉」に関するもっとも先駆的な試みは、教室に印刷機(アルファベットの一文字ずつを組み合わせる凸版印刷)を持ち込み、子ども達の自由作文を文集としてあらわしたことであった。これにより、子ども達の言葉に対する意欲は増し、また感性ものびていったという。
 
もう一つはお互いに討論し合う「批判精神」だった。

発表し、聞き、友達に意見する。

こういったことが自然な形で行われる。

あくまで子どもが主役で、教師は、黒子役という感じ。

B「全校集会」による子ども達による自治

Cイニシアチブという、奉仕活動

その他には、父母の協働や設立者のセレスタン・フレネについてなど・・・

 大体、こういったことがこの番組では描かれていて、また、塀も何もないその遊び環境豊かな敷地には、子ども達の楽しげな声があふれていた。

 特に、大きな「パパフレネ」と呼ばれる木の圧倒的な存在感とそこにたわむれる子どもたちの笑顔がとても印象的だった。

さて、この時から20年近く時がたった今でも、子ども達の笑顔は変わらずにそこにあるのだろうか?

(つづく)

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2017年05月18日

南フランス、ヴァンスにて エコール・フレネ訪問@ 〜 通訳のYさんとの出会い 〜

2007年5月10日(金)

 旅に出て17日目、私は今回の旅のメインテーマである「自由学校」の中の第一番目の訪問先である「エコール・フレネ」のある南フランス、通称、コートダジュール地方のヴァンスという小さな街にいた。

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 その中の小さなホテルのロビーで、私は通訳のYさんを待っていた。

 旅に出る前までヨーロッパでは、どこでもカタコト英語でなんとかなると思っていた。

だがいざ来てみると英語が通じるのは有名な観光地だけで、そこから一歩「普段着の世界」へ入り込むと、ほとんどが現地の言葉しか通じなかった

 英語で話しかけた時の相手のリアクションは、日本で、外国人に英語で話しかけられた人の反応と似たようなもので、何だか逆に安心してしまった(・∀・)

これなら、私のはちゃめちゃ英語にも、いちゃもんつけられることもない・笑

 ・・・というワケで、ここヴァンスのフレネ学校の先生達も例外ではなく、英語は分からないとのこと・・・。

それで、フレネ学校への訪問の橋渡しをしてくださった田中先生が、通訳もお願いしてくださったのだった。

 やがて、ホテルの人に案内されてYさんがやってきた。
多分両親くらいの年齢の中年の日本人女性・・・すごく渋い感じの印象を受けた。

さらに・・・なかなかするどい感じの目つきで、観察されているのを感じた。

なにしろ、通常こういった学校訪問は団体でが当たり前で、私みたいな個人では初めてとのこと・・・

しかもその何日か前に、訪問させてもらう2日間のうち「通訳は1日でいい」などというバカげた提案までしてしまっていたもんだから(金銭的事情と楽観的性格により)正直気まずかった。

 結論としては、この学校のよさは「言葉」にあるのだし、先生達にも迷惑になるので、2日間通してお願いするということになっていた。(それで正解だったと思う)

 そんな事情もあって、Yさんが私に関して「一体どんな人なんだろう?」という感じなのは、よく理解できた。

 だが、挨拶を交わし、この旅の目的など、しばらく色々話しているうちにその気まずさはどこかに行ってしまい、Yさんは、流暢なフランス語で学校までのタクシーを手配してくれた。
 
 ホテルからフレネ学校までは、タクシーで約20分くらいだっただろうか・・・地形が入り組んでいる上に工事中が多く、何度か途中でUターンしたので、実際よりも遠く感じた。

運転手は申しわけなさそうな表情・・・
 「わざとではなさそうね」と通訳のYさん。

 木のたくさんある、丘の上の小さな学校・・・その駐車場に車はたどり着き、Yさんはスタスタと歩いていく。
 私は、カメラを片手にじっくりと周りを見渡しながら小さな坂道をYさんの後ろから登っていった。

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(つづく)

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2017年05月17日

ニースから地中海を望む高台の町、ヴァンスへ

ニースの本屋さんで、その地方周辺の町の写真集があって、とても心惹かれた街があった。

「ここはどこだろう?」と思っていたら、それがこれから向かうフレネ学校がある町、ヴァンスだった。

山の上に、きれいに中心から円を描くように旧市街が築かれていて、本当に美しい造りだった。
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 ニースから、周辺の町にはバスでたいていどこも1時間以内で行けて、どこに行っても3ユーロ(約480円)といった手軽な値段だった。

 その朝、宿の近くのバス亭で時刻を調べて、どうやらこのバス亭にもヴァンス行きが止まるらしいことがわかったので、待っていた。

いくつもいくつもバスが通り、約20分後、「ヴァンス」と書いたバスが来た。

 重い荷物を持ち上げると、バスはスピードを落とすことなく、そのまま通り過ぎた。

「ええ?!」Σ(゚Д゚)

あの番号はここには止まらないのかな・・・

もう一つの番号を待って、さらにもう30分・・・

やっと来た!

