2023年02月03日
イタリアの暖房とエネルギー問題〜コタツをイタリアで広めたい!
みなさん、こんにちは。
イタリアでは寒い日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
こんな日には私には日本のこたつが非常に恋しく感じますが、今この記事を読んでくださっているあなたはこたつの中でまるで天国のような時間を過ごしているのでしょうか?だとしたら、私はあなたを非常にうらやましく思います。
私がこたつの中でみかんやおやつ、お餅を食べた記憶は、おそらく20年近く前の話でかなり昔の事です。
今なら、毎冬、こんな天国のようなシチュエーションが各家庭であって当たり前の日本ってホント素晴らしいな、と思います。
しかも、エアコン使用に比べて電気代もかなり安いので、理想ですよね。
特に今は世界的なエネルギー問題があるので、もしイタリアにも日本のこたつのような習慣があったら、日本の関東とそんなに変わらない気候の中央イタリアまでならば寒い冬を乗り越えるのもそんなに難しくないのではないかと思うのです。(*ただし、中央イタリアでも、山岳地帯など、標高が高い地域では冬季はかなり寒い日が続くので、こたつだけでは厳しいと思います。)
基本的に石油ストーブを使うのはまず、イタリアの場合は集合住宅が多いからか、火災の恐れや二酸化炭素中毒になる危険という強い認識があるようです。こたつもありません。
何が一番主流かというと、リスカルダメント(Riscaldamento)という
家全体に張り巡らされていいるパイプや窓際にある金属の設備にお湯が回り、家を全体的にを温めるというシステムでそれには大概ガスが使われるので、毎冬にはガス代請求が何百ユーロも来るのが通常です。
なので、うっかりしていると平均給料の月給の半分近い請求が来ることも結構あるので、冬の暖房費が原因で言い争いになることもあるほどです。私も20年近く前ですが、2か月で700ユーロの請求が来て、びっくりしたことがあります。
でも、その時は実際はきちんと時間を限定して利用していて、そんなに贅沢には使っていなかったと思うのですが、当時住んでいた家はフィレンツェの中心街の古い建物で、一室ごとが非常に広く、天井も4メートル以上でかなり高く、(日本の薄い壁や、今現在のイタリアでよくある最近の建物の薄い壁とは全く比べ物にならないような)壁が非常に厚いアパートに住んでいたので、恐らくあの家のリスカルダメントをいったんつけるとかなりの火力で家を暖め、恐らくそうでないといつまでも家は暖かくならない、それで、たいして使っていなくてもすごい金額の請求が来たのかもしれません。
当時高い請求料金に怒りながら思ったことは、 ( ゚Д゚)
「イタリアは、家全体を温めるリスカルダメントを使うのが当たり前だけども、日本人の私からするとそれは贅沢すぎるんじゃないか?と思う。ストーブなどで長時間いる予定の一部の部屋を暖めるだけのほうがいいじゃないかな?大体、一般の収入に比べて、冬の暖房費がかかりすぎが当たり前なのがおかしいでしょ。
だって、今まで、日本では冬にこんなにひどい請求が来るって聞いたことないよ。確かにエアコンは電気代食うって聞いてたけどイタリアに来るまで、こんな料金請求は聞いたことないわ。
(*とはいえ、日本でも北海道などの寒い地方へ行くと、毎冬の暖房代はかなりかかるそうですね。凍死する危険になるよりも、高い暖房代を払うほうがましだという事のようです。)
日本のこたつは部分的だし、布団をかぶせるて保温効果を利用してる分、電気代かからないのだろう。いいアイデア!
