映民屋

2012年公開「悪の教典」のレビューです。




<作品名>

悪の教典

悪の教典 DVD スタンダード・エディション

<作品紹介HP>

Yahoo!!映画
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%95%99%E5%85%B8/342785

Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%95%99%E5%85%B8

<メインキャスト>（登場名：キャスト）

蓮実 聖司：伊藤英明
片桐 怜花：二階堂ふみ
安原 美彌：水野絵梨奈
夏越 雄一郎：浅香航大
前島 雅彦：林遣都
小野寺 楓子：夏居瑠奈
蓼沼 将大：KENTA

＜原作＞

「悪の教典」貴志祐介

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

以下感想です。

蓮実は学校の英語教師で
引き込まれる笑顔と、その風貌で
生徒からの信頼が厚い人です。

また、学校の中で起きる様々なトラブルも
きっちりと解決してくれるたもしい教師の鏡です。

しかし・・・
蓮実が赴任していた過去の学校では
自殺事件が何件もあり
そしてここ晨光学院高校も不可解な
生徒や先生の自殺が増えていきます。

蓮実の生徒にも
いわゆるモンスターペアレントが存在していて
猫よけのペットボトルに入った水が
灯油を入れ替えられていて
ある日その家が燃えてしまいます。

蓮実の生徒に関連して
様々な不可思議な事件が起こります。

不可思議な事件が数多く起こることで
当然蓮見のことを疑う者が現れます。



表向きの蓮実は模範的な教師でありながら
裏向きの蓮実は狂気的なサイコパスでした。

そのため蓮実の真実を知った者は
次々と消されていくことになります。

しかし、とうとう蓮見にとって消せない証拠が
増えすぎてしまい生徒全員を殺すことにします。
ここからが本当の地獄の始まりでした。


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裏向きの蓮実が表立ったことで
生徒全員の死へのカウントダウンが始まります。

その時、文化祭の準備で徹夜で学校に残っており
蓮実の生徒だけが残っていました。
まるで学校が狩猟場となってしまいます。

表情ひとつ変えずに獲物を狩るその姿は
まさしく冷酷なサイコパスそのものです。
英語で話すその仕草は心臓をつかみます。



私は「悪の教典」原作を読んだことがあるのですが
原作だけでもかなり恐怖を感じる部分が多くあったので
これを映像化したらかなり恐ろしく大反響を呼ぶと
思っていました。



「サイコパス」という言葉は知っていましたが
どれほど恐ろしい人格障害なのかこの映画で
しっかり知ることが出来ました。

Mack the Knife
原作を読んでいてこの曲の歌詞が何度が登場していました。

どんな曲なのか聞きたいと思っていましたが
映画で聞くことが出来ました。
明るい曲調にこの歌詞は
何かおぞましい恐怖を感じますね。



サイコパスの特徴として
ある特定のことに優れているということがあるようです。

蓮実も学校の教師となる前は
外国で金融関係の仕事に就いて
かなり大儲けをしていたことがありました。

しかしサイコパスとしての殺しがばれてしまい
永久追放されてしまって学校の教師となりました。
↑少しうる覚えです；；

常人では考えられない判断で
自分が不利な状況になると平気で人を殺してしまうところは
社会の中にサイコパスが存在するという事実があって
本当に恐ろしいことだと思いました。

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