再び、荷を持ち上げると、

またも素通り!(✽ ゚д゚ ✽)

どういうこっちゃ?!

 どうやら、このバス亭で待っていても乗れないらしい・・・と判断して、一個前のバス亭まで歩くことにする。
 
しかし、歩いた後でわかったことだが、このバス亭でもよかった。

フランスのバスは「乗ります」という意思表示をしないと止まってくれないらしい。

自分が乗りたい番号が見えたら、軽く手を上げるなどの合図をすれば、ちゃんと止まってくれる。(そういうことかいっっ)

 例によってため息をつきつつ、気持ちを切り替えて、
現金が残り少ないので、キャシングのために
ATMにも寄って、お昼ご飯を食べてから乗ることにした。



 
そして、3回目にして無事にヴァンス行きのバスに乗車。
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はあ・・・初めてのことはなにをするにも一苦労だ(笑)

 ヴァンスまでのバスルートは、車酔いする人にとってはかなりの悪路だった。

地形がそうだから仕方がないが・・・レンタカーにしなくてよかった・・・まるで迷路のような道ばかり。

着いた時は、最悪な気分だった。

景色はとてもいい。「鷲の巣村」といわれる所以の山も見える。
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 そして、仲介してくれたNさんが予約してくれたホテルに到着。

すごくいい所で、しかも料金は特別料金にしてくれていた。本当に感謝。
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ユースホステルを渡り歩いている私は、久々にゆっくりくつろいだ。

バス、トイレが自分の部屋にあるって、しみじみとぜいたくな気がした(笑)
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その後、少しだけ街を散歩した。
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画家マチスが造ったロザリオ礼拝堂

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ステキな泉(≧▽≦)

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どこを見ても、雰囲気があるのが不思議、、、

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古いアンティークのお店♪

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やっぱり小さな町はいいな〜♪

そして今夜の夕食を買って、、、
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しかし、、、

初めての学校訪問に、ワクワクし過ぎて、この日はなかなかな眠れなかった(笑)

(つづく)

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2017年05月13日

のんのん、ニースでスイーツ三昧?!〜ヨーロッパの旅、食事情B〜

さて美術館からの帰り道に、とても景色のいい場所をみつけたʕ•ٹ•ʔ

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さらに、ふり返ると遠くアルプスの姿も、、、♪

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しばらくボーッと景色を堪能して、ふらっと歩いていると、とても雰囲気のいいベーカリーがあった(•ө•)♡

先ほどのサラダの反動で、無性に甘いモノが食べたくなった私は、引き寄せられるように中に入って行った♪

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美味しそ〜♪ ٩(♡ε♡ )۶

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嬉々として店内を見ていると、キレイなレジの女性が、「どれにしますか?ゆっくり選んでくださいね〜」っと、声をかけてくれた(*´∀`)

散々悩んだ末に朝ごはん用とおやつに、、、♪
2.81ユーロ

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レジのお姉さんにお礼を言って、宿に向かう途中で、今度は中華料理のお店に出会った(^^)

炭水化物を欲していた私は、迷わず入店(笑)DSCN3360.JPG

たっぷりのビーフンとエビチリをチマっと^_^
4ユーロ

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かなり満足して、お店を出て宿に戻った。

そして夜のおやつと、朝食のキッシュは、期待通りの美味しさだった♪

次の日は、また違う宿に移り、そこにはインターネット無料のパソコンが置いてあった。

フィレンツェを出発してから先、入力はおろか日本語が読み取れるパソコンをみつけることも困難だった。みつけても表示はされるけど入力の設定はされておらす・・・当時のブログの更新も、コメントの返事もできていない状態だった。

まあ、あんまりブログを気にしすぎるのもイマイチだとも思うので、これくらいでいいかなという気もするけれど・・・。でも重要なメールを打つこともできないのも困る。
 
この日は、日本語の入力設定にチャレンジしてみて、時間はかかったけど何とかできるようになった(ばんざ〜い!)