それに冬なんだから、日本のような半纏のような暖い上着を羽織るなどして、衣類工夫して寒さをしのぐこともあっていいと思う。大体冬はね、寒いのが当たり前なの!」という事でした。
まあ、これは、もしかしたら、ここ20年くらい日本も変わってきてると思うので、事情は変わってきてるかもしれません。床暖房ってのも最近はよく聞きますから、それについてはどれ位エネルギー代がかかるのかとか、また最近の事情はわからないので、一概には言えませんが、イタリアと日本ならば日本は暖房費の出費を国全体で見るとかなり少ないと思います。
ちなみに、イタリア人の知人が言うには、「昔ガスは本当に安かった・・・。なのに、段々値段が上がってきて、そして、こんなに毎年大きな負担が当たり前に・・・。」という事でした。
画像は過去記事 Bチェレート・グイディ より チェレート・グイディのメディチ家の別荘の暖炉
*イタリアでは現役で暖炉を使ってる邸宅もありますが、近代の住宅事情のせいで減少傾向にあります。
で、私が知ってる限り、少なくとも数十年前から冬の暖房費が高すぎるというのが普通なイタリアですが、それに加えて去年からの深刻なエネルギー問題が起きたわけですから少し違う方面でも解決策を立てていくべきだろうと思うのです。
現イタリア政府には外交努力で新しいエネルギー補給源を確保してもらったり、または停めている原発を再稼働させるなどの審議をするなどをしてもらいつつ
日本人の個人としては解決策の一つとして是非推進できたらと思ってるのが日本のコタツなんですよね。ただ、イタリアの家の中では土足という大きな壁があるので、実際の普及は難しいとは思うのですが、もし、大きい家に住んでいる人ならば、土足厳禁スペースを居間に自発的に作って、こたつを設置するのは決して難しくないと思います。(まあ、でもイタリアも家がどんどん小さくなってきてるので、これもまた違う大きな壁でしょうか・・・)
( ゚Д゚)
で、あともう一つの壁はイタリアにはコタツが普通売ってない事ですね。
とはいえ、機械の部分だけを買って、日本から郵送させる方法もできるようですし、今はネットの時代なのでイタリアのAmazonでも売っているのでこれに関してはそんなに難しい問題ではないかと思います。ただ、日本又はアジアからくるのか1か月ほど輸送にかかるみたいですね。
まあでも、いつかコタツブームが起こって、ヨーロッパでもコタツを普通に購入できるような環境になるといいなと思っています。
イタリアにも省エネの日本のコタツを普及させたい〜!
私もコタツが欲しい〜!
これが私の最近の夢です。
(#^.^#)
それではまた!
フィレンツェの天翔船より
イタリアでは寒い日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
こんな日には私には日本のこたつが非常に恋しく感じますが、今この記事を読んでくださっているあなたはこたつの中でまるで天国のような時間を過ごしているのでしょうか?だとしたら、私はあなたを非常にうらやましく思います。
私がこたつの中でみかんやおやつ、お餅を食べた記憶は、おそらく20年近く前の話でかなり昔の事です。
今なら、毎冬、こんな天国のようなシチュエーションが各家庭であって当たり前の日本ってホント素晴らしいな、と思います。
しかも、エアコン使用に比べて電気代もかなり安いので、理想ですよね。
特に今は世界的なエネルギー問題があるので、もしイタリアにも日本のこたつのような習慣があったら、日本の関東とそんなに変わらない気候の中央イタリアまでならば寒い冬を乗り越えるのもそんなに難しくないのではないかと思うのです。(*ただし、中央イタリアでも、山岳地帯など、標高が高い地域では冬季はかなり寒い日が続くので、こたつだけでは厳しいと思います。)
基本的に石油ストーブを使うのはまず、イタリアの場合は集合住宅が多いからか、火災の恐れや二酸化炭素中毒になる危険という強い認識があるようです。こたつもありません。
何が一番主流かというと、リスカルダメント(Riscaldamento)という
家全体に張り巡らされていいるパイプや窓際にある金属の設備にお湯が回り、家を全体的にを温めるというシステムでそれには大概ガスが使われるので、毎冬にはガス代請求が何百ユーロも来るのが通常です。
なので、うっかりしていると平均給料の月給の半分近い請求が来ることも結構あるので、冬の暖房費が原因で言い争いになることもあるほどです。私も20年近く前ですが、2か月で700ユーロの請求が来て、びっくりしたことがあります。
