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2020年11月02日

柴田翔の「鳥の影」で執筆脳を考える3

3 データベースの作成・分析

 データベースの作成法について説明する。エクセルのデータについては、列の前半(文法1から意味5)が構文や意味の解析データ、後半(医学情報から人工知能)が理系に寄せる生成のデータである。一応、L(受容と共生)を反映している。データベースの数字は、登場人物を動かしながら考えている。
 こうしたデータベースを作る場合、共生のカラムの設定が難しい。受容は、それぞれの言語ごとに構文と意味を解析し、何かの組を作ればよい。しかし、共生は、作家の知的財産に基づいた脳の活動が問題になるため、作家ごとにカラムが変わる。

【データベースの作成】

表1 「鳥の影」のデータベースのカラム

文法1 名詞の格 柴田翔の助詞の使い方を考える。
文法2 態 能動、受動、使役。
文法3 時制、相 現在、過去、未来、進行形、完了形。
文法4 様相 可能、推量、義務、必然。
意味1 五感 視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
意味2 喜怒哀楽 情動との接点。瞬時の思い。
意味3 思考の流れ 兆候ありなし 。
意味4 振舞い ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
医学情報 病跡学 受容と共生の共有点。購読脳「見掛けの平和と不吉の兆し」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。   
情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルやグループ化または条件反射。
情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。その際、未知の情報についてはカテゴリー化する。学習につながるため。記憶の型として、短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述)を考える。
情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
人工知能 兆候と行き詰まり 兆候とは、何かが起こる前触れ、兆し。 行き詰まりとは、行き止まりとなり、物事が進行せず、苛立つ。 

花村嘉英(2020)「柴田翔の『鳥の影』の執筆脳について」より

柴田翔の「鳥の影」で執筆脳を考える2

2 「鳥の影」のLのストーリー

 柴田翔(1935−)は、小説の中で答えが見えない袋小路となる状況を好んで描く。「鳥の影」では、安全できちんと作られた日常の世界があやふやで紛い物にすぎないというテーマを設定している。そのため登場人物として働き盛りの人間を好み、大企業の課長代理の則雄が主人公になる。 
 「鳥の影」は、日常生活が病気や異常と重なることを主人公の自殺で説明する。加賀(1978)は、正気から狂気へ移行するプロセスを病的行動の原因となるコンプレックスが脅かし、その先には袋小路が待ち受けると説く。則雄が祖父の葬式に参加し、同窓の英語教師山本と酒を飲む。帰路につくはずが梯子酒になり、亡くなった潮田じいさんの義妹の信江が営む店に行く。明日も会社で会議がある則雄は、しばらくして店を出るが、財布を忘れて信江が届けに来る。そして次の瞬間、信江の方へ一歩踏み出してしまう。
 救いのない闇が立ち込めているため、確かに救済も必要である。翌朝、タクシーで社の横に乗りつけた。しかし、もう完全に無縁のものになっていた。解決策となる難易度の調節ができていない。その夜も昨晩の女を探す。探しても同じ場所には辿り着けず、代わりに質屋の飾り窓を覗く少女に出会う。うまくいかなければ、それを受け入れて落ち着くことも大切であろう。
 その夜、三十後半の男が小さな包みを抱えた少女を連込み宿泊しに来たと警察に連絡がある。警察に連行された男は、調べに対し住所氏名勤務先を述べ自白した。自殺の相談もなく取調室の窓をあけると晩秋の空間に身を躍らせた。
 「鳥の影」の購読脳は、「見掛けの平和と不吉の兆し」にする。現代について深く考え自分の問題を見出しながら、それを過去や未来の中に定着させようと試みる開高健の「裸の王様」でも現実と異常が重なっている。しかし、開高健は、太郎のアスペルガーを回復させる一方、柴田翔は、幼少の子供裕太と妻の宏子に則雄の自殺という負の遺産を残す。正気から狂気へ移る過程には袋小路が待ち構えているため、執筆脳は、「兆候と行き詰まり」にする。「鳥の影」のシナジーのメタファーは、「柴田翔と袋小路」である。