そして
時間がもったいないのでとりあえず近況報告だけ書いてみた。

そして明日の訪問に向けての確認や連絡など、やるべきことをやった後、、、

再びあのベーカリーに足を運び、、、迷った末に

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多分、この旅の中でもここまでスイーツ三昧だったのはこの時くらいではなかったかと思う(^^ゞ

そして、再びあの中華の店にて、、、(笑)

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そして、次の日は、初の学校訪問先である、フレネ学校があるヴァンスへ向かった。

子ども達に会えるのが本当に楽しみだった(≧▽≦)

(つづく)

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2017年05月12日

南フランスの街ニース 〜のんのん芸術と名物を楽しむ?!〜

この街で楽しみにしていたのは、何と言っても青い地中海!到着した日の景色は、何時間見ていても見飽きなかった(*´ω`*)

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次の日も朝から、まずは海岸に行った♪\(^o^)/
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そしてもう一つは、シャガールやマチスの美術館だった。

1日36ユーロ(約6000円・宿・食事・小さな交通費込み)をメドに旅をしている私にとって、観光に使えるお金はごくわずか

・・・とはいえせっかくここにいるんだし、直感的に自分が観たいと思うもの、食べたいと思うもの、経験したいと思うことはトライするようにしていた。

フランスはたいてい、どこの街にも新興地と旧市街があって、言うまでもなく旧市街の方が趣があって、楽しい♪
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ニースでは、旧市街で毎朝のように花市(フリーマーケット)があって、それも観光地特有のどこにでもあるような物ではなくて、いかにも「世界に一つだけ」かも・・・と感じさせる古い名画や骨董品が並んでいた。
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しかし、当たり前だがかなり高価・・・とても手が出ない。

それでも買う人がここには来るのだろう。(空港を通った時、いかにも自家用ジェットという感じの飛行機がずらっと並んでいた)

 ちなみに物価は、イタリアより少し上がったように感じた。何より食費が高い!イタリアのように2〜3ユーロ(約330円〜500円)くらいから気軽にテイクアウトできる店も少ない。宿に関してはイタリアとそう変わらないかな?
 
しかし、とにかくここの名物を食べてみたいと、市で自分の描いた絵を売っていたおじさんに地元の安くていいお店を聞いて、行ってみた。
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確かに、いいお店だった。しかし、注文の仕方を間違った気がする。

ガイドブックにあった、名物「ニース風サラダ」(8.7ユーロ)を頼んだのだが、量が半端じゃない!( ゚д゚)

しかも、かなり大物(太いネギ・アーティチョークなど)がそのままゴロゴロしていた。
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しかし、ここ最近野菜不足を感じていた私は、こうなったらがんばって全部食べてやる〜っと、ウサギさんよろしくムシャムシャと食べはじめたのだけれど・・・おいしいんだけど、やっぱりツライ・・・(*_*)

 
モタモタ食べているところに、ななめ前の席に日本人の男性が座って、上手に注文して、何やら美味しそうなフランス料理を食べ始めた。

・・・しまったなあ・・・(ーー;)

と横目で私はしぶい顔・・・何がきっかけだったか忘れたけど、会話が始まって、私は自分の失敗を説明する羽目になった(;_;

そして、話は美術館のことになり、

彼曰く「マチス美術館は今閉まっている」という!

ちょうど、その後私は、シャガール〜そしてマチスとそれぞれ歩いて30分くらいかかる道を歩くつもりでいたので、これは貴重な情報だった。

危うい危うい・・・^^;

しかし、ムシャムシャと食べながら
「うん!ここの料理は美味しいですね(・∀・)」などと言う(この〜っっ)。

私は、さすがにサラダにギブアップして(ごめんなさい)、「それじゃあ」と名も聞かず、笑顔で別れた^_^

 「シャガール美術館」

ここは私にとっては至福の時間だったかも(≧▽≦)

もともとブルー系が好きなせいもあると思うけれど、どの絵を見てもなんというか、シャガールが伝えたいと思うメッセージが純粋に伝わってきた。

あえて言葉にするならば、「愛」とか「生きる喜び」とかそういったものだと感じた。

そして、やはり「聖書」の物語が描かれているのだけれど、それを超えた何かが、伝わってきた。

数もそんなに多くはないこのこじんまりとした美術館を、じっくりと楽しんだ。
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(つづく)

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2017年05月11日

イタリア・ミラノから、フランス・ニースへの旅 〜のんのん、初めて国境を越える〜

ミラノから南フランスのニースまでは、特急列車のICに乗って、約5時間の旅だった。

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車内は6人がけの個室になっていて、いかにも旅らしい。

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実は私は、陸路で国境を越えるのは初めてだったので、イタリアからフランスへ入る時は、内心ドキドキしていた、、、が、、、