でも、その時は実際はきちんと時間を限定して利用していて、そんなに贅沢には使っていなかったと思うのですが、当時住んでいた家はフィレンツェの中心街の古い建物で、一室ごとが非常に広く、天井も4メートル以上でかなり高く、(日本の薄い壁や、今現在のイタリアでよくある最近の建物の薄い壁とは全く比べ物にならないような)壁が非常に厚いアパートに住んでいたので、恐らくあの家のリスカルダメントをいったんつけるとかなりの火力で家を暖め、恐らくそうでないといつまでも家は暖かくならない、それで、たいして使っていなくてもすごい金額の請求が来たのかもしれません。
当時高い請求料金に怒りながら思ったことは、 ( ゚Д゚)
「イタリアは、家全体を温めるリスカルダメントを使うのが当たり前だけども、日本人の私からするとそれは贅沢すぎるんじゃないか?と思う。ストーブなどで長時間いる予定の一部の部屋を暖めるだけのほうがいいじゃないかな?大体、一般の収入に比べて、冬の暖房費がかかりすぎが当たり前なのがおかしいでしょ。
だって、今まで、日本では冬にこんなにひどい請求が来るって聞いたことないよ。確かにエアコンは電気代食うって聞いてたけどイタリアに来るまで、こんな料金請求は聞いたことないわ。
(*とはいえ、日本でも北海道などの寒い地方へ行くと、毎冬の暖房代はかなりかかるそうですね。凍死する危険になるよりも、高い暖房代を払うほうがましだという事のようです。)
日本のこたつは部分的だし、布団をかぶせるて保温効果を利用してる分、電気代かからないのだろう。いいアイデア!
それに冬なんだから、日本のような半纏のような暖い上着を羽織るなどして、衣類工夫して寒さをしのぐこともあっていいと思う。大体冬はね、寒いのが当たり前なの!」という事でした。
まあ、これは、もしかしたら、ここ20年くらい日本も変わってきてると思うので、事情は変わってきてるかもしれません。床暖房ってのも最近はよく聞きますから、それについてはどれ位エネルギー代がかかるのかとか、また最近の事情はわからないので、一概には言えませんが、イタリアと日本ならば日本は暖房費の出費を国全体で見るとかなり少ないと思います。
ちなみに、イタリア人の知人が言うには、「昔ガスは本当に安かった・・・。なのに、段々値段が上がってきて、そして、こんなに毎年大きな負担が当たり前に・・・。」という事でした。
画像は過去記事 Bチェレート・グイディ より チェレート・グイディのメディチ家の別荘の暖炉
*イタリアでは現役で暖炉を使ってる邸宅もありますが、近代の住宅事情のせいで減少傾向にあります。
で、私が知ってる限り、少なくとも数十年前から冬の暖房費が高すぎるというのが普通なイタリアですが、それに加えて去年からの深刻なエネルギー問題が起きたわけですから少し違う方面でも解決策を立てていくべきだろうと思うのです。
現イタリア政府には外交努力で新しいエネルギー補給源を確保してもらったり、または停めている原発を再稼働させるなどの審議をするなどをしてもらいつつ
日本人の個人としては解決策の一つとして是非推進できたらと思ってるのが日本のコタツなんですよね。ただ、イタリアの家の中では土足という大きな壁があるので、実際の普及は難しいとは思うのですが、もし、大きい家に住んでいる人ならば、土足厳禁スペースを居間に自発的に作って、こたつを設置するのは決して難しくないと思います。(まあ、でもイタリアも家がどんどん小さくなってきてるので、これもまた違う大きな壁でしょうか・・・)
( ゚Д゚)
で、あともう一つの壁はイタリアにはコタツが普通売ってない事ですね。
とはいえ、機械の部分だけを買って、日本から郵送させる方法もできるようですし、今はネットの時代なのでイタリアのAmazonでも売っているのでこれに関してはそんなに難しい問題ではないかと思います。ただ、日本又はアジアからくるのか1か月ほど輸送にかかるみたいですね。
まあでも、いつかコタツブームが起こって、ヨーロッパでもコタツを普通に購入できるような環境になるといいなと思っています。
イタリアにも省エネの日本のコタツを普及させたい〜!
私もコタツが欲しい〜!
これが私の最近の夢です。
(#^.^#)
それではまた!
フィレンツェの天翔船より
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