花村嘉英(2020)「柴田翔の『鳥の影』の執筆脳について」より

柴田翔の「鳥の影」で執筆脳を考える1

1 先行研究

 文学分析は、通常、読者による購読脳が問題になる。一方、シナジーのメタファーは、作家の執筆脳を研究するためのマクロに通じる分析方法である。基本のパターンは、まず縦が購読脳で横が執筆脳になるLのイメージを作り、次に、各場面をLに読みながらデータベースを作成し、全体を組の集合体にする。そして最後に、双方の脳の活動をマージするために、脳内の信号のパスを探す、若しくは、脳のエリアの機能を探す。これがミクロとマクロの中間にあるメゾのデータとなり、狭義の意味でシナジーのメタファーが作られる。この段階では、副専攻を増やすことが重要である。 
 執筆脳は、作者が自身で書いているという事実及び作者がメインで伝えようと思っていることに対する定番の読み及びそれに対する共生の読みと定義する。そのため、この小論では、トーマス・マン(1875−1955)、魯迅(1881−1936)、森鴎外(1862−1922)に関する私の著作を先行研究にする。また、これらの著作の中では、それぞれの作家の執筆脳として文体を取り上げ、とりわけ問題解決の場面を分析の対象にしている。さらに、マクロの分析について地球規模とフォーマットのシフトを意識してナディン・ゴーディマ(1923−2014)を加えると、“The Late Bourgeois World”執筆時の脳の活動が意欲と組になることを先行研究に入れておく。 
 筆者の持ち場が言語学のため、購読脳の分析の際に、何かしらの言語分析を試みている。例えば、トーマス・マンには構文分析があり、魯迅にはことばの比較がある。そのため、全集の分析に拘る文学の研究者とは、分析のストーリーに違いがある。文学の研究者であれば、全集の中から一つだけシナジーのメタファーのために作品を選び、その理由を述べればよい。なおLのストーリーについては、人文と理系が交差するため、機械翻訳などで文体の違いを調節するトレーニングが推奨される。
 なお、メゾのデータを束ねて何やら予測が立てば、言語分析や翻訳そして資格に基づくミクロと医学も含めたリスクや観察の社会論からなるマクロとを合わせて、広義の意味でシナジーのメタファーが作られる。

花村嘉英(2020)「柴田翔の『鳥の影』の執筆脳について」より

2020年09月21日

田山花袋の「蒲団」で執筆脳を考える8

4 まとめ

 田山花袋の執筆時の脳の活動を調べるために、まず受容と共生からなるLのストーリーを文献により組み立てた。次に、「蒲団」のLのストーリーをデータベース化し、最後に特定したところを実験で確認した。そのため、テキスト共生によるシナジーのメタファーについては、一応の研究成果が得られている。
 この種の実験をおよそ100人の作家で試みている。その際、日本人と外国人60人対40人、男女比4対1、ノーベル賞作家30人を目安に対照言語が独日であることから非英語の比較を意識してできるだけ日本語以外で英語が突出しないように心掛けている。 

参考文献

日本成人病予防協会 健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト3 ヘルスケア出版 2014
田山花袋 蒲団(解説 福田恆存) 新潮文庫 2010 
花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風社 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 2018
花村嘉英 シナジーのメタファーの作り方−トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖 中国日語教学研究会上海分会論文集 2018  
花村嘉英 川端康成の「雪国」に見る執筆脳について-「無と創造」から「目的達成型の認知発達」へ 中国日語教学研究会上海分会論文集 2019
花村嘉英 社会学の観点からマクロの文学を考察する−危機管理者としての作家について 中国日語教学研究会上海分会論文集 2020
李光泽主編 日本文学史 大連理工大学出版社 2012

