2018年02月15日
「素敵な照明」と「イタリア人の照明に関する考え方」
みなさん、こんにちは!
イタリアのフィレンツェでは
まだまだ肌寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?
今日はこんな素敵な照明ランプのご紹介です。
実はこれ、中心街の郵便局の建物内の照明なんです。
日本でもイタリアでも郵便局というと大概は
もっとシンプルで飾り気のない雰囲気であると思いますが、
この郵便局はフィレンツェの中でもとても立派な歴史的建造物の一つで
あり、内装もとてもエレガントです。
よく見ると天井や壁に施された装飾もとても手が凝っている物ばかりです。
この照明はデザイン的にアンティークではなく
比較的新しいものだとは思いますが、
「立派な歴史的建造物の中にもしっくりくるお洒落なデザインだなあ」
と思い、私の好みだったので写真を撮ってみました。
イタリア人の照明に関する考え方
ここで、少しだけ照明に関してのイタリアでの考え方を紹介します。
もちろん、全てのイタリアで同じ考え方があるのではなく、
ここでは私の住むフィレンツェを中心とした地方で見てきたことを書き
ますので、地方によってはまた違うかもしれません。あしからず。
日本ではとてもポピュラーで電気代も安く済む蛍光灯は
イタリアの一般家庭ではほとんど使われません。
なぜかと言いますと、蛍光灯を使う場所というと
「まるで工場とか作業場のような場所である」、という考えが根強く、
くつろぐ空間とは異なってしまい、
「家の雰囲気を台無しにしてしまうのでよろしくない」、
「ムードがない」という考えがあるようです。
なので、真っ白の蛍光灯ではなく、
イタリアの家庭では黄色味を帯びた温かさ感があるランプを
好んで使っていることが多いです。
当て方も間接的な照明が多いので、もし夜分に本を読む、字を書くなどの
小さいものを見る・する作業をする場合は
いわゆる勉強机に付けるようなデスクライトのような
部分的に明るく照らしてくれる部分照明をつける位で、
大体それ以外は電気をつけたとしても、ちょっと薄暗い位の照明が
通常です。
簡単に言うと、家では電気をつけた時に
「ろうそくの炎をもう少し強くした位」の心をほっとさせるような
ほんのりと柔らかいムーディーな灯りが多く、
また間接照明が好んで使われている、そんなかんじでしょうか?
ゴテゴテに飾られたシャンデリアなどではなく、
イタリアの家庭で好まれるシンプルで温かみのある照明の代表例がこちら。
イタリアの若い世代は伝統的なものではなくモダンなスタイルを好む
傾向が強くその中でも特にKartellは憧れの対象です。
Kartellの家具は軽い素材で便利で機能的かつおしゃれなのが人気です。
それとイタリアでは(日本や他の近隣諸国に比べ)電気代が昔から高い、
だから夜に灯りをバンバンつけたら電気代がかさんでしまうから、
というのもうっすらとした照明をつける習慣の理由の一つかもしれません。
でも、じゃあ電気代が高いなら、蛍光灯を使えばいいんじゃ?
と、日本人の方は普通は思うかもしれませんが
多くのイタリア人はそういう風には思わずに、
ムードのある方を優先するようです。
私自身もイタリアに来たばかりの最初の頃は、
こんな薄暗い灯りじゃ目が悪くなる〜、という風に思っていましたが
今では夜になると好んで間接照明をつけるようになりました。
ちなみに、間接照明をつける瞬間はやはり、
「これからゆっくりくつろげる。」という気持ちで
なぜかうれしくなる瞬間なのです。
もしかしたら、
はっきりくっきりと見える灯りは神経や精神を研ぎ澄まさせ、
(これから働かないといけないと思わせるような信号が脳に来るのでしょうか?)
それに反して、
ゆらりとした灯りは神経や精神を休ませてくれる、というような
(そろそろ休んでいいよ〜、というような合図とかが脳に送られるのかな?)
照明が人間の心や脳に与える効果があるのかもしれませんね。
いかがでしたか?
今回の記事を書くにあたって私にとって意外な発見がありました。
素敵なランプの写真をブログネタとしてアップしようと
写真を撮ったつもりが、イタリア人の照明に関する考え方や、
照明が人間や人間の脳に対してどんな影響を与えるのかを
考えるきっかけになりました。
読んでくれる人がいると思う緊張感から
必然的に記事を一つ一つ真剣に書くようになるんだと思います。
そして、文章に表すことにより、
当初は全く考えていなかったアイデアや気づきがあるので
ブログを書くことは自分自身でも色んな収穫があるのです。
皆さんに感謝です。m(_ _ )m
最後まで、そしていつも、
フィレンツェの天翔船ブログを読んで下さりありがとうございます。
それではまた(o´・ω・`o)ノシ
フィレンツェの天翔船より
イタリアのフィレンツェでは
まだまだ肌寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?