一応国境を越えたのに、パスポートのチェックも何もされず、後の買い物での通貨もユーロのままだから、全く実感がなかった(・_・;)
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料金は、5時間乗って約6100円。基本的にイタリアの鉄道料金は安い。出発前に日本で調べまくって、レイルヨーロッパジャパン

のサイトから4日分のイタリアフレキシーパス(2ヶ月有効)を27000円で購入していった私は、今の所は正直「その必要なかった・・・」という感じ。

もしも南イタリアにも行くのならちょうどよかったかな?
でも、イタリアはじっくり滞在型がおすすめだから、イタリアだけに行くならやっぱりパスは必要ないかも。

ただ、複数の国をまたいで大胆に、気ままに・・・という時なら、どこまで乗っても、どこに行ってもいいというこの格安ヨーロッパ鉄道チケット

は、かなりお得!
*乗車日数が多ければ多いほどお得になるのが、ユーレイルパス♪

さあこの残り1回分ははたして使われることがあるだろうか?(使うとしたらスイス入りの時かな)
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ニースまでの間に、イタリア人の男性が話しかけてきたけれど、向こうはイタリア語、こちらはカタコト英語、言葉の本などで色々努力はしたものの、ほとんど通じないので、お互い無理はしないことにした(笑)

基本的に、イタリアの男性は明るくてフレンドリーだ。でもそれは国民性というか、女性に対してだけではないと思う。

あるバールで、食事をしている時に、一人の男性がシャンソンを口ずさみながら踊りながら入ってきた時には、日本のテレビで見るのと同じだ〜っと笑ってしまった。(もちろん心の中で)それに、やっぱり生真面目でお堅い(でも優しい)タイプの人もいたから、やっぱり一概には言えないと思う。
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そうこうしているうちに、真っ青な地中海!いよいよニースだ。
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宿についてすぐに、まずは海を見に行った。あこがれの地中海!この海の向こうにはアフリカ大陸があるんだなあ・・・っと、なんだか心が開放された気分になる。
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それにしても人と車の多いこと!まさにバカンスという感じだ。
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その日の夕方の空は、いつにも増してさわやかな空だった(^^)
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(つづく)

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2017年05月09日

ミラノでの想い出 〜 ヨーロッパの旅、食事情A 〜

レッジョ・エミリア以外は、ほぼ観光目的だったイタリア最後の街・ミラノ。

次のフランスのフレネ学校への訪問に向けて気持ちの切り替えができた町と言えるかもしれない。

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観光はドウーモだけで、あとはニースに向けての準備の時間となった。

実際、この先は移動や、次の学校との連絡や、旅の手配などに時間をさかれ、イタリアのようにあちこちを見て歩く余裕はなく、本来の目的通りの旅となった。
 
ミラノでも、Tさんとの「3度目の偶然」は起こり(笑)忘れられない楽しい思い出となった。

1人だとひたすら節約に走るのだが、誰かと一緒に食事する時だけは、ちょっとイイものを楽しく♪DSCN3120.JPG
カルボナーラ、11.5ユーロ

そして、フィレンツェでTiiaが、中華料理のお店に連れて行ってくれたように、ミラノではTさんが、インド料理(つまりカレー)のお店を教えてくれた(^^)
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チキンのカレー 9ユーロ

そして、中華料理とインド料理のお店は、この先どこに行っても、ご飯が恋しい時の、旅の友となるのだった(笑)

そして、次の日、フランスのニースに向けてミラノを旅立った。

 イタリアは、本当に本当に大好きな国になった。また絶対に行きたい。

最後に、ミラノ駅で飲んだカプチーノが最高に美味しかった(^^)

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(つづく)
※この当時1ユーロ=163円

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2017年05月07日

憧れの水の都 ベネチアを歩く

ベネチアでは、本当はもう少しゆっくりしたいという気持ちもあったのだが、次の訪問先であるフランスのフレネ学校の訪問日との関係で、その日の夜には、ミラノに着いておきたかった。

それに、やはり想像通り、美しい場所は、物価も(宿代も)高い・(笑)

もったいないとは思ったが、その分、1日で3日分くらいの観光をした^^V
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約半日,雨の中を感激しながら街の中をひたすら歩いて、サン・マルコ寺院へ
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高いところが好きな私は、お決まりの塔にも登り、
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水上バスにも乗り、、、

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駅に戻って、ご飯を食べようとしていると・・・


フィレンツエの美術館で一緒だったTさんに再会!

まさか本当に会えるとは・・・。ベネチアにいることは知っていたけれど、あれほど広い街の大きな駅で・・・

しかも会った所が食べるところというのがおもしろかった(笑)

「旅は道連れ」せっかくの偶然なので、またしても色々語りながら、ミラノに向かった。


(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

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