教育現場レポート

　就職試験を前に、履歴書を提出しにきた子たちと話してると、何もできないことを心配している教師よりも考えてると思います。
　今年は、選択肢が多いので、よく考えて選んでます。
　同じ積水でも、こっちの工場は夜勤があるけど、こっちはないから、夜勤ありの方にしたら+１０万円とか、先生にはここ薦められたけど、ブラックやからこっちにした。
　確かに有名な大きな企業ですが、昔から勤めたことのある人たちから聞いたことあります。
　「先生、今は景気がいいから求人が多いっていうけどいつまで続くと思う？」と聞いてきました。
　確かに勉強はできないかもしれないけど、アンテナをはって、生きる力はあります。
　先生たちは、バブル全盛期がきたと楽観視しています。
　しかし、求人はきたが採用しない会社も多いです。
　いい子がいたら採用しようという会社も多いです。
　これから安定した経済とはいえないと思います。
　１ヶ月後どころか、明日もどうなるかわからない経済です。
　ずっと公務員で安定した守られた立場できた人よりも、バイトをしながら学校に来ている子たちの方が、現実をみているかもしれない。
　大学進学の子も、卒業後はどうかな？と聞くので、それはわからないけど、私もバブル期だったけど、高卒、短大卒の子は、バブル期の就職だったけど、大卒の私はバブル崩壊後だったから、何が起こるかわからない話をしてると、就職が悪いから大学進学にしたのに、就職にした方が良かったかなあ、と話してました。