花村嘉英(2020)「田山花袋の『蒲団』の執筆脳について」より

田山花袋の「蒲団」で執筆脳を考える7

表3 情報の認知

A 表2と同じ。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 1
B 表2と同じ。情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2
C 表2と同じ。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2
D 表2と同じ。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2
E 表2と同じ。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 1

A:情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3は@計画から問題解決へである。
B:情報の認知1はAグループ化、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。
C:情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。
D:情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。  
E:情報の認知1はBその他の条件、情報の認知2はA新情報、情報の認知3は@計画から問題解決へである。

結果
 
 田山花袋は、この場面で評判のよい時雄も人から笑われるところがあることを指摘する。そのため、ここでの購読脳「一元性と人生の発見」は、田山花袋の執筆脳「情報公開と照合」と相互に作用する。  

花村嘉英(2020)「田山花袋の『蒲団』の執筆脳について」より

田山花袋の「蒲団」で執筆脳を考える6

【連想分析2】

情報の認知1(感覚情報)  
 感覚器官からの情報に注目することから、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。このプロセルのカラムの特徴は、@ベースとプロファイル、Aグループ化、Bその他の条件である。
 
情報の認知2(記憶と学習)  
 外部からの情報を既存の知識構造へ組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。未知の情報は、またカテゴリー化される。このプロセスは、経験を通した学習になる。このプロセルのカラムの特徴は、@旧情報、A新情報である。

情報の認知3(計画、問題解決、推論)  
 受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でない場合は、推論が必要になる。このプロセルのカラムの特徴は、@計画から問題解決へ、A問題未解決から推論へである。

花村嘉英(2020)「田山花袋の『蒲団』の執筆脳について」より

田山花袋の「蒲団」で執筆脳を考える5

分析例

1 時雄が神社の境内の珊瑚樹の根元に倒れ悶え苦しむ場面。
2 「蒲団」るため、意味3の思考の流れ、照合に注目する。
3 意味1@視覚A聴覚B味覚C嗅覚D触覚 、意味2 @喜A怒B哀C楽、意味3 照合@ありAなし、意味4振舞い @直示A隠喩B記事なし
4 人工知能 @公開、A照合   
 
テキスト共生の公式  

ステップ1:意味1、2、3、4を合わせて解析の組「一元性と人生の発見」を作る。
ステップ2:正しい意識が成長を齎し、皆が幸せになることから「情報公開と照合」という組を作り、解析の組と合わせる。    

A:@視覚+A怒+A照合なし+@直示という解析の組を、@公開と合わせて組にする。  
B:@視覚+B哀+@照合あり+B記事なしという解析の組を、@公開と合わせて組にする。
C:D触覚+B哀+@正念あり+@直示という解析の組を、A照合と合わせて組にする。 
D:@視覚+B哀+@正念あり+@直示という解析の組を、A照合と合わせて組にする。  
E:@視覚+B哀+@正念あり+@直示という解析の組を、A照合と合わせて組にする。  

結果  表2については、テキスト共生の公式が適用される。

花村嘉英(2020)「田山花袋の『蒲団』の執筆脳について」より

田山花袋の「蒲団」で執筆脳を考える4

【連想分析1】
表2 受容と共生のイメージ合わせ

時雄が神社の境内で悶え苦しむ

A 時雄はこの夏の夜景を朧に眼には見ながら、電信柱に突当って倒れそうにしたり、浅い溝に落ちて膝頭をついたり、職工体の男に、「酔漢奴いめ!しっかり歩け!」と罵られたりした。急に自ら思いついたらしく、坂の上から右に折れて、市ヶ谷八幡の境内へと入った。
意味1 1、意味2 2、意味3 2、意味4 1、公開照合 1

B 境内には人の影もなく寂寞りとしていた。大きい古い欅の樹と松の樹とが蔽い冠さって、左の隅に珊瑚樹の大きいのが繁っていた。処々の常夜燈はそろそろ光を放ち始めた。
意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 3、公開照合 1