今日はこんな素敵な照明ランプのご紹介です。
実はこれ、中心街の郵便局の建物内の照明なんです。
日本でもイタリアでも郵便局というと大概は
もっとシンプルで飾り気のない雰囲気であると思いますが、
この郵便局はフィレンツェの中でもとても立派な歴史的建造物の一つで
あり、内装もとてもエレガントです。
よく見ると天井や壁に施された装飾もとても手が凝っている物ばかりです。
この照明はデザイン的にアンティークではなく
比較的新しいものだとは思いますが、
「立派な歴史的建造物の中にもしっくりくるお洒落なデザインだなあ」
と思い、私の好みだったので写真を撮ってみました。
イタリア人の照明に関する考え方
ここで、少しだけ照明に関してのイタリアでの考え方を紹介します。
もちろん、全てのイタリアで同じ考え方があるのではなく、
ここでは私の住むフィレンツェを中心とした地方で見てきたことを書き
ますので、地方によってはまた違うかもしれません。あしからず。
日本ではとてもポピュラーで電気代も安く済む蛍光灯は
イタリアの一般家庭ではほとんど使われません。
なぜかと言いますと、蛍光灯を使う場所というと
「まるで工場とか作業場のような場所である」、という考えが根強く、
くつろぐ空間とは異なってしまい、
「家の雰囲気を台無しにしてしまうのでよろしくない」、
「ムードがない」という考えがあるようです。
なので、真っ白の蛍光灯ではなく、
イタリアの家庭では黄色味を帯びた温かさ感があるランプを
好んで使っていることが多いです。
当て方も間接的な照明が多いので、もし夜分に本を読む、字を書くなどの
小さいものを見る・する作業をする場合は
いわゆる勉強机に付けるようなデスクライトのような
部分的に明るく照らしてくれる部分照明をつける位で、
大体それ以外は電気をつけたとしても、ちょっと薄暗い位の照明が
通常です。
簡単に言うと、家では電気をつけた時に
「ろうそくの炎をもう少し強くした位」の心をほっとさせるような
ほんのりと柔らかいムーディーな灯りが多く、
また間接照明が好んで使われている、そんなかんじでしょうか?
ゴテゴテに飾られたシャンデリアなどではなく、
イタリアの家庭で好まれるシンプルで温かみのある照明の代表例がこちら。
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イタリアの若い世代は伝統的なものではなくモダンなスタイルを好む
傾向が強くその中でも特にKartellは憧れの対象です。
Kartellの家具は軽い素材で便利で機能的かつおしゃれなのが人気です。
それとイタリアでは(日本や他の近隣諸国に比べ)電気代が昔から高い、
だから夜に灯りをバンバンつけたら電気代がかさんでしまうから、
というのもうっすらとした照明をつける習慣の理由の一つかもしれません。
でも、じゃあ電気代が高いなら、蛍光灯を使えばいいんじゃ?
と、日本人の方は普通は思うかもしれませんが
多くのイタリア人はそういう風には思わずに、
ムードのある方を優先するようです。
私自身もイタリアに来たばかりの最初の頃は、
こんな薄暗い灯りじゃ目が悪くなる〜、という風に思っていましたが
今では夜になると好んで間接照明をつけるようになりました。
ちなみに、間接照明をつける瞬間はやはり、
「これからゆっくりくつろげる。」という気持ちで
なぜかうれしくなる瞬間なのです。
もしかしたら、
はっきりくっきりと見える灯りは神経や精神を研ぎ澄まさせ、
(これから働かないといけないと思わせるような信号が脳に来るのでしょうか?)
それに反して、
ゆらりとした灯りは神経や精神を休ませてくれる、というような
(そろそろ休んでいいよ〜、というような合図とかが脳に送られるのかな?)
照明が人間の心や脳に与える効果があるのかもしれませんね。
いかがでしたか?
今回の記事を書くにあたって私にとって意外な発見がありました。
素敵なランプの写真をブログネタとしてアップしようと
写真を撮ったつもりが、イタリア人の照明に関する考え方や、
照明が人間や人間の脳に対してどんな影響を与えるのかを
考えるきっかけになりました。
読んでくれる人がいると思う緊張感から
必然的に記事を一つ一つ真剣に書くようになるんだと思います。
そして、文章に表すことにより、
当初は全く考えていなかったアイデアや気づきがあるので
ブログを書くことは自分自身でも色んな収穫があるのです。
皆さんに感謝です。m(_ _ )m
最後まで、そしていつも、
フィレンツェの天翔船ブログを読んで下さりありがとうございます。
それではまた(o´・ω・`o)ノシ
フィレンツェの天翔船より
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