C 時雄はいかにしても苦しいので、突如その珊瑚樹の蔭に身を躱して、その根本の地上に身を横たえた。興奮した心の状態、奔放な情と悲哀の快感とは、極端までその力を発展して、一方痛切に嫉妬の念に駆られながら、一方冷淡に自己の状態を客観した。 意味1 5、意味2 3、意味3 1、意味4 1、公開照合 2

D 初めて恋するような熱烈な情は無論なかった。盲目にその運命に従うと謂うよりは、寧ろ冷やかにその運命を批判した。熱い主観の情と冷めたい客観の批判とが絡り合せた糸のように固く結び着けられて、一種異様の心の状態を呈した。意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1、公開照合 2

E 悲しい、実に痛切に悲しい。この悲哀は華やかな青春の悲哀でもなく、単に男女の恋の上の悲哀でもなく、人生の最奥に秘んでいるある大きな悲哀だ。行く水の流、咲く花の凋落、この自然の底に蟠かまれる抵抗すべからざる力に触れては、人間ほど儚い情ないものはない。汪然として涙は時雄の鬚面を伝った。
意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1、公開照合 2

花村嘉英(2020)「田山花袋の『蒲団』の執筆脳について」より

田山花袋の「蒲団」で執筆脳を考える3

3 データベースの作成・分析

 データベースの作成法について説明する。エクセルのデータについては、列の前半(文法1から意味5)が構文や意味の解析データ、後半(医学情報から人工知能)が理系に寄せる生成のデータである。一応、L(受容と共生)を反映している。データベースの数字は、登場人物を動かしながら考えている。
 こうしたデータベースを作る場合、共生のカラムの設定が難しい。受容は、それぞれの言語ごとに構文と意味を解析し、何かの組を作ればよい。しかし、共生は、作家の知的財産に基づいた脳の活動が問題になるため、作家ごとにカラムが変わる。

【データベースの作成】

表1 「蒲団」のデータベースのカラム

文法1 名詞の格 田山花袋の助詞の使い方を考える。
文法2 態 能動、受動、使役。
文法3 時制、相 現在、過去、未来、進行形、完了形。
文法4 様相 可能、推量、義務、必然。
意味1 五感 視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。 
意味2 喜怒哀楽 情動との接点。瞬時の思い。
意味3 思考の流れ 照合ありなし。
意味4 振舞い ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
医学情報 病跡学 受容と共生の共有点。購読脳「一元性と人生の発見」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。
情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルやグループ化または条件反射。
情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。その際、未知の情報についてはカテゴリー化する。学習につながるため。記憶の型として、短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述)を考える。
情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
人工知能 情報公開と照合 エキスパート システム 情報公開は、公の機関が自ら記録を開示することであり、そこから作者が私的情報を開示することにし、照合は、照らし合わせ確かめるである。

花村嘉英(2020)「田山花袋の『蒲団』の執筆脳について」より

田山花袋の「蒲団」で執筆脳を考える2

2 Lの分析  

 田山花袋(1871−1930)は、島崎藤村(1878−1923)と並ぶ日本の自然主義文学のリーダーであるとともに、写実主義の尾崎紅葉(1867−1903)が設立した硯友社にも近かった。主観を加えず、客観も強くなく、平面描写論によりありのままを描いた。「蒲団」(1907)の中では、正しい信頼に値すると評されていても、一方で、酒を飲み便所に寝転がり、女の残した夜具に顔を埋めることもある人物を描いた。 
 福田(2011)によると、花袋は、こうした人生の発見を読みあさった外国文学の中に見出せることを希望した。こうした好奇心は、外に向かっていた感受性の強い明治の青年が持つ新鮮みをもたらし、徹底した告白が読者に衝撃を与え、自然主義運動の方向性を決めた。
 そこで「蒲団」の購読脳を「一元性と人生の発見」にし、執筆脳を「情報公開と照合」にする。さらに、双方の脳の活動をマージした場合のシナジーのメタファーは、「田山花袋と現実性」にする。

花村嘉英(2020)「田山花袋の『蒲団』の執筆脳について」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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